ととけっこ~よがあけた~
こんにちは!東京のかこです。
私は、子ども時代に遊びの中でたくさんのわらべうたを聞いたり、歌って育ってきました。
それから、幼児教育を学ぶ大学で、保育教材としてわらべうたをたくさん覚えて、子どもたちと歌ってきました。
35年続けてきた子どもたちに本を手渡す活動の中で「わらべうた」が子どものこころを捉えることを実感して
オンラインわらべうたの会をはじめ、いろんなところで、わらべうたを歌ったり、図書館などでも講師として伝える活動をしてきました。
そんな私が、この2月は、親子わらべうた協会主催の「わらべうた講座~聞く耳を育てるために~2024年冬 in 東京子ども図書館」で、学びなおしをしました。
昨年、4月23日の「子ども読書の日」に発足した親子わらべうた協会・・・運営会員の末席にいて、4月から協会の立ち上げに関わるさまざまなことの、ほんの一部分のお手伝いをしています。
東京子ども図書館を会場にお借りして2月6日と20日の二日ほど開催された「わらべうた講座」では、協会代表の石川道子さんから、わらべうたの真髄を教えていただき、その良さを再確認しました。
講座の初日、開口一番、「みなさん、ずいずいずっころばし歌えますか?」と石川先生が声をかけると・・・
みんなが一斉に
♪ずいずいずっころばし
ごまみそずい
ちゃつぼにおわれて とっぴんしゃん
ぬけたーら どんどこしょ
かわらのねずみが こめくってチュー
チュー チュー チュー
おっとさんが呼んでも
おっかさんが呼んでも
行きっこ なーしーよ
いどのまわりで おちゃわん
かいたの だーれ♪
って、歌えたのです。
これ、いつ覚えました?
誰かが、「せーのっ!」と言いながら教えましたか?
遊びながら、いつの間にか、歌えるようになっていたでしょ?
そうやって日々の遊びの中で、ふれあいの中で、楽しみながら覚えていったわらべうた
それは意識されてはいないけれど・・・音楽の始まりであり、ことばの始まりでもあったんですよ。
わらべうたは、生活に密着していて、歳時記や伝統的な風習に題材にしていて、季節感にもあふれている。
そうやって私たちは、いろんな大切なことを覚えてきたんだなあ・・・そう思ったら、こうしてオンライン絵本会のブログで「わらべうた」の記事を受け持てることも
オンライン絵本会のプログラムにもわらべうたが組み入れられていることも素敵なことだな~と思います。
この講座には、私が作ったウォルドルフ人形の「れもんちゃん」も大活躍しました
今回のわらべうた講座で私がはじめて知ったわらべうたをひとつ
それは「おてんとさん」
私がいつも布遊びの中で歌っているのは「おてんとさん」は
「♪おてんとさん おてんとさん てぬぐいおかせ それがいやなら ひをおかせ♪」です。
この「まどあけろ」って歌うのもいいな~
これからは両方歌って行こうと思います。
♪おてんとさん おてんとさん
しょーじあけろ まどあけろ
いちにのさん ばー♪
春になって、締め切っていた障子も窓もあけて、部屋いっぱいにひかりを取り入れていく、春の陽射しを浴びてうれしそうに笑っている
そんな笑顔が思い浮かびます。
実際に歌っている動画が、親子わらべうた協会のHPにあります♪こちらをどうぞ参考にしてください!
「ずいずいずっころばし」が収められている絵本はこちら~
『あがりめさがりめ おかあさんと子どものあそびうた』ましませつこ/絵 こぐま社 1994