寅さん映画の名セリフとワンセルフカード(「選」のカードを掘り下げてみる) | ワンセルフカードの広場

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ワンセルフカード認定トレーナーによるワンセルフカードを使ったセミナーや講座の情報広場です。

ワンセルフカード、メイントレーナーのマサコ(中本雅子)です。

 

やっと花粉のピークが過ぎ始めたようで

私にとっての春がやってきました。

(*^^)v

 

 

ブログも「書いてみたい」

という意欲が湧いてきましたので

タイトルにありますように

今日は映画「寅さん」のある場面をご紹介しながら

ワンセルフカードの「選」のことを

書いてみたいと思います。

 

 

ご興味ある方は読み進めてくださいね。

m(__)m

 

~~~~~~★~~~~~~

 

寅さん誕生50周年ということで過去の49作を

昨秋からBSで土曜の夜に一本ずつ

放送しているのをご存知ですか?

→ こちら

 

 

これを観ながらゆっくりの夕飯&晩酌が

私のささやかな週末の楽しみです。

 

 

今まで見た中でベスト1のシーンは

第6作の「純情篇」。

 

この回のゲストは

宮本信子(←故・伊丹十三の奥様)さん、

若尾文子さん、そして森繁久彌さん!、

という豪華さ。

 

舞台は長崎。

 

宮本信子さん演じる子持ちの女性を

寅さんがひょんなことから彼女の故郷の

五島列島まで送るというところからスタートします。

 

 

島のひなびた雑貨店みたいなところに

その娘さんを送り届けると

森繁久彌さん演じる父と娘が話しを始めます。

すると寅さんは気を利かして席をはずし

島の教会見物に出かます。

 

 

どうやらその女性はある男と駆け落ちして

その家を飛び出した様子。

しかし子供が生まれたら男は仕事を失くし

暴力をふるうようになり、

あげくに賭け事にお金を突っ込むように。

そこでその男と別れて子連れで

父親の元に帰ってきたわけです。

 

「ここで子供を育てたい!」

と泣いて頼む宮本信子に

父親役の森繁久彌はそれを許しません。

 

 

それを受けて絹代と言う役名の娘

(宮本信子)はこう言います。

 

(↓私のおぼろげな記憶で怪しい長崎弁ですが

  あまりに好きなシーンなのであえて再現しますので

  ご容赦くださいね)


「なんで、なんで、

 あげん酷か男んトコ、帰らなイカンとね
 うちは、もうあんな男の顔は見とうもなか、

 思い出したくもなかけん、

 うちは父ちゃんと一緒に・・・」」



 

すると森繁は重たい声で
「出来んて。明日の船で帰れ」、
宮本信子は

「どうしてそげん酷か言葉、言うと・・・」。

そこで父は言います
「3年も便り一つ寄こさず急に戻ってきて
 父ちゃんが死んどったら、どげんするとか?、
 おいはそう長くは生きとらんぞ、
 お前が辛いことがあって、

 国に帰りたいと思うてもそれはもう出来んとぞ!」


 

「でも、うちはもう、あげな男とは・・・」
 

さぁ、こっからの森繁のセリフがいいんですよ!!

 

そして今日のブログの題名と

やっと繋がっていくのです。

(*^^)v


ここでこの父親はなんと言ったと思います?

ご自分だったらこんな状況でなんと言いますか?

(考えたい人はすぐに下に行かず、考えてみてね(#^.^#))

 

 

森繁扮するこのお父さんの言葉は

これぞ、浮世!、

これぞ、世間!!、

というもので私はジ~ンとして番組が終っても

夕飯の片づけがしばらく出来ませんでしたわ。

(苦笑)

 

 

 

 

「お前が好いて一緒になった男やろが
 そんなら
どっか一つくらい、

 良かところがあるはずたい。
 その良かところば、

 お前がきちーんと育ててやらんば
 どんな男と一緒になったって、おんなじたい!」



 

そうすると娘はワーンと泣き出します。

そんなところに散策から帰ってきた寅さん。

コッソリそれを眺めて

寅さんのほうも物陰で反省を始めます。

このあたりの展開は笑いと涙、

そして遠くで汽車の汽笛も入りで、

これぞ寅さん映画の真骨頂というものでした。

 

さてここでワンセルフカードの

「選」のサブメッセージを

改めて見ていただきたいのですが

 

(画像をクリックするか、

出来ればぜひ実物カードを入手してみてほしいです。

→ こちら)

 

 

「可能性がいっぱいある、自由に選びましょう」

というようなことは書いてないのです。

 

これが私のこだわりです。

 

 

こだわり過ぎて(#^.^#)

他のカードのサブメッセージにも

このコンセプトを忍び込ませています。

たとえば

 

 

勿論どんな人の前にも無限の可能性は

拡がっています。

 

でもそれと並列して自覚しなくてはならないのは

選択は限られている、ということ。

私達は自分の目の前にあるものと

どう付き合っていくか?しかないのだということ。

 

例えば一日は24時間です。

親はあれで死ぬまで変わらないです。

家族もその構成や性格、すべてはあれで変わらないです。

仕事の現状も、鏡に映る自分の顔も。。。。

 

これらは自由自在には選べないのです。

ただそれとどう付き合っていくか?、

向き合っていくか?については

沢山の選択があるということ。

 

 

勿論、どうしても合わない仕事、

我慢が出来ない人間関係という時も

人生にはあるでしょう。

その時はさっとその場から撤退したり、

リセットも必要だと私は思います。

 

でもあえてこの時代に

肝に銘じないといけないことは

この森繁さんのセリフの

「どこか一つくらい良かところがある男じゃろが。

そこが気に入ってお前が一緒になったっちゃろが」。

 

上の「男」の部分を会社とか習い事とかに

置き換えてもよいですね。

 

 

そして我がワンセルフカードの

「選」のサブメッセージも

心の傍らに置いておいていただくと幸いです。

 

 

つらつらと書いた私の文章を

最後まで読んでくださりありがとうございます。

 

【補記】メモ 

(1)4/1付でHP を更新


(2)認定トレーナーの開講日程 を3/26付で更新

 

(3)このブログとは別の内容で書いている

  個人ブログ → こちら