遥かなる地の記憶 -8ページ目

ジャマ・エル・フナ広場 喧騒と熱気と。






つて、ここは、

公開処刑場でした。









マラケシュ旧市街の中心に位置する
ジャマ・エル・フナ広場。


彼の地の言葉で、「死者たちの集会」
という意味のこの広場。


現在では、連日連夜、

どんちゃん騒ぎが繰り広げられる、
マラケシュの文化的中心地。






遥かなる地の記憶






毎日がお祭り、という文化的側面が評価され、

2001年、なんと空間そのものが

ユネスコ世界無形文化遺産に登録されました。


空間が、圧倒的な輝きを放つのは、日が暮れてから。

それまで、しばし、広場を見下ろせるカフェから、

移ろいを見守ることにしましょう♪









そんなフナ広場の代名詞といえば、
モロッコ各地からやってきて
技を競いあう大道芸人。


ある者は、妖艶な音楽にあわせて腰を振り、
ある者は、猿や蛇を巧みに操り、
ある者は、口から炎を吐き、
道行く人々を魅了します。






遥かなる地の記憶





上の写真のお父さんは、演奏に疲れたのでしょうか、

今日の稼ぎを集め終えたのでしょうか、

遠くをぼんやり眺めてました。









こちらは、蛇使いたちが陣取る一角。






遥かなる地の記憶






うーん、コブラに見劣りしない迫力の面々。

こんな顔して凄まれたら、猛毒コブラも

言うこと聞いちゃいそうですね♪









だだっ広い空間に、大道芸人が陣取っていた広場も、

日が沈むにつれ、その表情を徐々に変えていきます。


どこからともなくやってきて、立ち上げられる、

白いテントに覆われた屋台たち。


そんな屋台に群がる、

地元マラケシュっ子たち。






遥かなる地の記憶





お茶にお菓子に、
思い思いのひと時をすごす
マラケシュの人々。

そうこうしているうちに、
屋台のテントは、どんどん増え、
広場は人で溢れかえっていました。

そんな広場を包み込んでいたのが、
民族楽器が奏でるアラブ音楽。

ホント、音声をつけてお届けできないのが残念です★





遥かなる地の記憶





移り変わる広場の表情に見とれていると、

太陽が西の彼方に、沈みゆくところでした。


日没の雰囲気を味わおうと、

ちょっと別の場所に移動してみると、、、






遥かなる地の記憶





いい感じで暮れゆくフナ広場★


熱気と喧騒に包まれ、

幕開けを今か今かと待ちわびる舞台が、

ここにありました。



次は、よりいっそうの熱気に包まれる、

世界遺産ジャマ・エル・フナ広場の

宵の輝きをお届けします♪





遥かなる地の記憶