革命色々 | Nervously and Sleepy

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小心者の日記

本日のブログテーマは「3月ももう終わり」とな。

そう言われると、まだ1週間ありますけれども。。。と心でつぶやく私は捻くれ者なのか。

 

アリとキリギリス、どっちのタイプ、と聞かれたら、完全にキリギリス派のわたくし。

アリのように堅実に生きたいと思うものの、気がつけばキリギリスに、という感じなのでキリギリス的生き方に納得してはいないものの、アリ派を見ると

「本当に明日が来ると思ってんの?」

と懐疑的になってしまうという。

(うろ覚えですが明日が来ると思うのか?みたいな歌詞のBUCK-TICKの歌が確かあって、聞いた時、だよねーと思った記憶がある)

 

そんな思いには、未来のことなどわからない。今日この時を精一杯生きよう・・・という思いがあるんでしょう。

 

明日のことはわからん、というのがしみじみ感じられる漫画を久しぶりに読んでみました。

 

 

 

 

この作品、姉のお気に入りで家にありましたが、子供の時はなんか難しいのと、

男装の麗人、革命と「ベルサイユのばら」と同じ要素があってごっちゃになってよくわからなかったのですが、大人になってから読んだらその悲劇性に打ちのめされて3日くらい物思いに耽ってしまった記憶があります。

 

お話は大体4部に分かれていて、ロシア革命を縦軸に1部は遺産相続をめぐるサスペンス、2部は音楽に関わる人々の話、3部はロシア革命にかける人々の話、4部は総括・・となっており、舞台もドイツ、オーストリア、ロシア、またドイツと変わります。

 

同じ要素がありながら、ベルサイユのばらとオルフェウスの窓ではストーリーは全然違います。

 

主人公ユリウスはオスカル様のような男装の麗人ですが、誰もが女性だと知ってるオスカル様と違い、遺産相続のためお母さんに男装を強要されて育つという、初っ端から悲劇的な生い立ちな上、次々と不幸が襲う。あらためて読むと幸せそうな時が本当に少なく、少女漫画きっての不幸主人公だと思う。

 

ベルサイユのばらと同じように、漫画でロシア革命や第一次世界大戦の概要を学べる・・・という側面もありますが、描写は悲惨で読んでいられないような場面も多々。

ベルサイユのばらは掲載誌がやや若年層向けだったので残酷描写はあまりなかったし、こちらも少女漫画だから抑え気味ではあるのですが、特に女性の扱いはひどい。

 

このような犠牲を払っても、まだまだ真の平等、平和には程遠いのかと思うと。。。ですが、

読んだことない方は是非。

 

1部に出てくるドイツ・レーゲンスブルグのヴァルハラ宮殿。

Valhalla, I am coming...

@Wikipedia

 

男装の麗人というか男子校に女の子が男装して潜入、というのは少女漫画にたまにありますが、

高校生にもなるとかなり厳しいんじゃないかなぁ。。。