函館の老舗レストラン五島軒の
カレーシリーズも終え、
他の北海道カレーへと移る。
十勝清水牛カレー。
ネットで¥648/箱。
株式会社北都が製造元。
札幌で海産物の加工販売や
レトルトカレーを
手がけている会社である。
十勝清水牛とは、
なんぞや。
北海道十勝のブランド牛であるが、
脂ではなく、
牛肉の赤身の美味さにこだわって
育てられている牛である。
予想通りの香りが広がる。
失敗のない無難なビーフカレー。
牛肉以外の具材は、
形が無くなり溶け込んでいて、
ルーのフローを下げている。
じっくり嗅ぐと、
特徴的なスパイスが出ているため、
ちょっと変化球系かな?
気のせいかもしれないが、
かすかに山椒!?を感じる。
牛の旨味と甘味が
ルーに程よく溶け込んでいる。
ただ、
赤身がウリの十勝清水牛。
赤身は骨格横紋筋そのものなので、
工夫せず加熱すれば、
硬く脆くなる。
だから口解けを良くするため、
牛肉を筋線維に垂直に
薄くカットしてある。
しかし、
いくら薄くカットしても、
普通に加熱しているだけのようなので、
結構肉が硬く感じるだけでなく、
右下の臼歯間に食片圧入を生じさせる。
食後にフロスが必須のカレーであった。