Whitney Houston/My Heart is Calling | 音楽日記 & バンコク日記

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Whitney Houston/My Heart is Calling My Heart is Calling
 復帰間近のWhitney Houston。何か曲もちらほらリークされてますね。
そのWhitneyが97年にアメリカでのみ発売したSingle「My Heart is Calling」。このSingleはChartで70位台とWhitneyにしては全然Hitではないのですが、そこはご愛嬌。なぜなら、この曲は「The Preacher's Wife(邦題:天使の贈り物)」のサントラからの3rd Single Cutされたのだが、年末公開で11月にサントラが発売され、この「My Heart is Calling」がSingle発売されたのは6月。6月までクリスマス色の強いこのサントラのPromotionが続いただけでもすごいし、今のアメリカ音楽界ではありえない事です。

 また、このサントラのSingle CutはUSとUKで異なり、USでは「I Believe in You and Me」が1st Single。「Step by Step」が2nd Singleだったのに対し、UKではその逆。統一したSingle cutがなかったので世界的なPromotionにならなかった事もあるだろう。

 曲としてはBabyface Produce。僕の中ではBabyface ProduceのWhitneyの曲の中でTop5に入るのだが。

 アゲアゲなWhitneyも好きだが、やはりBabyfaceらしいSlowな曲で歌うWhitneyのほうが好きかな。

 その後、Whitneyは、Original Albumを連発しPops Chart、R&B Chart、Dance ChartとChartに振り回されバランスが取れなくなると僕は思うのだが、残念ながら黒人で始めてPopsで世界を制覇した人だけに仕方無いのかも知れないのかなぁとも思うのだ。R&BばかりにしたらPopsからの支持は落ちるし、PopsばかりにしたらOreo(黒人なのに中身は白いという意味)で再度批判の対象となる。だからWhitneyでMadonnaのような全編Dance Albumなんてありえないだろう。

 次のアルバムはWhitneyの持つR&B的要素とPops的要素。Clive Davisがどういう戦略で来るのかが楽しみである。Whitneyが新曲を出すというだけでそれなりに僕は満足してしまうと思うのだが。