アラブ商法、一歩下がって。 マラケシュ旧市街 スーク④
ランプ屋
の隣、
スイーツショップの軒先では、
客と店主の駆け引きが繰り広げられていました。
店主の表情にご注目~!
★
店員 : どうだい、ダンナ。このお菓子、食べていきなよ。うまいよ~。
客 : どれどれ。おっ、ほんとだ、おいしいな。
店員 : 1ダース、10MDH(モロッコディルハム)だ。安いだろ?!
客 : 10MDH ?! ありえないプライシングだな。高すぎるよ~。
店員 : そんなことないって~>< うちのスイーツは、マラケシュ1、うまいんだぜ。
客 : じゃ、いいや、違う店で探すわ。ごちそうさまでした★
店員 : まった、まった、わかった、わかったよ、ダンナ。
5MDHにまけてやるよ。5MDHな。
なーんてやりとりがあったのかは、???ですが、
マラケシュ旧市街のスーク(市場)では、
こんな風景が日常茶飯事。
彼らのオーバーリアクションに負けないくらいの
ジェスチャーと、ほんの少しの度胸があれば、
誰でも楽しい駆け引きに興じることができます★
最初に法外な値段を吹っかけてくる
アラブ式商売も慣れてくると楽しいもの。
旅の思い出って、お土産の中にもですが、
そのやり取りにも残っていたりする・・・
いくら負けてもらったではなく、
お互いの納得いく着地点へと歩み寄る
プロセスにこそ、残っていたりする・・・
一歩下がって、ファインダー越しにみるアラブ商法に、
ふとそんな思いに駆られる夜のスーク(市場)でした。



