金沢のあちこちで、いいなあ!と思うルックスの建物に出会いました。
尾山神社の神門。
ステンドグラスが素敵。
こういう和・洋・漢・印・回などなどの折衷美術に昔から弱いのです。
イメージとしては、時代劇に出てくる廻船問屋の隠し部屋・・・といって、
お分かりになる方いるでしょうか・・・
畳の部屋なんだけど、テーブルと椅子があって、
ご禁制なので抜け荷(密輸)で手に入れた西洋の美術品が置いてあり、
悪巧みの相手のどこぞのお侍と、ギヤマン(ガラス)製のワイングラスで、
葡萄酒を飲みつつ語らう部屋、・・・みたいなイメージ。
そんな香りのする建物で素敵。
あとは明治の頃の建物かな?
こちらは本式の洋館、でも瓦屋根なのがやはり折衷。
こちらは少し新目ですが(3月なのにまだ雪が残ってる!)
そして、このような建物。
なんていったらいいのかわからないんですが、
洋のエッセンスを取り入れた、日本独自の木造建築というか・・・
漫画家の山下和美さんが保存に尽力されてた旧尾崎テオドラ邸も同じ感じだと思うんですが、
情緒がありますよね。
東京ではなかなかお目にかからなくなってしまいました。
(関東大震災を経てるせいか?)
旧尾崎テオドラ邸の保存にはいろいろな意見がありましたね。
古い素敵な建物は残って欲しいとも思うんですが、
実際住まわれる場合はいろいろ大変だとも思います。
古い建物は、形は保ちつつ素材を差し替えたり、中身はすっかり変えちゃってもいいんじゃないかなー、いっそ新築でデザインを再現してもいい、というのが私の意見。
人が住んでいない家は荒れがちですし、全てを残すより変えられるところは変えて、どんどん使うことを考えた方がいいんじゃないか。
東京でいうと三菱一号館のような保存の仕方が、現代にはマッチしているかな、と思います。






