水薙鳥の翔ぶ碧い海へ
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水薙ぎ鳥とはどんな鳥


何とも古風で万葉の世界を彷彿とさせるような名前だと思いませんか、いつ頃、誰が命名したのかわかりませんが、私はこの様な名前の付いた海鳥がいると言うことを知った時、どんな鳥のことを言うのか非常に興味をひかれたのと同時に言い知れぬ感動とロマンを感じました。特に「薙ぎ」という名前に惹き付けられました。「薙ぎ」は「薙ぐ」につながり「横に払って切り倒す」という意味があり「鎌で草を薙ぐ」等と言う使い方がされていようです。その意味からすると「水を薙ぐように飛翔する鳥」「波を薙ぐように飛翔する鳥」ということから「水薙ぎ鳥」という名前がついたのかも知れません。確かに彼らの飛翔する姿は波間をすれすれに滑空して飛び去っていきます、波をかわしきれないような場合もある筈で、そのような場合は波を切り裂いて飛び去っていくのかもしれませんね。



水薙ぎ鳥は学術的にもきちっと分類されています。コウノトリ目ミズナギ科に属する鳥を総称して「水薙ぎ鳥」と言うようです。比較的馴染みのある名前の鳥も含まれています、例えばカモメも水薙ぎ鳥の仲間に入ります。この科に属する鳥の種類は非常に多く75種に及び、世界じゅうに分布しているようです。海辺に生息するチドリなどは水薙ぎ鳥の仲間には入っていません、生物学上の違いから来ているのは確かであるが、何といっても飛翔する姿、滑空して飛ぶのと羽ばたいて飛ぶのが最も違うところではないかと思われます。



今回の小笠原航海で実際に目にしたのは2種類であったが伊豆諸島及び小笠原近海では7種類ほどの「水薙ぎ鳥」を目にすることができるようです。ただし繁殖期や渡りの時節の違いにより見ることのできる鳥が異なるようです。具体的にはフルマカモメ、シロハラミズナギドリ、オオシロハラミズナギドリ、クビワオオシロハラミズナギドリ、アナドリ、オオミズナギドリ、オナガミズナギドリなどが挙げられる。これらの鳥はいずれも上顎に開く官鼻と先端がかぎ状にまがった嘴があり、海面近くをはばたきとグライダーのように滑空して飛ぶのを混ぜて飛翔するのが共通しているようです。



もうひとつ印象に残ったのが「カツオドリ」これは水薙ぎ鳥とは種が異なります。水薙ぎ鳥はコウノトリ目に属するのに対してカツオドリはペリカン目カツオドリ科に属している、飛翔の姿はほぼ同じで、我々には殆んど見分けがつかないが、生物学的には異なった目に属してます。カツオドリ科には9種類ある。小笠原近海でよく見られるのは2種類程度でカツオドリ、アカアシカツオドリの等がみかけられるようです。



何気なく海を眺めて海鳥の飛ぶ姿を見てきたがこうして水薙ぎ鳥やカツオドリに関していくつかの資料を見ていると、どれも同じに見えていたものが実際には違う種であり、姿形はもちろんのこと飛翔する格好も違うなど非常に興味をそそられます。私のお気に入りはオナガミズナギドリでおなかの部分と羽根の裏の部分が白くて、ポチャッとした感じが可愛くてなんともユーモラスなミズナギドリです、今回の航海で目にすることができればと期待していたのですが、見分けがつかなく、会えたのか会えなかったのか分からずじまいに帰ってきてしまいました。



水薙ぎ鳥に関してのブログを掲載している方も意外とたくさんおり、その方たちのブログを見ているだけでも楽しくなります。水薙ぎ鳥は海上が主たる住処なので、写真を撮るのも大変なことだと思います。わざわざ船で旅をして揺れる船の上から貴重な水薙ぎ鳥の飛翔する瞬間を写真に収め発表している訳で、思わず頭が下がります。野鳥の観察というのはよく耳にしますがこれはまさに海鳥の観察であり、海鳥との出会いを楽しんでいる人々も沢山いるということを初めて知りました。私も今回の経験に触発され、次回の航海では「船で出会う海鳥」に的を絞って記録を綴り、次回のブログに掲載してみようと考えています。



この「水薙ぎ鳥とはどんな鳥」をブログに掲載するに当たって、いろいろ資料を探している時、水薙ぎ鳥に関しての面白いブログをいくつか見つけました、ご紹介しますので是非アクセスしてみてください。その方のブログはタイトルが「アホウドリとミズナギドリの仲間 」今回私は写真を殆んど撮れませんでしたが、水薙ぎ鳥の写真を見るならYachoo! オンライン野鳥図鑑(ミズナギドリ) にアクセスしてみてください。水薙ぎ鳥の写真はもちろんのこと生態まで書いてあり楽しく読めます。次回の航海ではミズナギドリをじっくり観察してきます、ブログを楽しみにしていてください。



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