さて本日はロバートバーンズ生誕の1月25日でございます。

蛍の光や故郷の空と、日本でもなじみ深い旋律に詩を付けたロバートバーンズ
没後260年以上経っても「農民詩人」「スコットランドの最愛の息子」「エアシャーの大詩人」と呼ばれる国民的詩人の生涯を振り返ってみましょう。

 

……尊敬とか敬愛とかいうより、ただイジられてるだけの気もしますねぇ(/ ノε`;))ケケケ…


動画では軽く流されてますが、私生児も含めて子供が14人も居たり。

やたらラブレター出して、それがご丁寧に保管されているという過去暴露連発ですなぁ…(若干呆れ(/ ノε`;))…)

ロバートバーンズ………


何とも下半身ビッグダディな気もしますが、その辺も含めて本国で受け入れられているのかなぁ……と。

でもビッグダディの件は動画では淡白にスルーされる謎…


wikiでサクっと紹介されている肖像画の紙幣採用ですが、スコットランドのクライズデール銀行で発行される10£紙幣

イギリスは地方の大きい銀行に紙幣を刷る権限があり、10£紙幣も色々ある。

まぁチャーチルやフレミング(ペニシリン発見者)と肩を並べるのは偉大ではあるが……
詩作では養育費(私生児含む)が足りず、収入を得るために収税官になる……恋人が沢山いたのはいいけど、生活基盤を考えないのは何だろうね~(/ ノε`))?

ロバートバーンズ!………………

 

 

 


………(/ ノε`;))あああぁ、3年立て続けに相変わらずロバートバーンズの偉業が表現できないぞなもし…

別に偉業そっちのけでウイスキー紹介してもいい気がするけど、とりあえず楽曲でも紹介しとくか(←もうヤケクソ)

蛍の光(Auld lang syne)
なんだ偉業も偉業じゃん!って程のメジャーな歌。

途中からドラムとバグパイプが加わって、いかにもスコットランドな風情がいいですねぇ…
といっても日本で歌われるのは動画の歌詞ではなく、1881年に小学唱歌集に掲載されたもの。一般には全4番の内1番だけですかね。

ちなみにウイスキー絡みだと、マッサン22話で特高警察の目を盗んで、ニッカ社員と一緒にみんなで原曲を歌ってます。
太平洋戦争の真っただ中のエピソードですが、4番の歌詞は日本の領土の変動に合わせて文部省が改定していたりする蛍の光。以下wiki抜粋

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4番の歌詞は、領土拡張により文部省の手によって何度か改変されている。

千島の奥も 沖縄も 八洲の外の 守りなり(明治初期の案)
千島の奥も 沖縄も 八洲の内の 守りなり(千島樺太交換条約・琉球処分による領土確定を受けて)
千島の奥も 台湾も 八洲の内の 守りなり(日清戦争による台湾割譲)
台湾の果ても 樺太も 八洲の内の 守りなり(日露戦争後)
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日露戦争後の歌詞で歌えば問題なかったんだろうけど……やはりマッサンのこだわりだったんだろうな…スコットランドオリジナル…

 

 

 

故郷の空(Comin' Thro' the Rye)
実は日本で親しまれる歌詞と、バーンズの歌詞では大きく違う。
wikiに歌詞がありますが、要はライ麦畑の中に隠れて男女がイチャイチャ(それ以上?)するっぽい。


上記動画のノリのほうが実際の雰囲気に近いのかも。

14人もこしらえたビッグダディなロバートバーンズならではの作詞ですね(/ ノε`))♪

 

ロバートバーンズ ;………………


……というか、ロバートバーンズの時代がこういう大らかな風潮なのだと知れば、「タム・オ・シャンター」の話が艶笑小話のようで妙だったり、カティサーク号の船首像ナニーがオッパイポロリなのも納得(?)



…ふぅ、他にも色々思う所はありますが、ともかく偉大なビッグダディのシングルモルトを味見しますよ…


………やっぱりノンエイジ白州みたいラララ~(/ ノε`;))♪



端的に言えばアラン10年からピートっぽさ(たぶんマクリー・ムーア)を弱めたもの。
相変わらず白州を思わせる乳酸飲料フレーバーですが、10年よりも若さがあって。
ただし、それは拙さではなくフレッシュ感というか、良い方向に出ています。

7~8年モノ原酒という情報もありましたが、酸味の爽やかさはあれど、若い原酒特有のとげとげしさを感じさせないところに、もっと古い原酒もブレンドして全体のバランスを整えている印象。

2009年頃にロバートバーンズの名を冠するモルト2種とブレンデッドがリリースされました。
本品はその新ラベル品で、アラン蒸留所開設から14年の初代リリースに比べると格段に使える原酒が増えているワケで。
アラン10年よりも「年数表記ナシ」の若さを感じさせつつ、けれど未熟さを感じさせない原酒構成のテクニックを感じました。

普及価格帯で原酒セレクトの縛りを抱えつつも、上質な原酒作りの印象と、アラン島モルトという看板を一身に背負って、且つ個性をしっかり表現している……なかなか凄い蒸留所だ……

カスクフィニッシュ系で多彩な展開を図りつつ、長熟モルト原酒も着々と育ってきているアラン蒸留所。

昨年2019年秋にデザイン刷新(ボトルカッコイイ!)も入り、ここ数年業界内で怨嗟のように唱えられてきた「原酒不足だから~…」を、いち早く脱却する勢いが感じられます。


7~8年+αの熟成が基本のようで、スタンダード10年の他に蒸留所の個性を感じ取るボトルを選ぶなら、本品辺りが価格的にも熟成年度でも手頃かもしれませんね。

 



〇硫黄島

3年連続ロバートバーンズで頭を悩ませるパインドゥですが、やはり頭を悩ますというのはそれなりにお勉強になる。


「故郷の空」という歌に、上述の「蛍の光」のような日本独特のエピソードでもないか探していたんですが、ネット上で見つけたのが太平洋戦争の硫黄島の話。

 

 

守備隊として動員され、日本本土から遠く離れた硫黄島で訓練と陣地構築に明け暮れた少年兵たちが、折を見ては集まって「故郷の空」などを合唱しているのを、海軍司令官の市丸利之助少将が隠れて聴きながら涙したという。


アメリカ軍の上陸は1945年2月19日。なので上記の光景も75年前のちょうど今頃かもしれません。

 

生きて帰る望みのない、圧倒的劣勢の戦いが予想された硫黄島守備隊。

当時「故郷の空」は敵性音楽だったため、この現場を目撃した松本巌上等兵曹(数少ない生還者)が内心ハラハラしたそうですが、状況を痛いほど理解している司令官であればこそ、咎める事もなく落涙……

遠い古いスコットランドの旋律が、人種も思想も越えて硫黄島に木霊したという もの哀しさ…

ロバートバーンズの作詞ではないけれど、世界的に広めたという意味での功績は、やはり大きいと言えましょう…………

 

 

 

 

 

……あんたやっぱビッグだゼっ!ロバート(/ ノε`#))グッ♪

ロバートバーンズ……グッ♪