昨年度から、中学部門が独立してチアリーディング中学選手権になりました。

そのため、国旗を掲揚して校歌を流すというイベントは、中学についても高校と同じように実施されました。

優勝したのは、梅花中。

中学選手権に格上げされてから2年連続優勝ですし、高校選手権の中の中学部門から通算すると、これで8連勝ということになります。

以下、今日の中学選手権について、ざっと思い出してみようと思います。

まず、事前にこのブログにも不出場とコメントいただいていた昨年の準優勝校である箕面自由学園中ですが、やはり不出場でした。

しかし、プログラムにも掲載されていませんでしたし、エントリー番号に欠番もありませんでしたので、インフルエンザ流行などのアクシデントではなく、予定どおりの不出場と思われたことが唯一の救いでした。

学校行事との兼ね合いでしょうか?

★エントリー番号1番が、恵泉女学園中。

このチームのダンスが好きなんです。

今回も見とれるようなダンスで吸い込まれそうになりました。

ただ、スタンツのほうでミスがあり、184.0点で8位となりました。

★エントリー番号7番が、PUPPYS。

それまで見てきた6チームとは明らかに違う風合いです。

なんというか、キュッと、しまってるんです。

どうしてそう思えたのかわからないのですが、選手の方の動作に無駄が無いとか、洗練されているとか、そんなことなのではないかと思いました。

ジュニアチーム(クラブチーム)ですので、中学チームより練習できる日は少ないはずで、そのぶん、集中して練習しているとか、部活に比べて入るのに決心が必要であるとか、そんなことに起因しているのかもしれません。

しまっているので、目からうろこのような感覚を持った演技だったのですが、惜しくもミスがあったりで、178.5点で9位になりました。

なお、夏のJAPANカップの小4~中3部門で優勝しているのが、このPUPPYSです。

中学部門とジュニアでは年齢層が異なるので、同一のレベルの演技は難しかったのだと思いますが、実力的には、「おっ」と思うような演技をしても当然なのかもしれません。

★エントリー番号10番が、今回の大会で私が大注目したチーム、広尾学園中です。

まず、どんなスタンツだったかわからないのですが、センターのトップがピタリと静止したところで、私の中の好演技センサーが「ピピッ」と鉱脈を感知しました。

そこで、身を乗り出して見ていると、ヒルヒルを4基!

そして、キックダブルを3基!

さらには、5人のトップが並んで上がったところで、そのタイミングや仕草、5人の間隔までもが綺麗に揃っていて、目を奪われました。

これは、いい!

演技にスピード感があり、あれよあれよという間に、全く違うフォーメーションで、全く違う技を次々と完成させていきます。

「よっこらしょ」みたいなところが全く無く、同時性を保ちながらも軽快にどんどん演技が進む心地よさ。

しかし、要所要所ではピタリと止める高い技術力。

素晴らしいと思いました。

199.0点で4位に入りました。

そして、2位まで3.5点差しかないので、準優勝でもおかしくない高いレベルの演技です。

3年生が8名のチームですので、夏のJAPANカップでは、広尾学園中/高の両方に注目です。

★エントリー番号11番が、目白研心中。

今年のJAPANカップで立派にリベンジをはたしたその勢いは衰えておらず、選手の方々の気力が感じられる演技でした。ヒルヒルも4基。ただ、ヒルヒルはちょっと不完全で、他にもミスがあったと思います。それでも、レベルの高さから202.5点をゲットして2位になりました。

★エントリー番号16番が、梅花中。

プログラムを見て、ドイツに行ったメンバーそのものとわかりました。

特別に練習したでしょうし、磨きに磨きあげた演技を堪能させてもらおうという気構えで観戦します。

期待どおりに楽しませてもらいました。

ただ、ヒルヒル4基のところで落下がありました。

ここは、ドイツでもトラブルになっていたところだと思うので、見ているこちらとしても、ちょっと悔しく思いました。

とは言え、240.5点が出ました。

前にも書いたと思いますが、得点の出方を観察してきた私の感じとしては、中学の240点台は、高校/大学の270点台に匹敵すると思っています。

というわけで、非常に高いスコアーでの優勝となりました。

★エントリー番号20番が、伊豆の国チアリーディングチーム。

早い時期から、中学部門にチャレンジしているジュニアチームです。

やはり、ジュニアチームらしい立派な演技で、202.0点で3位になりました。

2位の目白研心中とは、わずかに0.5点差。

ヒルヒルを3基でやっていましたが、4基であれば、間違いなく準優勝だったでしょう。

あるいは、最後のピラミッドが、ごく僅かに沈むような感じだったので、そこさえ無ければ、0.5点差くらいは逆転していたかもしれません。おしかったと思います。

★エントリー番号21番が、日大一中。

演技全体に良い意味でのテンションを感じ、ピーンと張りつめた感じが実に魅力的な演技でした。

足の長い選手が多いようで、ヒールストレッチを多用するなどで、その特徴を上手く活かした演技構成だったと思います。

中学生ながら、鍛え上げた筋肉質の脚線美の魅力を醸し出せていたように思いました。そして、このチームだからこその個性を感じとることができました。

186.0点となり、リバ→リバ・ヒールのスイッチ技を4基揃えてきた日大中Aと並んで6位になりました。
チアリーディング高校選手権の第2日が終わりました。

箕面自由学園が優勝。

今回も、代々木第一体育館に流れたのは、箕面自由学園の校歌でした。

私がチアリーディングを拝見するようになってからの6回の高校選手権は、全て箕面自由が優勝していますが、その1回1回、それぞれ全く違う感動に包まれて拝聴する校歌です。

梅花高校との優勝争いは、今回は特に熱戦となりました。会場じゅうの観客が、演技の凄さに酔いしれただけでなく、両チームが勝負にかける気迫の凄まじさに圧倒されたことと思います。

中学選手権は、梅花中Aが、ミスはあったものの、貫禄の勝利。

高校選手権のグループスタンツも、梅花高校Aが貫録勝ちで優勝。

優勝争いの熱いドラマを除くと、今回の大会で強く印象に残ったチームは、高校部門では恵泉女子学園、中学部門では広尾学園中となりました。

今日も大変素晴らしいチア観戦をさせていただきました。全ての方々に感謝の気持ちでいっぱいです。
チアリーディング高校選手権で強く印象に残ったチームについて書きとめておきます。

★恵泉女学園

2年生と1年生だけのチームです。

とにかく、美しかったです。

長い足を、あるときは真っ直ぐ、あるときはしなやかに、とても綺麗に見せてくれて芸術的でした。

しかも美しかっただけでなく、技術的な難度としても、なかなか高いものがありました。

ヒルヒルは、非常に洗練されていて、一瞬一瞬のポーズも綺麗でした。

4-4-3のトップは、フルツイストであげていたと思います。

また、2-2-1のトップが一瞬で180度回って後⇔前になる技もシャープに決まっていました。

このチームのダンスは、昔から好みなのですが、今回も大満足。

明日、また見ることができるのが嬉しくて仕方ありません。

ぜひ決勝まで残ってもらって3回拝見したいものです。

★日本大学習志野

3年生5名、2年生10名、1年生1名のチーム。

スイッチ技はリバ→リバ→ヒルで、4基でやっていました。

パートナースタンツで、トップが全くぐらつかず、ピタリと決まっていたのが実に見事でした。

全体を通して、磨きに磨かれた演技で、十分な時間をかけて良い練習が出来たんだろうと、そう思わせてくれるような安定の演技。

まさに、観客を楽しませてくれる演技でした。

先週の大学部門で言えば、早稲田FALCONSとか立教の良さと共通するものがありました。社会人部門ではデビルスでしょうか。

★麻生

2~3年生中心のチーム。

バスケットトスは、レイアウトツイストでしょうか?

トップを腹に乗せてから上にあげる技も見せてくれました。

最後は1.5を披露してくれました。

こちらも、しっかりした堂々たる演技で、観客はただただ楽しませてもらえるという、そんな演技でした。

明日、強豪シードチームの中に入ったときに、麻生がどう見えるのか、楽しみにしています。

★国際

ダンスの振り付けの一部に、とても可愛らしい部分があって、好きになりました。

★国立

いつもダンスに注目しているチームです。

今回は、手をくるくるっとやる仕草が気に入りました。

ただ、今回は人数が11人しかいなかったためもあってか、予選通過はなりませんでした。

関東→JAPANに期待したいと思います。

★帝京八王子

男子選手1名を含むチーム。

この方、3年生ですが、来年どこに進学されるのか、気になります。

演技のほうは、この男子選手の入った基で、ヒルヒルを切れ味よく決めていました。トップさんのポーズもとても格好良かったです。

★法政大学高

2年生14名、1年生2名のチームですが、2013年度にJAPANカップ決勝まで進んだその貫禄はしっかりと後輩に引き継がれているようです。

バスケットトスは、たぶんレイアウトツイストで、迫力がありました。

タンブリングにもひねりが入っていて、前向きなチャレンジ精神を感じました。

堂々とした演技でしたが、複数のミスがあったと思います。

明日は、クリーンな演技をぜひ見せて欲しいと思っています。

★女子聖学院

恵泉と並んで、強く印象に残っているチームです。

2年生6名、1年生5名で、11名しかいないチームですが、実に強烈に見せてくれました。

1.5のトスアップがありましたし、ヒルヒルが2基もありました。

こちらにパワー感を「ぐぐぐっ」と与えてくれる演技でした。

11名でもここまで出来るんだと感心しました。

ノーミスの演技。

このチームも、明日がまた楽しみです。
チアリーディング中学選手権/高校選手権の第一日目が終わりました。

今日も、とても充実した観戦をさせていただくことができ、楽しい1日を過ごさせてもらいました。

会長さんをはじめとする大会運営関係の方々、優しく親切に世話して下さいました大会実行委員の方々、そしてもちろん素晴らしい演技を見せてくださいました選手の方々、それをサポートされているご家族の方々など、多くの方々に感謝の気持ちでいっぱいです。

さて、高校選手権は、昨年度までは2月に行われていましたが、本年度から12月になりました。

この3ヶ月の移動がどんな影響をもたらすのか、それを気にしながらの開幕となりました。

また、開催週を、大学選手権の次の週に設定したというものビックリでした。見るほうとしては、少し間を空けて欲しいと思ったのですが、いざこの日を迎えてみると、心の中をチアモードにしたまま突入でき、技を見分ける目も最初から絶好調で、むしろ好ましい気さえしました。

ただ、いつもは事前に協会のページで公開されている演技順の表が、今回は前日になっても公開されていないなど、協会側はかなり忙しかったのではないかと推察されました。

さて、3ヶ月前倒しになった影響について見てみます。

まず、Division 2 の出場チーム数が、去年の26から今年の33と、7チームも増えました。

おそらく、3年生が引退せずに残ってくれたので、BチームやCチームを編成しやすかったのだと思います。

しかし、やはり高校選手の3ヶ月間の上達は凄まじいようで、特に1年生中心のチームの場合は、平均的な難度という点ではもしかすると昨年のほうが高かったかもしれないと思いました。(あくまでも平均での話です。レベルを上げてきたチームも、もちろん有りました)

また、JAPANカップから4ヶ月すら経っていないということで、いつものペースが染み込んでいるチームには、準備期間が短かったかもしれません。

それと関係するかもしれませんが、今日は「安全規則違反」が、Div.1の予選とDiv.2の決勝の合計91チーム中で、5件もありました。

昨年度は、92チームで1件だけでした。しかもそれは、3層目への宙返り乗りというハッキリした違反だったので仕方のないところだったのですが、今年は、少なくとも私にはわからない安全規則違反が5件もあったのです。

JAPANカップから4ヶ月未満ということで、スポッターの方々の動きがまだ安定しておらず、3層目にトップがあがったときに、スポッターがつききれなかったのかもしれません。

あるいは、安全規則違反をとるかどうかの基準が、今大会からより厳格になったのかもしれませんね。

いずれにしても、明日演技するチームは要注意かなと思いました。

その他、今回の大会の大きな変更として、Div.1において、昨年の「予選→決勝」から、「予選→準決勝→決勝」になったということがあげられます。

そして、JAPANカップ決勝進出チームはシード校となり、2日めの準決勝からの出場となりました。

つまり、大学選手権と同じになったわけです。

高校のDiv.1の出場チーム数は、2005年度は38チームでしたが、今年度は68チームに増え、先週行われた大学選手権の68チームにすでに並んでいますので、3段階になって当然と思います。

高校シードチームについては、日曜に2演技しなければならないのは同じですが、準決勝の出場チーム数がぐっと少なくなりますので、準決勝→決勝の時間間隔が空き過ぎず、やり易くなるのではないかと思います、また、その時間間隔の差が小さくなりますので、チーム間の不公平も少なくなり、よりフェアな戦いが期待できるように思います。

(つづく)
12/20(日)の高校選手権のSSアリーナのA列のチケットを1枚、探しています。

受け渡しですが、12/19(土)は、最初から最後まで会場におり、休憩時間にはメッセージやメールの確認をしますので、ご指定の時刻に開場内のご指定の場所にうかがえると思います。

また、12/20は、開場時刻(9:45)に代々木第一体育館の入り口におります。

メッセージいただければ幸いです。

または、ハリーさんの掲示板のチケットスレッドにも書かせていただきましたので、そこから直接のメール連絡をいただくことも可能です。

分けて頂けたら本当に奇跡だと思います。

「もしかして」と思って藁にもすがる思いでのお願いです。

どうかよろしくお願いいたします。

[2015.12.20 00:10 追記:引き続き探しております。よろしくお願いいたします]

[2015.12.20 20:30 追記:残念ながら幸運にめぐり合うことはできませんでした。西日本大会、アジア大会、関東選手権... と観戦予定ですので、もし恵んでくださるかたがいらっしゃいましたら、ぜひお願いします]
チアリーディング大学選手権。決勝では文理大と梅花女子が高難度のノーミス演技を披露してくれて、高得点が出ました。

これがどのくらい高得点なのかを調べたくなって、最近10年間の全国大会における大学3強の得点推移をグラフにまとめてみました。



ここで言う全国大会とは、8月のJAPANカップと12月の大学選手権です。最近は準決勝の得点の50%を決勝得点に加算して順位が争われますが、このグラフは決勝得点に絞ってプロットしてあります。

描いてみて、びっくりしました。

世界選手権のある年は、文理大が非常に強いことは知っていましたが、なんと、直近の「香港」「タイ」「ドイツ」の3大会について、文理大の大学選手権の得点は、JAPANカップの得点から0.5点アップ。

そうです、いつもキッチリ0.5点です。

奇跡的な精度です。

しかも、世界選手権のある年の文理大は、JAPANカップの得点が元々高いので、世界大会をはさんだ2大会の得点が突出して高いところに並ぶことになっています。

これは凄いですね。

ちなみに、梅花女子もグランドスラムを達成した2010年に、大学選手権でJAPANカップの得点から0.5点アップを達成しています。

この年の梅花女子も神がかっていました。

さて、全体を見てみます。

文理大は、2007年を頂点に2010年のエントリーミスまでの下降がありましたが、その後、一転して上昇傾向でその流れが今も続いています。

グラフからは、280点あたりの厚い壁にはばまれて、やや飽和状態と見えるかもしれませんが、むしろ文理大の技術の向上に合わせて採点基準がシフトされていると見るべきです。演技レベル自体はとどまることなく向上しています。

梅花女子は、2012年のグランドスラム後、帝京の実力が急に伸びてきて、一気に抜き去られたようにも見え、オールフィーメールの限界を感じざるを得ない瞬間もあったのですが、今回の262.5点で、一転して上昇に反転した感があります。270点ライン打破の希望が見えてきました。

帝京は、2013年度のJAPANカップで文理大に3.5点差まで迫った瞬間は劇的でしたが、得点としては、一時ほどの伸びは無いようにも見えます。ただ、次のJAPANカップで躍進すれば、まだまだ上昇トレンドの最中と言えるのかもしれません。次のJAPANカップが鍵になるような気がします。

3強の激戦は、まだまだ熱く続いていきそうです。

そして、この3強に割って入ってくるのは、日体大なのか立命館なのか、はたまた他の大学なのか。チアファンのひとりとして、楽しみにしているところです。
応援団部門は、同志社の実力が突出していて、全国大会ではしばらくは同志社だけが優勝するものと思い込んでいましたが、本大会でついに学習院が優勝しました。

JAPANカップで決勝に進出するようなチアの強豪高校からの進学者はほとんどおらず、チア初心者もかなり含まれていると思われる学習院がこれだけ強くなったというのは凄いことだと思います。

選手の大学へ入ってからの上達度合いだけで比較したら、学習院はもしかすると全国一かもしれません。

突出した選手はいないのだけれど、チームワークが良く、大会で青マットの上にあがる人もそうでない人も、それぞれがチームのために自分の役割を果たしている感じがして、とても素敵なチームだと思います。

一方の同志社。

箕面自由の選手選手(元ナショナルチームメンバー)をエーストップに立てて、彼女が飛ぶ2.0や1.5が大きな武器になっています。

同志社の場合、ダンスが素晴らしいです!

JAPANカップのときのダンスも大変素晴らしく、全員がちょっと飛ぶところとか、いろいろ小技も効いていて、何度も何度も鑑賞させてもらいました。

そして、今回は、JAPANカップとはまた完全に違う振り付けで踊ってくれて、ファンを喜ばせてくれました。

ダンスの最初のところで、振り返るポーズで顔を見せるところ。なんともユーモラスで人間味のある演出でした。

と思えば、後半は一転して上品で格調高い振り付けで、同時性や考え抜かれた動きの時間差が素晴らしく、鳥肌が立つような感動をおぼえました。

同志社には、天才振り付け師がついているのではと、そう思いました。

ただ、今回は、得点が伸びませんでした。

同志社の準決勝は189.0点で、決勝は189.5点。

JAPANカップの決勝では199.0点を出していましたので、10点ほどダウンしたことになります。

一方の学習院は、準決勝が203.5で、決勝は202.5点。

学習院の完勝だったと言えます。

青マットを縦断する連続タンブリングの数は、同志社の4名に対して、学習院は1名。

スイッチ技は、同志社がヒルヒル3基に対して、学習院はリバリバ2基。

また、ダブルアップは同志社だけがやっていました。

この3点においては同志社が勝っていましたが、他は学習院が圧倒していたように思います。

まず、いちばん大きな差として感じたのはパートナースタンツの数です。

同志社は最大でも3基だったのに対して、学習院は最大で4基ありました。

パートナースタンツの数は得点の直結すると昔のJAPANカップ放映で解説者がおっしゃっていましたので、この差は確実に出たように思います。

同志社も夏のJAPANカップでは4基のパートナースタンツを実施していましたので、今回はトップ選手が1名減ってしまったということなのかもしれません。

そうです、同志社は3名のトップでしたが、学習院は4名いたように思います。

この差は大きくて、大ピラミッドとして、学習院は3-3-4を作りましたが、同志社は作れなかったというところにつながったかもしれません。

また、一番大きかったのは、演技の充実感です。

学習院は、次から次へと演技がつながり、全員が常に無駄なく動いている感じがして、青マット上のいたるところに見どことがひろがった感じで、とても豪華な気持ちで拝見できました、

同志社は、トップの人数が少なかったこともあってか、あるいは、ポジションのバランスが一時的に崩れているのか、時として、手持ちぶさたの選手が次の動作まで待機しているようなことが多く、青マット上での見どころも中央の一箇所だけに限られるということが何度かあったように思います。

また、学習院のダンスは、同志社とは違うテーストですが、これまた良かったです。

チアリーダーのダンスらしく、元気にはじけるダンス。リズムに良くのっており、ポンポンを全員が持って踊ったのも有効でした。

学習院は、JAPANカップではフルアップどまりでしたが、今回ついに1.5をマスターしたもの大きかったと思います。しかも、準決勝、決勝の2本とも成功させたのは見事。

以上の結果として、今回は学習院の完勝となったと思います。

同志社は一時的な戦力低下と思います。今回は、2.0や1.5もやや不完全でしたし、決勝の1.5にいたっては、成功と思いきや後ろに倒れてしまうようなシーンもありました。JAPANカップのときの1.5は、大会最高の1.5で、お手本になるような出来栄えだっただけに残念でした。また、青マットを縦断する連続タンブリングもJAPANのときは6名だったのが今回は4名ですので、やはり減っているわけです。

というわけですので、来年の1年生として、どのような選手が入ってくるのか、そこに期待しています。エーストップ選手も4年生になりますので、秘伝を伝授するにしても1年はオーバーラップしたいところで、そういう意味でも、来年の1年生が焦点となるわけです。

応援団部門は、勝負としては面白くないと決めてかかってしまっていましたが、状況は変わりました。

JAPANカップでの、学習院と同志社の戦いを今から楽しみにしています。
私にとって、今回の大収穫は梅花女子でした。

ヒルヒルはもちろん4基で、全て成功。

準決勝では、大技を次々とクリアしていき、見ているこちらも、どんどん気持ちが引き寄せられていきました。

最後のピラミッド直前までノーミスでしたが、なんと両側1.5の2-2-3が総崩れとなってしまい、見ているほうとしてもかなり悔しい思いをしました。

それでも、257.0点が出ました。

決勝では、そこもキチッと修正して、ノーミス。262.5点を出して、準優勝です。

見どころとしては、バードでしょうか。

ダブルツイスト(たぶん)で舞ったあと、バードの形にマウントされました。

ダブルのバードと言えば、ドイツの世界選手権でタイチームが実施したのが印象に強く残っています。

タイチームのバードは、速さがあって、スクリューのように回ってねじ込むような形のバードでした。

梅花女子のほうはそれとは違って、高さがあって、ふわっと浮き上がって舞うように回るバードに見えました。

ツイストの回数がダブルなのかシングルなのかは、投げ上げ元が客席からは見えないのではっきりしなかったのですが、少なくとも、ダブルと見える派手さがありました。

実施したのは、目白研心出身の2年生選手で、なせばナールでもスポットライトが当てられていた、あのトップ選手です。

世界選手権のグループスタンツでは準優勝。

今日のグループスタンツの梅花女子Aにも出場が予定されていたのですが、実際に青マットにあがったのは箕面自由出身の1年生選手でしたので、「もしかして直前の怪我でも?」と、Div.1部門で青マットにあがる元気な姿を拝見するまでは、ずいぶん気になりました。

あの技を見せていただけて、ほんとうに良かったです。

さて、直近の5つの全国大会では3~4位にとどまっていた梅花女子。

久々の2位以内となりました。

もっと前に遡れば、2010年度と2012年度には、年間の5大会をパーフェクトに押さえて完全優勝しています。

偶数年度は調子が良いのが梅花女子です。

2014年度がとんでしまったけれど、2015年最後の戦いで勢いがつきましたので、2016年度は大学チア界を再びパープルに染められるかもしれません。

世界中のオールフィーメールチームの先頭に立って、オールフィーメールの可能性の限界に挑戦しているのが梅花女子だと思っています。2016年度に期待しています。
チアリーディング大学選手権、Division 1 の優勝は文理大でした。

やはり、世界選手権の年は文理大が優勝するというジンクスは今年も活きていました。

今回の演技構成は、世界選手権よりもJAPANカップに近いものだった印象です。

例えば、7基でのスイッチ技は今回はありませんでした。

しかし、側宙で乗せる1-1-1や、ダブルアップの気絶&入れ替わりや、タンブリングの最後に男子選手2名が、リズムに変化をつけて連続で飛んで、しかも最後がぴったり揃う技など、私の好きな技はほぼ全て入っていたと思います。

「茶柱6本」も健在で、そこからの展開も、今回も(準決勝でも決勝でも)成功でした。

世界選手権でもやならかった技として、フルツイストのダブルトータッチでの1-1-1があったでしょうか?

準決勝では、ここが唯一の失敗で1ミスしたが、決勝では、修正されており決勝はノーミスでした。トータッチにひねりをくわえるだけでも難しいのに、ダブルトータッチとは、と思いました。この技は本大会の見どころだったのではないかと思っています。

さて、今回の決勝のように、演技が順調に進行すると、ノーミスかどうかは最後の技で決まるのですが、JAPANカップでも今回の大会でも、最後の技は、箕面自由出身の3年生トップのダブルアップによる2-2-1です。

代々木体育館にいる観客全員がノーミスを切望する中で行われるダブルアップ。

視線は一点に集中します。

いやあ、盛り上がりますよね!

今回は、JAPANカップのときよりさらに完璧にマウントされたので、歓声も大きかったような気がしました。

ちなみに、演技のフィニッシュは、3-3-4などの大ピラミッドにするほうがゴージャスで、特に文理大のように高難度の連続で演技を進めてきた場合、締めくくりは大ピラミッドのほうが個人的には好みですが、このように視線を一箇所に集中する終わり方も良いものだと今回はじめて思いました。
Div.2は、全体にかなり豪華版でした。

まず、文理大Bに度肝を抜かれました。

文理大Bといえば、JAPANカップでDiv.2優勝したチームですので、元々心の準備はしていたのですが、いざまた見ると凄いですね。

ヒルヒル4基は、JAPANカップでもすでにありましたし、3層目への後転宙返り乗りもありましたが、今回は、その宙返り乗りに、ひねりを加えていたと思います。

ダブルも2つはあり、またもや優勝も狙えるかと思ったのですが、得点は212.0点で4位でした。素人目には、220点は余裕で超えているだろうと思いましたが、何か私のような素人には気付かない減点要因があったかもしれません。

とは言え、一番楽しめたのが、今回もこのチームだったような気がします。

梅花女子Aは、センターのトップに、箕面自由出身で、ワラってこらえての密着取材の前半で紹介されていた選手を配置したチーム。

それだけではありません。

ご存知のように、今回、ドイツで行われた世界選手権で梅花高校の「最強の5人組」が金メダルをとりましたが、その4年前、香港で行われた世界選手権で同じく梅花高校の「奇跡の1年生5人組」が金メダルをとっています。

梅花女子Aには、その5名のうちの2名も含まれていて、チアファンにとっては、そういう意味でも目が離せないチームです。

スタンバイしているときに、そのトップ選手のちょっと緊張した面持ちがチラッと見えた気がしました。でも悪い意味ではなく、心を研ぎ澄まして集中しているような清清しい感じでした。そして3層目のトップに無事マウントされて、パアッッと笑顔が広がって、これぞチアリーダーのトップだぁ!と思いました。そう、観客と一緒に笑顔になるのが良いですよね。

演技全体のほうは、ひとつ技を決め、またひとつ、と次々にノッてくる感じで、私の最も好きな雰囲気の中で演技が進行していきました。

そして、ノーミスを達成!

216.0点で、3位になりました。

2位になったのは、文理大Aです。

こちらも、ヒルヒル4基をばっちり決めて、Div.1 でも上位レベルにあることをアピール。

いちど3層目に乗ってから、いきなり高速に1.5~2.0くらいのツイストをして逆シャチに乗る技を2基同時にやっていました。

これって、Div.1チームもやっていたヤツでしょうか?

いずれにしても驚きました。

4年生のトップ選手は、いつも青マットにあがるとき、ポンポンを配置しがてら大回りをして笑顔を振りまき客席サービスも最高なので私の好きな選手です。そう、3-3-4の両側ダブルアップのとき1度だけ見せてくれた独特の足の形がカッコ良くて、今でも気に入っている選手です。

4年生だから、もう最後なんですね、と、しみじみ思いながら演技を拝見しました。

最後の3-3-4の両側は、さすがにダブルアップではなかったと思うけれど、それでも、ツイストが入っていました。

231.5点で2位になりました。

優勝は帝京A。

ダブルアップが2つはあるなど、難度は十分に高く、また、文理大と比較すると女子チームですから、それらの難度の価値が高かったんだと思います。

帝京は、Div.1での連続優勝は逃しましたが、昨年のこの大会~JAPANカップと、文理大に奪われていたDiv.2優勝を取り返しましたので、来年度に向けて希望をつなげた感じだと思います。