今日はうっとりした展覧会編。
観るのに夢中で写真が少ないです、申し訳ない。
ビアズリー展
19世紀のイラストレーター、オーブリー・ビアズリー展。
丸の内の三菱一号館にて開催というのも英国っぽくていいですね。
作品の多くは白と黒・・・で、浮世絵や日本の漫画に通じるものがあります。
(特に魔夜峰央や山岸凉子を連想します)
私の学生時代もファンが多かったですが、この展覧会にも若い人がたくさんいました。
これまでも何度か彼の作品を観る機会がありましたが、
彼の母くらいの年齢になった今、若くしてこの世を去った彼の作品を前にすると胸に迫るようなものがありました。
文化や芸術に親しみがありながらも、金銭的には豊かではなかった家庭に育ち、
事務員をしながら美術学校に通い、イラストを描く生活。
その努力が認められた時代の作品、特に「イエロー・ブック」の挿絵群は輝く光を放っているように感じられます。
オスカー・ワイルドの失脚と再びの不遇の時代を経て、ヨーロッパで再び活躍するものの、当時は治療法が確立されていなかった結核でこの世を去ることに。
まだ25歳。無念だったろうなぁ・・・
ですが彼の功績と作品は永久に語り継がれ、多くの人に印象を残し影響を与え続けるのです。
(不遇時代に描いて絶対公開してくれるな、と言い残したエロイラストと共に・・・現代の感覚ではそんなにエロでもないですけど、よき家庭に育った子ならエロものは隠したくはなるかもね・・・)
青池保子展
オリンポスの神殿の如く、日本漫画家界には神がたくさんおられますが、
少女漫画の神の一人、青池保子の原画展!
乙女の美術館、弥生美術館にて!
画業60年は凄すぎです・・・
15歳でデビュー、そして今なお現役、神でなくてなんなのか!!
正確なデッサンなど、画力の確かさに加え、
フォトショップなどない時代の、光・素材感のエフェクト表現!
力強く、かつ華やか。素晴らしいの一言に尽きます。
(ほんと写真なくてすみません、写真撮っていい場所でも撮り忘れました)
今回は併設のカフェ・夢二カフェ港やで、少佐お手製のケーキ(?)をいただきました。
少佐の紋章!嬉しい!
しかし少佐も大好きですが、私はどちらかというと伯爵派・・・
グローリア家の紋章も気になるなぁ。出てきたことありますっけ。
現在連載中の「ケルン市警オド」もとっても面白いのですが、
願わくばあともう1話!エロイカものが読みたいなぁ・・・
このご時世の世界情勢では無理でしょうか・・・
弥生美術館には高畠華宵の絵もあります。憂い、って、最近のトレンドにはならないなぁ・・・





