母がいない母の日は
7回目になったので
さすがにほぼ大丈夫になりました。
(「ほぼ」ですけど・・・)
(↑近所の花屋は母の日一色)
7年ぶりに入店出来た喫茶店
今日は天気が良いのに誘われて
隣の駅のショッピングモールで
ユニクロやカルディでお買い物三昧、
そして近くのカフェで一人ランチ。
ここは母が入っていた施設から近いので、
訪問の前後の気分転換に、
時に歩行器の母と一緒に利用してました。
でも亡くなってからは
悶々としたあの日々を思い出しそうで
怖くて足が向きませんでしたが
今日はすんなり入ることが出来ました。
~~~~~★~~~~~
ユーモアと卑屈さの名手の金言
このお店に置いてあった雑誌から
「黄金権」という言葉を知り、
覚えておきたくて書いてます。
太宰治が自身の短編小説集
『晩年』について語った文章です。
↓
感じいるものではなくて、
自分で、自分ひとりで、
ふっと発見するものです。
「晩年」の中から、
あなたは、美しさを発見できるかどうか、
それは、あなたの自由です。
読者の黄金権です。
~太宰治『「晩年」に就いて』~
※全文は下記で読めますが
さすがの(?)屈折しまくりの自評です。
↓
作者のエゴと冷静さの狭間で
さて私が開発したワンセルフカードも
手に取ってから、
綺麗とか、
面白いとか、
深い、
と言って下さる方もいれば、
なんも感じない、
よくあるカードの類ね、
自己啓発でしょ、
スピ系は嫌い、
と反応する人もいます。
あっ、自己啓発でも、
スピリチュアルでも、
ないんですけどね。
そりゃ、作者としては
喜んでもらいたい、
よかったと思ってもらいたい、
という思いはあります。
でもそんなこだわりを押し付けたりしないで、
エゴに自分の魂を乗っ取られずに、
ちゃんと中心にカードと
お客様の反応を置いて、
勧めたり展開しないとなぁ、
としみじみ思ってこのお店を後にしました。
「黄金権」。
なかなか力のある言葉ですね。
胸に刻みますわ。
母の日の思いがけない、
天国からのメッセージと思うことに。
思えば母の教育はユニーク過ぎ(?)
母のことをもう少し。
私の母は普通の親が言うようなことは
殆ど言いませんでした。
数少ない彼女のしつけ文言の一つが
「成人するまでにお酒を家で練習して、
飲めるようになっておくこと!」
「えっ?、なんでって?
そりゃ、あんたは
機転が利くわけでもないし、
美人でもないんだから、
お酒くらい、ちゃんと飲めなかったら、
社会に出て、どうやってやっていくのっ!」
で、こんな私になりました。
(苦笑)
母の実家は戦後すぐにつぶれたようですが
乾物や油の量り売りも扱う何でも屋のような
小さな家族経営の酒屋でした。
広島でも山側なので、
母曰く「冬は暖を取るために
小学校高学年くらいから
その界隈の子たちはみ~んな飲んでいた」
そうです。
(ほんまかいな~)
~~~~~★~~~~~
余禄:白いカーネーションとうさぎ穴の通信
冒頭に書いたカフェで
午後はしばらくぼ~っとしていました。
すると思い出したのは、
子供の頃は母の日が近づくと、
「お母さんありがとう」と書かれた
紙のカーネーションのバッチが
通っている小学校から配られていたこと。
お母さんが亡くなったうちの子は
白いカーネーションだったなぁ。
あの時のあの子らは
どんな気持ちで、それも毎年(!)、
受け取っていたんだろう?
(↑こんなことを思うのは
ニヒリズムの太宰に感化されたのかも)
大人はときに「善意」という名のもとに
残酷なことをするものですね。
そういえば日本の臨床心理学の第一人者、
故・河合隼雄氏は
↓
他人の気持ちを
押しはかろうとすることがない。
~『うさぎ穴からの発信』
マガジンハウスより~
と述べています。
自分は二度のがん治療で
何度かこれを味わいました。
とはいえ自分も気をつけたいものです。
今日も最後まで読んで下さり
ありがとうございますした。

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