MUJIカレーシーズン2。
お得感のあるインドのカレーセット。
最後のひとつは
南インドのカレーセット。
ネットで¥590(税込)/セット。
南インドでミールスと
呼ばれている定食を手本に、
肉、野菜、豆のカレーを
セットにしてあるようだ。
肉のカレーは
チキンウップ。
鶏肉のウップってことなのだが、
ウップが初耳である。
ウップとは
塩を意味するらしい。
玉ねぎやトマトをベースに
カレーを作るのではなく、
スパイスと肉と塩で
味付けするシンプルなカレーらしい。
野菜のカレーは
ラッサム。
酸味の強いスープのことらしい。
去年5月に
ビーガン認証のラッサムを
いただいている。
そして豆のカレーは
カボチャのオーラン。
オーランも初耳である。
南インドのケララ州のココナッツを
たっぷり使ったカレーらしい。
今回はジャスミンライスを
あご出汁で炊飯し、
若鶏とミックス豆のケイジャン風と
3種のナッツを準備した。
カレーは右から、
野菜のカレーラッサム、
肉のカレーチキンウップ、
豆のカレーかぼちゃのオーラン。
実は、
ちょっと油断していて、
炊飯失敗し、
お焦げができてしまった。
でも、お焦げはかなり香ばしくって
美味しく仕上がっている。
ケイジャン風チキンは
スパイス強め。
パンチがあり美味しいが、
主役をぶち壊しそうで選択ミスか!?
ケイジャン風雛豆は
優しい甘さが残っている。
まずはラッサム。
トマトというより
マタリンドからの
強い酸味であるが、
すきっとした
良い酸味である。
しかし、
トマトの薄皮が多く、
食べていて気になる。
チキンウップは、
強めに感じた塩味であるが、
旨味と甘味が
スパイスにうまく調和して、
塩味が取りまとめ、
立体的な奥行きがある味である。
オーランは、
カボチャのクリーミーな甘さが
特徴的であり、
辛味は全く感じないものの、
味はバランスよく納得できる。
ココナッツの甘味に、
具材の豆の甘味も手伝って、
とても優しい
豆のポタージュスープの様である。
3種を混ぜる楽しみ。
ラッサムとウップは
食べる前から美味しいと
確信できる。
ラッサムの酸味と
ウップの旨味と塩味と甘味が
さらなる味と香りの
複雑な構造物を作り出す。
なんとも美味しいカレーとなる。
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しかし、
オーランを混ぜたら、
カボチャの甘味に
かなり持っていかれた。
ただ、
鶏のケイジャン風と
オーランを混ぜると、
お互いの強い個性を
打ち消しあって、
意外に美味しかった。