皆さんは日本の政治家をどのように見ていますか?

 

 それぞれの異論反論があって様々なシャッフルがあって政治は様々な歴史を作ってきましたが机上の空論という言葉がある通り、力なき主張は無能なりという現実を直視するのも必要だと思います。

今月20日に立憲民主党から内閣に対する不信任決議案が提出されて国会で否決されましたが、他の野党勢力の取り込みは勿論、自民党の改革派を含めて過半数を取る見込みをどう分析してどのような手段を講じたのでしょうか。水面下で与野党の改革勢力を取り込み現政権をひっくり返す位の事を実現させるくらいの策を講じて敗れたならあっぱれですが、自分の主張の為のパフォーマンスとして過半数を取る見込みがない前提に行われたのなら支援者は報われませんね。

思い返せば2009年の総選挙で60%以上の議席を取り、長期にわたる自民党政治から民主党へと政権交代が実現しました。その後の運営は上手くはいきませんでしたが、その後に踏ん張って立て直すことが出来ていたなら二大政党の時代が出来つつあったかもしれません。しかし現状では19日に成立した改正政治資金規正法のように自民党内での政治改革の期待しか出来ないのも現状です。

 

 過去の民主党政権では行政経験に乏しい政党が舵を握るとどうなるのかを示したような評価も聞かれますが、元来日本には優秀な官僚がいるのですから民主党政権の期間に積極的に官僚との協力関係を築くことが出来れば政権運営もかなり違ったかもしれません。すれば例え一度は失脚して政権を失っても安定した二大政党の一角に成長したのではないでしょうか。

与党を否定する事が大義名分のような状態で政権を取ってしまった為なのか否定そのものが公約になり政局をスムーズにする為の慣習さえ否定しながら無免許運転みたいになったのでしょうか。当時の政権を振り返ると「出来ない事をやろうとして失敗した政権」という意見もあります。

 

令和6年6月での国会議員数(衆議院議員465人/参議院議員246人)を見ると自民党(約55%/約47%)に対して第二政党である立憲民主党(約21%/約16%)、第三政党の日本維新の会45人/(約10%/約9%)。公明党(約7%/約11%)が連立与党である現実を踏まえたら野党勢力を結集する事が出来たとしても対抗勢力として厳しい状況なのです。

自民党内では長年の派閥政治がありましたがそれでも協力できるところは手を組んで長期の政権与党の立場をキープしてきたのはまとめる力が自民党にあるからなのだと思います。民主主義の原則は多数決です。異論反論がありながらも大同小異でまとめて最終的には多数決に従う。その中でもまれて成長して多数派になったものが総理総裁になるという事でいいのではないでしょうか。分裂は政治が成長していく上で大切だと思いますが長期に渡りまとまった勢力に発展しない野党勢力というのは単なる分断政治だと思います。第二政党が育たない要因は少数政党の党首の自分の意見に賛同してくれた仲間達で政党を組むという運営なのではないでしょうか。

自分の意見が反映されないなら自分達だけで活動する、又は離党するというような活動の政治家に何を期待できるのでしょうか。政治家に個人事業主のような感覚でいられても困ります。勿論、意見としてとても魅力的な弁を聴くこともあるのですが大局を考えたら自我を抑えても勢力をまとめていかなければならない局面もあると思うのです。政治家には、より発展的な政局を展開するた為の動きをして欲しいですね。

 

 ここで一人の政治家の話に移りますが、自民党内で派閥に属さずに活動域を広げてきた青山繁晴参院議員は与党という大きな政局の中で戦う類まれな政治家だと思います。

これは野党や評論家が政局に対して辛辣なコメントを発するのとは別次元の事で自民党の中で発言する青山議員には同じ土俵で権力の中枢と対峙する強い意志を感じます。同じ土俵で戦うとはまさに体を張って戦うという事なのです。

その強さは時折政治家として僕の目にも異端に見える事もある程で、おそらく記者経験からジャーナリズムで養った感性なのかもしれませんが民意と政(まつりごと)がブレンドされた異色な存在感を持っているとは思います。ただ、政治においてはジャーナリズムの価値観で物事が動くとも限らないので水面下で交渉してこそ上手く行く事もあるでしょう。行き過ぎた正直さで時代の捨て石になる覚悟で政治家をしているように感じる事もありますが僕達が政治家に求める期待とはそういうものではない事を自覚して事を進めて欲しいと思います。

僕は青山参議院の言葉でハッキリ聞きました「僕は自分を守ったらお終いです。護る会は国を護るのです。自分を守るような国会議員は要らない。人の為に死ぬのが仕事なんだ。」☆護る会:国会議員による議員連盟「日本の尊厳と国益を護る会」創立メンバーであり自身が代表を務める。

青山議員の考え方をもろ手を挙げて賛同している訳ではありませんが、その気概ある政治家に自分の国の未来を託したいとは思いませんか?

 

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