0528 中村航「短夜」 | 文学つぶやきアーカイブスPART2

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その日手に取った本の、印象に残った文章を書き留めています

考えてみれば、終電とか、料金とか、そういうしばりがないので、家で飲むほうが酒量が増えるに決まっている。今日は少し良いことがあったから、などと思えば、よし飲もう、となるし、今日は何も良いことがなかったなあ、などと思えば、よし飲んでしまおう、となる。(中村航「短夜」「青春と読書6月号」集英社)