人が、人を愛(いと)しい、と思う気持ちには、さまざまな気持ちが、あります。
それは、いつも、自分によくしてくれた人とは、限りません。。。
いつだったか、自分にひどく辛(つら)く当たった職場の先輩を、
懐かしく、愛(いと)しく、思い出すことが、あります。
僕の半生のほとんどを、父親らしい振る舞いを見せてくれなかった父を、
最近は、愛(いと)しい、、、と、思えるようになって、来ました。。。
僕は、こういう風に、心がだんだん開けて行って、いつか、ポーランド人も
「愛(いと)しい」、、、と、思える日が、来るのでしょうか、、、
憎しみしか、示さない、あの人たちに、、、
僕は、辛(つら)くなると、なぜか名寄の子供時代を、思い出します。。。
あそこには、壁も隔ても、なかった、、、
人と人との心の距離は、たまらなく、近かった、、、
人々は、お互いに、同じ人間だと、心から、感じていた、、、
今のように、人と人との心の距離が、地球からブラックホールまでの距離ほどの
疎遠さを、感じさせなかった、、、
宇宙の果てに位置する、異人種と自分との心の、距離、、、
絶望にも似た、、、隔絶感、、、
飼い猫のトリやマウリーツェの方が、よっぽど僕の心に近い、、、
人は、自分の愛すべき、愛(いと)しいと思える幾つかの存在と、
幸せに、暮らせばいいのかもしれない、、、
いとしいと思える、何人(匹)かと、、、
欲張りに、人の愛情を求めず、、、
ただ、いとしき、存在と、、、
鬼武彦 拝