今回はレンネットを使用せず、
前段階の乳酸発酵をさせず、
モッツァレラより簡単に作れる
パニールというチーズを作った。
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パニールとは:インド、パキスタン、アフガニスタン、イランなどの地域で一般的に使われるチーズのこと。及びそのチーズを主原料に作られた料理名。(ウィキ調べ)
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いつもの低温殺菌牛乳を、
いつもの生協でゲット。
お鍋で温める前に
レモン大さじ2杯程度入れる。
中火で温めるも、
これ以上カードっぽくならない。
さらに大さじ3杯分追加。
火加減を強めに変えた結果、
カードっぽくなってきた。
進行が遅かったのはレモン果汁の量か?
それとも、ミルクの温度か?
ガーゼで濾す。
全力で水分を絞り出したら完成。
冷蔵庫にて冷やしておいた。
食べてみると、
ほのかなレモン香が口の中に広がる。
レモン入れすぎなのか?
味はかなり淡白なチーズ。
旨味も甘みも何もない
味気ないチーズ。
また、パッサパサ系で
単体では食べにくい。
これはトッピング系の方が
いいのかもしれない。
パニールはレンネットを使ってない為、
酵素(キモシン)が働かず、
ミルク中のカゼインを凝固しない。
だから、
レモン果汁をと熱を利用して
凝固させている。
その際の凝固反応経路の違いなのか?
それとも、モッツァレラは
凝固を行う前に乳酸発酵させる。
それが原因か?
それぐらいしか違いはない。
ともあれ
モッツァレラとパニールとでは
味や食感が大きく違う。
お手軽に作れるという面ではいいが、
やっぱ私はモッツァレラ派か?
これから市販のチーズのカビを
移植してみる予定である。