梅の季節ですね。
湯島天神に梅を見に行きました。
暖かい日が多かったので満開かと思ったら、まだそうでもなく、
それでも大勢の参拝客で賑わっていました。
受験シーズンももう終わり、かと思ったら熱心にお祈りする人もたくさん。
すんごい数の絵馬がぶら下がってるし。
まあ、入学試験に限らず試験は一年中ありますしね。
微かに漂う梅の香りが心地よい。
そしてこの季節になると必ず思い出す。
「ガラスの仮面」はどうなってるんだ?
湯島の白梅。紅天女は紅梅の精なんでしょうが。
みなさんご存知、国民的少女漫画ですが、まだ完結してません。
一体いつから連載してんだろ?と思ってWikipediaで見たら1976年開始。
47年前ですよ。
ゴルゴ13とかの方が長いけど、47年て。
今の所、最終巻は49巻。
私は休刊してしまった「別冊花とゆめ」で読んだのが最後か。
亜弓さんが怪我して、失明危機か?というあたり。
それももう10年以上前ですよ。
いろんな人が「最後まで読みたい・・・」と思ってるでしょうが、
もはや私はもう漫画で読まなくてもいい。
作者の美内すずえは昔から「ラストはすでに決まっている」と仰ってるし、
もうそのラストを口頭でいいから発表してほしい、と思っています。
だって江戸川乱歩みたいに「オチが思いつかない」んじゃなくて、もう決まってるんですよ。
だったら引っ張りすぎでしょう。
「結末って、そりゃ、マヤが紅天女になって終わりでしょ?」
と、少女漫画はあまり読まないけど、ガラスの仮面の概要は知ってる(これが国民的漫画の証)友人たちは口を揃えて言いますが、そんな単純なもんじゃない、と既刊まで読んでらっしゃる方々はお思いでしょう。
まあ、いろんな方がおっしゃっていますが、そもそもこの漫画、設定からして破綻してます。
演劇の天才・マヤと努力の人であるライバル・亜弓さんが紅天女という伝説の役を競うという話ですが、そもそも演劇って、競うもんなの?と。
これがルールや数値ではかるスポーツなら、オリンピックで金メダルを争うという形で勝ち負けを競うということはありますが、芸術では難しい。
例えマヤや亜弓さんの演技が素晴らしくても、万人を感動させることはたぶん無理じゃないでしょうか。好き嫌いもあるし、「よく分からん」って人もたくさんいそう。現に、描かれている、たぶん満を持して登場した「紅天女」の劇、なんかつまんないし・・・劇中劇の「これは見たい!」度って、「ふたりの王女」がピークだったと思う。
時々、我が家では結末はどんなものか?と話をすることがあります。
ネットで検索すると色々な人が予想してますよね。
この中の予想が、美内すずえの考えた結末とドンピシャで、描きたくてもかけずにいる・・・
要するに「これ以上のオチが見つからん」から、続きを描けないんじゃ?と邪推してます。
ちなみに我が家の予想オチ:
私:
結局ダブルキャストで上演(「奇跡の人」踏襲か)、上演中に亜弓さんが死去。マヤに託す。
夫:マヤが紫織さんに殺され、亜弓さんに魂が乗り移り角膜も移植して、二人は一つとなって紅天女を演じる。
うーん。予想しておいてなんだけど人が死ぬのは嫌だなぁ。
予想の上をいく感動のラストを期待してます!
もどかしすぎだけど名場面とか語ってたら何時間あっても足りぬ名作。
