新宿中村屋から新シリーズ。
昭和2年から磨き続ける伝統の味、
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日本のカリー文化発祥の店として、カリー作りを「極める」という信念のもと昭和2年より育んできた技と、秘伝の香り高いスパイスで磨き上げた一品です。(パッケージより引用)
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シリーズコンセプトは分かったが、
「日本のカリー文化発祥の店」とは
言い過ぎなのでは?
と思い、調べてみると、
諸説あるものの、
日本において江戸末期に
すでにカレーは文献に
登場しているようで、
福沢諭吉が編集した辞書
「増訂華英通語」のなかで
「curry→コリル」と紹介していた
ようである。
その後、1876年に
札幌農学校(現在の北海道大学)の
寮の食堂メニューに
ライスカレーが登場したらしい。
そして、1927年新宿中村屋で
インド式カレーライスを提供開始され、
1930年にSBの前身である日賀志屋から
家庭用カレー粉が発売された。
(S&BのHPより引用改変)
日本のカレー文化発祥の店というのは、
あながち間違いでもなさげである。
極めるインドカリービーフ。
ネットで¥583/箱。
スパイスたちに負けない
ビーフの香り。
牛肉をスパイスと蜂蜜で
一晩漬け込んでから煮込んである。
ルーをひと口いただくと、
スパイスに負けない
牛肉の旨味を感じる。
赤身は柔らかいものの、
線維感を残してあり、
食感を楽しませてくれる。
大きめのジャガイモも
食感は少し残っていて良い感じ。
他の野菜は固形では
存在していないものの、
原材料名をチェックすると、
結構な種類を使用しているので、
味わい深く仕上がっている。
昭和初期からすでに
カレーではなく
カリーであったようだ。