遥かなる地の記憶 -10ページ目

モロッコ彫刻の細緻 ベン・ユーセフ・マドラサ 





ン・ユーセフ・マドラサ。 

コーランの教えを学ぶ、神学校。






遥かなる地の記憶






1階のパティオ(中庭)の壁面を埋め尽くしていたのは、


神を讃えるアラビア語と、

シンプルな紋様で独特の世界を描くタイル、





遥かなる地の記憶






そして、気が遠くなるほど精緻で、美しいレリーフ。






遥かなる地の記憶






幾何学模様や文字装飾などが
表現するのは神の世界。






遥かなる地の記憶






偶像崇拝を禁止されたイスラム世界で、
その情熱が向かった先が、
アラベスクとよばれる装飾文様でした。






遥かなる地の記憶






このマドラサの装飾を手がけたのは、
レコンキスタによって故郷を追われた
スペイン・アンダルシア出身のイスラム教徒たち。






遥かなる地の記憶






マラケシュの喧騒から隔離されたかのような静かな空間は、

そんな彼らの思いがこめられているかのようでした★








遥かなる地の記憶