ロシアでテロがあったとかで、みんな忘れかけていたイスラム国が再び脚光を浴びているようだ。
イスラム国が日本人のよく知るところとなったのは、 2015年の後藤健二氏と湯川遥菜氏が人質となった事件かと思う。
オレンジ色の囚人服を着せられた2人の背後にナイフを持ったアラブ系の覆面男が立ち何かしゃべっている動画がお茶の間に流れた時はなかなかショッキングだったけど、なんだか合成っぽくもあった。
この動画はYouTubeのイスラム国のチャンネルに投稿され、先日のロシアのテロ動画もそのチャンネルに投稿されたみたいなんだけど、そのチャンネルがどこなのか一般庶民は誰も知らないし、そもそも世界的な犯罪に関わっているチャンネルがなぜBANもされずに残っているのか?という疑問がある。
後藤&湯川氏の動画は72時間以内に身代金を払えという内容だったけど、YouTubeでそんな切羽詰まった要求をしても誰にも再生されなかったら気付かれないで終わってしまうし、再生されたとしても悪質なイタズラだと思う人がほとんどなのではないだろうか?
誰も知らないチャンネルに身代金要求の動画がアップロードされ、それが本物なのかどうか検証されることもなく、アップロードされた途端に世界中にニュース配信されるという手際の良さはあらかじめそのようなシナリオがあったとしか思えない。
確か9.11の時もニュースがフライング配信されてたよね
今回のロシアのテロにしても、あんな死ぬか生きるかの切羽詰まった状態で、なぜ一部始終をスマホで録画している人がいるのかが気になる。
イスラム国のテロリストにしても、毎度あんな派手なテロを行えば締め付けが強くなり、ますますテロがやり辛くなってしまうではないか。
でも政府側としては、テロ対策を口実に国民の権利を取り上げたり、防衛予算を上げることに国民の理解を得られやすくなったりするので、テロって都合の良いことづくめなんだよねー。
モロッコ人の彼氏に聞いてみたけど、やはりあれはイスラム教徒を悪者に仕立て上げたい西側諸国のヤラセであるということで意見が一致した。そもそも本当のイスラム教徒ならイスラミック・ステートなんてダサい名前をつけないと思うのよね。