まずはカラーリング🐕
黒 二番手に多いです
白 日本犬保存会が正式に認定したのは平成に入ってからですね
一番新しい色なんです
胡麻 これはものすごく希少
25年ほど、このお仕事してますがお目にかからない
40年以上前に、祖父が飼っていたのが胡麻毛のオスで、赤のような柔らかな印象とは違って独特な威圧感があって…なんとなく近寄り難かった記憶があります
柴犬って、ずっーと歴史があるって思われている方も多いと思うのですが、天然記念物に指定されたのが1936年で、今年で85年ほど
実は昭和生まれです
もちろん、それ以前にも柴犬や芝犬と呼ばれた元の犬は、明治時代の文献などで確認できるのですが、写真や精巧な写実画が残っている訳ではないので、現在の柴犬と一致点が多いのかは分かりませんΣ(-᷅_-᷄๑)
明治以降、日本でも西洋化の流れをうけて、たくさんの洋犬を輸入しました
当時は使役犬だったため、それまでいた地域ごとの土着犬 いわゆる地犬に積極的に交配して用途に応じて利用していた訳です
ですが…気がつくと、オリジナルがいない
って慌てるのが世の常:(;゙゚'ω゚'):
でもって、過去の記述等を参考に…
顔はきつね🦊みたく尖っていて…
毛色はキツネ色や鹿色…
耳は三角で、尾は薙刀みたいな(つまり巻尾ですね)って特徴を持っていた犬を選んで、そこに基礎犬とされた「石号」の系統を入れていったのが、現在に続く柴犬の復刻ストーリー…かなって、思います(¬_¬)
歯切れが悪いのは、当時かなり地域や個人の思い入れが熱く
ひとつの規格に纏めていく困難の歴史なんですよね
いづれにしても、昭和40年代頃まではカラーリングも今より多く、ブチ柄の子もいました
本質的に、日本犬には豊富なカラーバリエーションはあったのだと思います
ですが、洋犬がブチ柄ってイメージが強かったからでしょうか…
交配からは淘汰されて、現在は見ることはなくなりました( ̄(工) ̄)
この子はキャバリア・キングチャールズ・スパニエルですが、確かにこんな柄の柴犬が現れたら、認識できないですよね
昭和期は黎明期で、目の型も現在の様に黒目がちのアーモンド型の子ばかりでなく、耳と耳の間も今ほど広くない子が多かったし、サイズも小さく貧相な感じの犬を見る事も多かったです
番犬として飼われていたり、食事もご飯の残り物を与えられていた時代でしたね
現在の柴犬たちが、大きく変化したのは平成に入ってから
このお話は、また次回にさせていただきます