Chico Debarge /The Game
99年にリリースされたChico DeBargeの「The Game」。復帰2作目となる今作品は、僕の中でChicoの位置をMustにしてくれた作品だ。
Chicoは66年に10人兄弟の末っ子として白人の父とアフリカン・アメリカンの母との間に生まれる。80年代前半にヒット曲を連発したDeBargeはChicoの兄弟にあたる。彼らの「I Like it」という曲はよくサンプリングされている。Chicoは86年に「Chico DeBarge」でソロとしてデビュー。(DeBargeには参加していない)それなりのヒット曲を出すが、88年にコカインの不法所持で服役している。(これは彼を説明する上で説明しなければいけない情報だが、彼は服役を一切売り文句にはしていない) 97年に「Long time no see」で復帰した。
この「Game」はかなり良いR&Bが収録されている。1 st singleの「Give me what you want (Fa Sure)」やJoeとのDuet曲「Listen to your man」(Promo扱いでSingle Cutされた)はいつ聞いても気持ち良いR&B。「Talk about you」ではBobby BrownをFeaturingに迎え、Bobby の今までにないSoulfulな声を聴くことが出来る。「Till tomorrow」はChicoの尊敬するMarvin Gayeの曲を兄El DeBarge(DeBargeのメインボーカル)と共にProduceしカバーしている。最後を飾る「Heart, Mind, and Soul」は、El DeBargeの曲をお母さんと共にカバーしている。全体的には暗すぎず、明るすぎずで、メリハリがある。当時のレーベルメートのBrian McKnightがProduceした「When can I see you again」以外はChicoがProduceを手がけている。
以前紹介したUrban Renewal(Phil Collinsの曲のカバーアルバム)、Calvan Richardsonに提供した「True Love」、02年にリリースされたChicoの4thアルバム「Free」も買って満足する出来である。決して大衆的に売れている人ではないが、ぜひ聞いてもらいたい人の1人。