「北と星といのちと」神沢利子展によせて | つながっていこう~オンライン版絵本で支援プロジェクト【公式ブログ】

こんにちは、ゆかぽんです。
昨日、三鷹市芸術文化センターで開かれている
「神沢利子さん おめでとう 100歳
 北と星といのちと〜同じうたをうたい続けて〜」

に行ってきました。

 



昨年、神沢さんが白寿を記念して、14歳から98歳まで書きためてきた俳句をまとめた(250句)句集『冬銀河』を刊行されました。
その句集、うちの近くの小さな絵本屋 “ くわのみ書房 ” に入っていまして、紹介され即購入。
99歳で刊行、神沢さんすごいと思いました。


そして、夏の絵本ゼミ リアル講座で旭川に行った時に、めめさんの紹介で家庭文庫

 “やえもん文庫” に寄らせていただいたのですが、そこに神沢さんの写真と『冬銀河』があり、なんとやえもん文庫のやっちゃんが編集に携わっていたのです。
神沢さんと交流があり、何度かやえもん文庫にいらっしゃったことがあるとのこと。
びっくりでした。


あれから1年、99歳(白寿)から100歳(百寿)の1年は、私たちの1年より尊いと思います。
実は今回の展示会会場、三鷹市芸術文化センターに、神沢さんがいらして、絵本を朗読して下さったそうで、その時の読みを録画したものが、会場で流れていました。
近年、絵本作家さんたちが亡くなられることが多くなりました。
是非、神沢さんには、まだまだ頑張ってほしいと思います。

会場では、神沢さんの作品が集められていて、時間があればゆっくり読めたのですが、後に予定が入っていて、残念。
読んだことのない本も沢山あり、今度読みたいなと思います。


原画もいくつかあり、とても楽しいひと時を過ごしてきました。
ウーフとも写真撮ったし🩷

ここでいくつか神沢さんの作品を紹介したいと思います。

 

まずは何と言っても

『くまの子ウーフ』

 神沢利子/作 井上洋介/絵

 ポプラ社 1969年 (新装版2020年)

 

自由奔放なウーフが、日常のなかでみつけた疑問に、自分で答えを見つけていく。

無邪気にまっすぐ考えてるウーフがなんともいい。

 

ウーフには他に

『こんにちはウーフ』

 ポプラ社 2001年  (新装版2020年)

『ウーフとツネタとミミちゃんと』

 ポプラ社 2001年  (新装版2020年)

がある。

更に、未刊行だったお話が新たに絵本になりました。

『くまの子ウーフのたからもの』

 神沢利子/作 広瀬玄/絵

 ポプラ社 2022年

一番古くて一番新しい❣

 

原画があった

『銀のほのおの国』福音館文庫

 神沢利子/作 堀内誠一/画

  福音館書店 2003年    新書 1972年(改訂版1997年)

 

挿絵の原画が、とてもよかった。

絵本と違って、挿絵の印刷は絵本のえより、原画と差があるように感じました。

 

実はまだ読んだことがないので、是非読みます!

 

『鹿よ おれの兄弟よ』

 神沢利子/作 G.D・パヴリーシン/絵

  福音館書店 2004年

 

 

これは、2日前にもくぼちゃんが紹介していましたが、原画がとても良かったので、もう一度 

内容も、高学年から大人に読みたい絵本でした。

読んでいて、アイヌのイヨマンテ(熊おくり)を思い出しました。

命を頂き、命を繋ぐ、命を考える・感じる絵本でした。

静かな、そして神聖な時の流れを感じます。

絵もとても素敵です。

手に取って欲しい一冊です。

 

そして、こちらもね 

『句集 冬銀河』

 神沢利子/著 山田ルイ/企画・編集

  冨貴堂 2023年

 

戦利品です

 

※100歳の神沢さんの字です

 

以上、神沢利子展でした。