これもデパ地下でゲット。
両方ともに
京都の老舗香煎/薬味の専門店である
原了郭のカレーである。
香煎とは、
植物の粉末をお湯に浮かべて
香りを楽しむ飲み物らしい。
9年前に京都八条口にできた
原了郭のカレー屋に行った時は、
1703年創業と聞いていた。
しかし、
古い文献に香煎屋了郭が
記されていたというこで、
現在では1685年創業ということに
しているようだ。
今回のカレーは、
原了郭のフラッグシップの
黒胡椒を使った
黒七味カレーと
和風黒七味カレーである。
一瞬、
パッケージ違いで
同じカレーを買わされたのかと
不安になったが、
同一カレーではなさげである。
原了郭黒七味カレー。
ネットで¥600(税別)/箱。
原了郭和風黒七味カレー。
ネットでこちらも¥600(税別)/箱。
同時に比較しないとわからないと思い、
相がけカレーとした。
開封後の香りは、
和風の方が出汁感強いものの、
黒七味感はノーマルの方が強い。
ノーマルの黒七味カレーは、
ピリッと効いた黒胡椒の
爽やかな刺激と、
カレーのベースに居る
パイナップルなどの
フルーツの酸味と甘味が
混ざり合っている。
多分、牛肉。
記載はない。
サイコロやや大きめが数個。
柔らかいが、
赤身が甘くパサつき気味。
肉以外の固形具材はない。
一方、
和風黒七味カレーは、
先ほどのフルーツ系の
酸味と甘味は
ググッと抑えられ、
代わりにお出汁の香りが
広がってくる。
和風も唯一の固形具材は
牛肉と思われる。
ノーマルとは違い、
ペラく広い。
私的には、
和風の方がええな。
お出汁が良いというよりも、
ノーマルのフルーツ感が
チョイしんどい。
両方混ぜると
良い方向に変化してくれるかと
期待したものの、
逆に両方のいい部分が抑えられ、
イマイチのカレーとなってしまった。
店舗で食べている時は、
もっともっと美味しく感じるのに、
なぜだろう、、。