こんにちは、かわいんです(^^)/
先週末に体調に異変を感じたと思ったら、コロナに感染していました(;'∀') 熱に頭痛、喉、洟、咳…
仕事、娘の体育祭、おはなし会…毎日何かしらの予定があったのを全てキャンセルしました。
毎食後に数個の薬を飲むために食事を取り、水分補給を欠かさないようにする、という日課。時間が経つと、痛いところが変わってきます。頭痛が軽くなってきたかもと思ったら、喉の痛みが強くなって、唾をのみ込みづらい感じ。その後、耳の奥が痛くなりました。耳抜きしたいような感覚があるけど、唾は飲み込みづらい💦
とかいいながら数日すると、画面を見るのもそんなに辛くない感じになったので、少しなら読書とNHK+のはしご、が出来るようになりました♪
その中で見つけたのが、これ!
「おとなのEテレタイムマシン 日曜美術館 私と八木一夫 司馬遼太郎」
(配信期限 :6/22(土) 午後10:45 まで)
「作家の司馬遼太郎さんによる陶芸家八木一夫の紹介。京都・五条坂に、陶芸家の長男として生まれた八木は、戦後、器としてではなくものとしてのみ存在する陶芸を目指した。前衛的な作品は「オブジェ焼」と呼ばれ、陶芸界の新しい流れとなった。」(NHK+より)
これは1981年放送の番組です。
スタジオのゲストの司馬遼太郎と司会2人の前にあるテーブル上には、八木一夫の有名な作品「ザムザ氏の散歩」が置いてあって、びっくり!
これです↓この手前の作品。(これを撮影した時は、展示台に糸状のもので固定してありましたよ、ほら🔍)
こんな不安定な形状の作品を無造作に(じゃないかもしれないけど)テーブルの上に置いたままにしておくなんて(ちょっとテーブルが揺れたりしたら、倒れるよぉ)
最後までずっとそこに置かれていて、小心者の私はいつか倒れるんじゃなかろうかと思ってひやひやしてしまいましたレプリカとは言ってなかったし💦
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“ザムザ”って、カフカ『変身』の主人公、グレゴール・ザムザと関係なくはない?
“ザムザ氏”…“氏”ってことは、なんか別物なのか…??
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それにしても、司馬遼太郎の話がとても分かりやすかったです。伝えようという気持ちがベースにあるというか。普段もこうなんだろうなと思える自然な感じでした。
とはいえ、話は抽象的なことも多いんです。“心の状態を表現/現代の語彙を使う/造形的な意味でのアルファベット…”それなのに分かりやすいのでした。
と、紹介したところで、この番組の配信は6/22の夜までなのですが、八木一夫については、今まさに関連する展覧会があります。
(展覧会があるから、この時期の放送なんですよねー)
東京都港区にある、菊池寛実記念 智美術館
「走泥社再考 前衛陶芸が生まれた時代」
前期:4/20(土)~6/23(日)
後期:7/5(金)~9/1(日)
実は私、先月行ってきました!
隣接する西洋館は、大正時代に建てられて登録有形文化財となっていますが、美術館は左手のモダンな建物。
普段は館内撮影NGなのですが、今回の展覧会は、数点を除いてOK!そしてSNS掲載もどうぞ~と。
ザムザ氏の散歩の写真も、この時に撮ったのです
走泥社のメンバーの作品が並びます。
ここに写っているのは、だいたい高さ40cm位までの作品。
八木一夫〈白釉レビュー図蛤形水盤〉1949年
八木一夫〈二口壺〉1950年
八木一夫〈月〉1954年
使うことを目的にしてはいないのは見て分かります。
でも、口みたいのがやたら付いてるような気もします。
こんなのもあります。
森里忠男〈作品B〉〈ひょっとこ〉1955年
シェー⁉みたい
鈴木治〈作品〉1954年
これは、他と違ってかなり大きい作品
寺尾恍示の《プラスの世界》1963年
高さ約1.2メートル。
釘を打って焼いてあります。
川上力三〈かたりべ〉1963年
これも高さ50センチ以上。
顔のようにも、巨大なダンゴムシのようにも見えました。
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私は25年ほど前に、国立近代美術館の工芸館で鈴木治の作品を見て、これ好き!と思って周りの人に展覧会を紹介しまくったのでしたが、そこで走泥社の言葉を知りました。
ありました!当時の図録。
1999年でした。
久しぶりに図録を見てみると、私が好き!と思った作品はどれも1970年以降のものなので、今回の展覧会では7/5からの後期に展示されるかもしれないということが分かりました。これは、後期にも行かなくちゃー
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耳寄り情報その1
ここに行く人には、もう一つおすすめがあります。
智美術館のごく近くにあるのが、大倉集古館
両方とも広すぎない展示室なので、ゆっくり見ても疲れません。建物も両方とても素敵!
是非、智美術館と両方ご覧ください。
6/25からは、特別展があるそうです。
大蔵集古館「もうひとりのル・コルビュジエ~絵画をめぐって」2024年6月25日(火)~8月12日(月・祝)
耳寄り情報その2
そしてその場合、必須なのが、ぐるっとパス!
東京を中心とする101の美術館・博物館等の入場券や割引券がセットになったお得なチケット、なのですが、2,500円で2か月間使えるのです。この2館は入場料自体がタダになるので、両方の特別展を観ると、それだけで元が取れまーす!
(実は「智美術館に行く」と言ったら、にじのひろばのあいりーんが教えてくれたのでした)
私のぐるっとパス!はまだまだ期間が残っているので、後期もこれで入れちゃいます!コロナがすっかり治ったら、いくぞー!
ブログも書けるようになったし、もう少しだーーー!
くり返しになりますが、もし、NHK+であの番組を見るなら、
配信期限にご注意!
6/22(土) 午後10:45 まで!
「おとなのEテレタイムマシン 日曜美術館私と八木一夫 司馬遼太郎」
〈ザムザ氏の散歩〉は最後まで倒れませんので、安心してご視聴ください。