2/28、3/1、2と平日の3日間、上野の駅前の東京文化会館でバレエ「白鳥の湖」全幕を見てきました。
1日目は上から、2,3日目は下から見ていましたが、全日思ったのは「トウシューズのパタパタという音がうるさい」という事でした。あんな音するのならロイヤルメトロポリタン管弦楽団のオーケストラではなく、テープにした方が良い気がします。
しかし、上から見たときの配置、ラインといった演出は正直、素晴らしい。このホールの上はとことん上でそういうラインが見やすいから、その分練習をしたのだろう。白鳥はコールド(分かりやすくいうと団体? )の役割が大きい。なぜなら、白鳥はあくまで鳥であり、オデットに白鳥というキャラを求めると話がおかしくなる。白鳥の衣装は白。踊りは白鳥だから華麗で決して激しくない。その状況でも相手を魅了する踊りをする。難しいんだろうなぁと思っていつも見ている。ぶっちゃけ、並んで踊ったと思ったら動いて、気付いたらまた並んでいての繰り返しだ。上からの目と下からの目。その両方を魅了した演出だと思った。
オデットは3日ともダンサーが変わったが、初日はサスガの一言。2日目は白鳥の踊りが特別な1羽という感がなかったが、黒鳥の踊りのとても魔性な雰囲気が良かった。3日目の人は2日目の人とは正反対。白鳥の踊りが特別な1羽で、王子がナゼ多くの白鳥の中からオデットを選んだのか分かる踊りをした反面、オディールの魔性さが弱かった気がした。同じ演出家で、踊った3人のダンサーの解釈の違いがとても面白いと思った。
ロッドバルトと王子は正直、オデットに食われた感があった。ロッドバルトはもっとキャラクターが強い方が正直僕は面白いと思う。
最後に一点ダメだしをしたい。各国の王女。みんな同じ衣装がメイドにしか見えない。なら白鳥の方がましだろうという衣装や振りではオデットが際立たないよ。あんなメイドみたいな王女から婚約者を決めるのならオデットの方がまし。そんな投げやりな解釈でOKなら納得できるが。
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