富士山。なんという魅惑の山であろうか・・・
東京からも富士山が見える場所は意外にあり、ちょっと高いとことか、空が開けてるような場所から富士山が見えた時はものすごく嬉しいものです。
翻訳家でエッセイスト・岸本佐知子のエッセイ「ねにもつタイプ(ちくま文庫)」という本の中の、「馬鹿と高いところ」という一編の富士山の描写が素敵なのでここで引用:
プリンのような、ゼリーのような不思議な形。色は下が青、上が白で、境目がぎざぎざしている。頂上が雲より高いところにある。なんと素敵な山だろう。
・・・とはいえ、東京から見ると、手前に山並みがあって、見えるのは上の方。このように見えることは滅多にありません。冬は比較的くっきり見えるけど、夏は見えてもぼんやりと形だけ確認できるだけ。幻の山です。
富士山の美しさ、大きさはやはり静岡・山梨に行かないと実感できないと思います。
私も初めて富士山に「圧倒」されたのは、山梨に行った時でした。
今はありませんが富士の二号目あたりにあったホテルで、朝起きた時窓から見えた富士山の素晴らしかったこと。
最近では河口湖のホテルに泊まった時。
河口湖に着く前から、大月から出ている富士急行で向かう途中から富士山が見えて大興奮!でしたが、宿について、お夕飯いただいて寝て、ふと目が覚めた時に窓から見た夜明けの富士の美しさよ・・・!
それがこちらの写真。
逆さ富士を見たのも人生初でした。
そのうち噴火とかしちゃうんでしょうか。
この姿形が失われるのは惜しい。惜しすぎる。
なんとか持ち堪えてほしいです。
とっても面白いエッセイ集なのでおすすめ。「ゾンビ町の顛末」に出てくる町は都内某所らしい・・・
