いやあ、最近僕、なんかこたって、元気ないじゃないですか、、、
だから、ちょっと、考えたんです。。。
例えば、癌とか不治の病に罹（かか）った時、こんな今の自分みたいな、
悠長なことを、言ってられるのか、、、？
もしかして、そういう不治の病の人に比べたら、僕は、生きるということに対して、
真剣さが足りんのではないだろうか、、、？ って、、、
体調が悪い、、、と言っても僕は、まだ、ごまかしごまかし、働けますからね、、、
車椅子の人とか、目が見えない、耳が聞こえない、、、とかなると、大変です。
その点、僕は五体満足で、肉体的には、普通の人よりも健康なぐらいです、、、
肝機能が低下してる、、、と言っても、酒も煙草も飲まないですから、
すべては精神科のお薬のせいです。。。
だからって、精神科の薬を止める気は、全然ないのですが、、、
上の写真の老夫婦、、、素敵だと思いませんか、、、公園のベンチに仲良く、
座っている、、、女房とこういう白髪になるまで一緒に暮らして、公園を散歩して
ベンチに座れたら、幸せだろうなあ、、、って、思います。。。
若くても病気とかしますが、５０歳も越えてくると、総体的な体力とか衰えて
きます、、、昨日、公園を７５歳の老婦人と女房と歩いて、５０歳の僕が
疲れてしまったりとか、、、ある。。。
老い、、、っていうのは、もう、工夫しないと、幸せになんか、生き延びられない
です、、、体調が悪いなり、病気をするなり不調を訴えつつ、生きる喜びを
見出す道を、見つけないといけない、、、
生きる、、、
ある意味、病気も幸せのうちなのですね、、、体が頑強で、病気にも滅多に
罹（かか）らないような人は、病気になった人の気持ちが、わからない、、、
それは、健常者のほとんどが、精神疾患の患者の気持ちがわからないのを、見ても、
わかります、、、僕の父は、「どこか痛いのか？」と精神疾患で入院した僕に
訊いた、、、精神疾患の人間が、身体の中心から苦悶のような苦しみを、受けるのを
まったく、理解できないかのように、、、そう、苦悶、、、
僕の義母（女房の母親）が、末期癌で医者に見放されて、うちらの家で自宅療養とか
して、死ぬ三日前まで家で看病して、そしてホスピスという終末医療所に運んで、
三日後に、亡くなりました、、、だから、癌の人の病態とか、よく見て知ってる、、
そういう身内に癌の人が出て看病するのも、自分が何かの病気になるのも、
それは、生きるということを、病気のようなネガティブなことも含めて、
トータル（全体的に）に、生を受け入れ、理解するために、天が僕らに与えるの
だと、思います。。。
僕らは、死さえ、受け入れなければ、いけない、、、そうしないと、なぜ人生は、
こんな不幸や、病気、事故、災害などの苦しみがあるのか、まったく理解できないで
人生を、終わってしまう、、、不可解なまま、、、
不満の木枯らしに埋もれて、、、
僕らは、本当は、悲しんでる暇はない、、、
生きなければ、、、生きて、命の炎を燃やさなければ、死の床で末期の水を飲む時に
「ああ、あれをやって置けばよかった、、、」と、二度と取り戻せない、悔い、
を残すことになる、、、今生（こんじょう）の後戻りできない、悔い、、、
だから、せめて、自分の身体が自由に動く間に、不平不満ばかり言ってないで、
自分でやるべき、生きるべき具体的な道を見つけなければ、ならない、、、それも、
自分探しみたいな、悠長な方法ではなく、明日死んでもいい、、、と思える、
強烈な熱意と情熱を込めて、、、いつ、この世から自分が去っても、いいように、、
いつ、自分が、骨と灰だけになっても、いいように、、、
生きている、、、自分で、そう、強く言えるように、
明日へ向けて、今日を強く、生きて行きたい、、、
、、、鬼武彦、５０歳、、、１１月２日。
鬼武彦 拝
"Mapa De Soledad" Jacob Gurevitsch
