ハリーさんの掲示板の中の「チアリーディング新聞雑誌記事情報」の掲示板に、伊豆の国チアリーディングチームが伊豆新聞で紹介されたことが管理人様によって報告されていました。

そのリンク先を見たところ、今回の高校選手権で優勝したDiv.1とDiv.2の箕面自由学園のメンバー合わせて32名の中にOGの方が3名も含まれていたと書かれていました。

もしかすると、伊豆近郊の中学校に通われていた中学生が、チアリーディングに打ち込むために大阪に行くというような流れが出来ているのかもしれないと思われました。

JAPANカップのプログラムでさえ、出身中学しか書かれていないので、ジュニアチームがいかに貢献しているかということはなかなかわからないのが現状です。

そんな中、今回、この記事によって伊豆の国チアリーディングチームが日本の高校チアのレベルアップにも貢献しているということを知ることができてとても良かったと思いました。

ちなみに、伊豆の国チアリーディングチームと言えば、本年度の関東大会の中学の部で優勝したわけですが、そのとき静岡新聞に掲載された写真付きの記事も今回偶然見つけることができました。

そちらは、ここです→http://www.at-s.com/news/article/local/east/53925.html

この記事によれば、関東大会では規定でも自由でも1位だったようですね。
チアリーディング高校選手権。

エキシビションの楽しみは、新しく加盟してきたチームです。

新しく加盟したチームは、一度エキシビションに出ないと、高校選手権で順位を競ったり、JAPANカップの地区予選に出たり出来ないという決まりになっているようで、どんな新チームも、最初はエキシビションからです。

つまり、エキシビションに注意していると、新規チームに出会えるというわけです。

今回の高校選手では、2つの新しいチームに出会うことができました。

★広島県瀬戸内高校

創部は2014年。

広島県のチームです。

部員数は15名。全て1~2年生です。

発声の声が低く響いて、どしっと力強かったのが印象に残っています。

演技のほうは、ミスが2つくらい出てしまったように記憶していますが、独特のオーラを放っていたチームなので、今後も注目していようと思います。

さきほどネット上で検索してチーム紹介を見たところ、練習日は、「月・火・水・木・金・土・日」の週7日とありました!

それぞれ、3時間ずつ!

さらに、火曜と水曜は7~9時に朝練2時間もあって、合計すると週の練習時間は25時間にもなります。

これは強くなるかも!と、期待が膨らんできました!!

★小松大谷高校

こちらも、2014年に創部の新しいチームです。

場所は石川県。

すでに本年度の北信越大会にエキシビションで出場していたようです。

であれば、今回は最小限の8名を超える11名のチームでしたし、Division 1でも良かったように思います。なぜ今回もエキシビションにエントリーしたのかは、ちょっと分かりませんでした。

いずれにしても、私にとって初めて拝見するチームになります。

黒(紺かも)を貴重として、少し青を入れたキリッと引き締まったデザインのユニフォーム。

顧問の先生は、日体大のOGで、現役時代はJAPANカップに2度優勝とのことですから、こちらも注目の新規チームですね。

部員数が11名とまだ16名に満たないようなので、来年度の新入生をどれだけ獲得できるかが焦点だと思います。現在の部員は全員1~2年生ですので、来年度に部員数が増えることは確実です。

新年明けましておめでとうございます。

昨年も、大変充実したチア観戦をさせていただくことができ、言葉では尽くせないほどの沢山の感動をいただきました。選手の皆様や全ての関係者の皆様のおかげです。厚く御礼申し上げます。

さて、新しい年の最初の記事は、大学部門のランキングです。

直近の6つの全国大会の順位を、1位1200点、2位1080点、3位972点などとポイント化して、ポイントの高いほうから順に5大会分のポイントの和をとったのがそのチームのポイントです。そのポイントに従って順位をつけたのがランキングで、このブログ独自のものとなっています。

今回は、12月のインカレの結果を反映させました。





大学部門は、ここ4年ほどは競技部門と応援団部門に分かれていますが、本ブログでは、一貫して両部門通算しての順位を解析していることにご注意下さい。

さて、ここ2年間の4つの全国大会で、1~3位を文理大、帝京、梅花女子の3チームでわけあっており、現時点でこの3チームが突出していることは間違いありません。

そんなこともあって、1~5位に順位の変動はありませんでした。

なお、1~5位のうち、梅花女子だけが女子チームで、他の4チームは男女混成チームとなっています。

日女体育が、8→6と、上昇してきました。

今回の大会で大躍進をしたチームを列挙します。

★まずは何といっても金沢大学でしょう!

ついに予選を突破して準決勝に進出しました。

去年は41位だったのが、今回は28位です。(何度も書きますが、競技部門と応援団部門を合わせての順位です)

得点を見ると、2012年→→2014年→2015年で、128.0点→→148.5点→165.0点と、急伸しています。

実は、去年の大会では、僅か0.5点差で準決勝に届かなかったのです。次点になった悔しさを糧として大きく前進したものと思われます。ギリギリで涙をのんだチームは、そのあと大躍進するという私の感じている経験則がここでも生きていると思いました。

現在のランキングは40位です。同じ国立大学として、27位と28位に東京外大と北海道大学が陣取っています。ここに合流できれば素晴らしいですね。

★次の注目は、九州大学。

2年前の114.5点から大きく得点を伸ばして、今回は準決勝進出。準決勝では153.0点を出しました。ランキングも83位→48位と、一気に35段階も順位を上げました。

★3番目の注目は、兵庫教育大学。

直近の3大会は、59位→62位→57位 でしたが、今回、準決勝に進出して37位になりました。ランキングも15段階上がって51となりました。

その他、学習院、早稲田、関西外大、慶応なども、今回大きく前進したチームです。
昨年度より2ヶ月も早く開催されたチアリーディング高校選手権ですが、その影響があったのか、Division 2 にエントリーしたチームが7チームも増えて、33チームにもなりました。

ヒルヒル4基を組み入れてきたのは、箕面自由と梅花高校の2校です。

去年のDiv.2では、この2校はヒルヒル3基だったと記憶していますので、今年はグレードアップしました。(といっても、この夏のJAPANカップで、すでに両チームともヒルヒル4基を実施していますが...)

ヒルヒル4基を含め、スイッチ技についてまとめると、以下のようになります。(間違いがあったらご指摘いただけると有難いです)

ヒルヒル4基:
●箕面自由A[実施前に一基×]
●梅花高校A

ヒルヒル3基:
●箕面自由B

リバリバ又はリバヒル4基:
●目白研心A
●東京高校A
●横浜女学院

リバリバ又はリバヒル3基:
●梅花高校B
●千葉明徳A[×]
●東京高校B[×]
●日本大学高[×]

予想どおり、実力上位校が、着実にスイッチ技を完成させていることがわかります。

★優勝は、箕面自由A。

ヒルヒル4基の直前に落下してしまい、4基でヒルヒルに入れなかったのが悔やまれますが、全体として堂々とした演技でした。

★2位は、目白研心A。

ヒルヒルでなく、リバリバヒルでしたが、スイッチを4基揃えて成功させました。

1.5もあったり、2-2-3の両側をトスアップで上げたりと、こちらも堂々たるもので準優勝です。

★3位が、千葉明徳A。

バスケットトスで、トップの空中姿勢で体が良く伸びていて、豪快でした。

リバヒル3基は失敗してしまいましたが、2-2-3の両側がトスアップだったりと頑張っていました。

★4位が、東京高校A。

リバリバヒルを4基で実施して、成功。

去年の5位から、ひとつ順位をあげて4位ですので、最近の東京高校の昇り調子を裏付けた成績となりました。

★5位が、梅花高校A。

ヒルヒル4基を成功させましたが、別のところで落下がありました。

最後のほうで、意外にもバードがあって、びっくりしました。

2-2-3の両側がトスアップだったことをはじめ、他も高難度の技を沢山盛っていましたが、安全規則違反の10点減点が大きく響いて5位となりました。安全規則違反は、落下があったところでの問題でしょうか。。。

順位はもうひとつでしたが、観客としては十分に楽しませてもらえる演技でした。

その他で印象に残ったのは、以下のチームです。

★恵泉女学園

スケールがとても綺麗で、見とれました。

★日本女子大附属

トップの決め姿勢でのポーズが、すらっとして美しかったです。

恵泉女学園と日本女子大附属に共通するのは、美しいチアだったというだけでなく、1年生10名2年生6名という若いチームであることです。来年のJAPANカップではAチームから出場する選手も数多く含まれていると思われ、来年が楽しみです。
チアリーディング高校選手権。グループスタンツの上位3チームを中心に印象を書きとめておきます。

★3位になったのが、箕面自由A.

全員3年生のチーム。

トップは、くるりんバスケットトスの切れ味がよく、また、ミドルに拾い上げられてのツイスト付き1-1-1をいち早く完成させていたエーストップです。

開始直後は、レイアウトWツイスト、そしてツイストしながらあがってヒルヒルと、王道を行く高難度技。

ただ、このあたり、苦労してバランスをとっている感じで、観客席からはちょっとハラハラする感じが無きにしもあらずでした。

ただ、落下はせずにしのげたのが功を奏し、バク転のあたりから急に調子が出てきて、後半は、決め姿勢が、ぴたっと止まるようになり、後味良く終わりました。

最後のほうで出てきたバスケットトスは、思い切り屈伸して胎児のように小さくなる空中姿勢で、しかも、ひねりが半回転入るという珍しい技でした。

ちなみに、この選手はDiv.1の自由演技でもこのバスケットトスを飛んだのですが、驚いたことに、なんと自由演技では最後にさらにひねりを1回転入れて、1.5ひねりにしていました。

普通は精鋭選手で構成するグループスタンツのほうでチャレンジ的なことをやって、多人数で行う自由演技のほうは無難に行きそうなものですが、逆だったので、ちょっとびっくりしました。

グループスタンツのほうに話を戻すと、最後はI字を手際よく決めてフィニッシュ。3位となりました。

★準優勝が、横浜女学院。

2年生4名、1年生1名。夏のJAPANカップと同じメンバーです。

JAPANカップのときは、準決勝で演技し、あと2点届かず次点となり、決勝に進めませんでしたので、この大会にかける思いは特別だったかもしれません。

最初のバスケットトスからして、一味違っていました。

レイアウトWツイスト。

男子選手が投げ上げたかと思うほど高さが出ていましたし、なにより、トップの空中姿勢が見事に一直線で、「まさにこれぞレイアウト(伸身)!」と言えるものでした。

その次の技も凄くて、エクステンションヒールから、スイッチを2回実施したので、ヒルヒルヒルですが、真ん中のヒールのときに、一度床に片足つくくらい落として、ベースにモモごと持ち上げられる感じで、2回目のスイッチはスイッチアップのような形でした。

JAPANカップのときも、ヒルヒルヒルで高さ変化があったように記憶していますが、今回のものと同じだったかどうかは定かはではありません。

少なくとも、拝見しての衝撃度は今回のほうが高かったように思います。

そして、くるりんバスケットトスも切れ味良く決まり、アラベスク→リバティーのスイッチもありました。

私としては、エクステンションの位置のままでスイッチしてくれないと純正のスイッチとは感じられないところがありましたので、前半の変則スイッチだけで終わらず、ここで純正のスイッチをやってくれたことで、大きな満足感を得ることができました。

ところで、フィニッシュの数秒前のヒールストレッチで、もうこれは落ちただろうと目をふせてしまいそうになるシーンがありました。しかし、ベース陣がびっくりするほど機敏に場所を大移動して、落下を防ぎました。これは見事でした。

そして、フィニッシュは別の足でのヒールストレッチ。これは、一瞬でピタリと止まりました。

世界選手権で優勝したチームに次いでの2位ですから、凄いですよね。

ちなみに、フィニッシュの数秒前の危機以外にも、前半でも、やや落ちそうになる場面がありましたし、キックダブルのキックが小さかったりもしましたので、まだまだ伸びる余地があるように思いました。

来年のJAPANカップは、まずは決勝進出を成し遂げてリベンジをしていただき、そして、大学チームに混じって優勝争いに加わって欲しいものだと思いました。

★優勝は、梅花高校A。

先に書いたように、直前のメンバー交代があったようですが、それにもかかわらず最強の5人組のレベルを完全に再現できたのは見事という他ありませんでした。

観客の多くは、ドイツでの世界選手権での結果を知っていて、期待して見に来ていたと思うので、その期待に応える演技を成功させたのはさすがです。

私の一番好きなところ、つまり、直立であがったまま行う速くてシャープなWツイストも健在で、キャッチされた後の、両手と笑顔でのアピールも、ぱあっと花が咲いたようで素敵でした。

全体を通して、リズム良く、流れるように演技が進み、ちょとでもずれたところとか、ぐらついて微調整したようなところは一箇所も無く、どの決めポーズも一瞬で完璧に仕上がっていました。

☆その他のチーム

★目白研心

全員2年生のチーム。

力強い感じがしました。見ていて、こちらも元気が出る演技!

トップの表情も華やかで、決めポーズでも腕から元気があふれていました。

ノーミスを実現し、箕面自由Bと並んで4位に入りました。

★東京高校B

3年生1名、2年生4名のチーム。

ドンドカドンドカって感じのラテンっぽい雰囲気の音楽がかかり、ユニークな雰囲気の中で演技が進みました。

この音楽、情熱的で、グループスタンツにとても合っていると感じました。好選曲です!

トップの柔軟性が素晴らしく、スコーピオンやスケールで、長い足がまっすぐ高く上がっているのが美しかったです。

ヒルヒルもあって難度も十分だったと思います。

途中、ベース陣の中からトップずり落ちてしまったかと思ってドキリとしましたが、前転で床に転がるという予定の演技だったようで、よかった、よかったと思いました。

ノーミスでしたが、最後の決め姿勢を慎重に実施しようとして間をとってしまったため時間規則違反で減点されてしまいました。それでも8位に入りました。

熱い音楽を含め、印象に残った演技でした。
名城大附属のグループスタンツが良かったです!

のっけのバスケットトスは、レイアウトWツイスト。

レイアウトWツイストは高難度なので、まずはちょっと注目。

ユニークだったのは、その次の技です。

リバティ→リバティ→リバティ→リバティのトリプルスイッチ!

Wのスイッチでも珍しいので、2回スイッチした段階で、「おおお!」と思いましたが、さらにダメ押しの3回目があったので、驚きもあり、そして嬉しくなりました。

今回の技は、さらにそのあと、ヒールストレッチで綺麗にまとめていました。

グループスタンツは、たった5名の選手で演技を構成しなければならないため、16人の自由演技ほどにはバラエティーに富んだ変化はつけにくいのです。このため、次々と演技が進んでいくと、ややもすると単調になってしまう可能性もないことはありません。そんな中、このようにユニークな技が出てくると、見ていて本当に良かったと思えます。

リバティのトリプルスイッチは、まるで楽しくスキップしているみたいで、トップの素敵な笑顔との相乗効果もあって、パフォーマンス的にも素晴らしかったです。

このような特徴的な技をやってくれたので、どのような点数が出るか非常に楽しみになりました、

そこで、「ぜひ、最後までノーミスで通してくれ!!」と強い気持ちが沸いて、(心の中で)全力で応援したのですが、後半はやや息切れした感じで、ミスも1つ出てしまい、ノーミスはなりませんでした。

5名が止まってしまったような瞬間もあったので、技がひとつとんでしまったのかもしれません。

それでも、名城大附属は、17チーム中9位になりました。

1位~11位は、梅花高校、横浜女学院、箕面自由、目白研心、如水館、東京高校と、今回の大会の自由演技では8位以上に入ったチームばかり。

その中に、自由25位の名城大附属が9位で割って入ったのですから、これは立派という他ありません。

プログラムを見ると、「リベンジ!命を懸けた1分間!」の文字が並んでいます。

名城大附属は昨年のこの大会には出場していませんでしたので、この「リベンジ」は、中部大会でJAPAN出場権(基準点100点)を狙ってチャレンジしたことを指していると思われました。

今回はミスさえなければ90点は超えていたのではないかと思われ、JAPAN出場ラインに急接近してきたのではないかと考えています。

2年生が5名のチームですので、来年度のJAPANカップ挑戦は十分可能性があると思います。

ちなみに、本年度のJAPANカップのグループスタンツに出場できたのは、箕面自由、梅花高校、千葉明徳、目白研心、横浜女学院、如水館の6校のみです。凄い実績を持つ強豪校ばかり。実に狭き門です。

ここに名城大附属が割って入ってくれば、快挙ですよね~。

そして、他のチームにはできないような、オリジナリティー豊かでユニークな技を披露して、満場の観客を沸かせて欲しいと思っています。
箕面自由学園と梅花高校の得点推移のグラフを更新しました。



今回の高校選手権では、準決勝終了時点で梅花高校が持ち点で箕面自由を11.5点上回り、2010年のJAPANカップ以降の全国大会としては、最もギリギリまで箕面自由を追い詰めたと言えます。

しかし、最終的には、今回も箕面自由という大きな壁を崩すことは出来ませんでした。

このグラフからもわかるように、箕面自由の強いところは、準決勝に比較して決勝でさらに得点を伸ばすところです。

2012年度の高校選手権において、コーチの方が選手達に「2本目に強くなる!2本目に強くなる!」と呪文のように語り掛けていました。

実際、この呪文は効いたようで、その大会を含めて今回の大会まで、7つの全国大会の全てにおいて、決勝の得点は準決勝の得点以上となっています。

7大会連続ですので、これは凄いことです。

これに対し、梅花高校の場合は、7大会中の5大会において、決勝得点は準決勝得点より低くなってしまっています。

グラフで見ると、両校の得点全体は結構からみあっているように見えますが、それにもかかわらず、箕面自由が全国大会で11連勝した(すなわち、準決勝付きの大会を11連勝した)理由として、箕面自由が「2本目に強くなる」ための何らかの術を会得したことがあげられると思います。

なせばナールで紹介されていたように、箕面自由は、例えば成人の日に複数の式典会場をかけもちで回って演技するなど、1日の複数のピークをもってくることは他チーム以上に普段から慣れているとは言えます。

しかし、ただそれだけはでなく、「2本目に強くなる」をチームの課題として設定し、全員でその課題の克服に意識的に取り組んだことが大きいのではないかと考えています。

箕面自由の全国大会連覇は注目ですが、決勝で準決勝以上の得点を出すことの連続記録がどこまで続くのかにも注目しています。
チアリーディング高校選手権。

今回から、決勝に進む仕組みが大幅に変わりました。

まず、4ヶ月前のJAPANカップで決勝に進出した12チームは「シードチーム」として、第2日の準決勝から登場。

他の全てのチームは、第一日の予選に出場しなければならず、30位以内に入ると準決勝に進んでシードチームと合流します。

そして、準決勝で上位15チームに入ると決勝に進めるという仕組みです。

さて、シードチームの権利を持っていた、大阪学院大高と、大濠高校の2校は、今回も高校選手権には参加せず...

時期が2月から12月に変更になったので、学校行事との兼ね合いなどが解消した可能性もあり、「もしかして出てくれるかも?」と期待していたのですが、残念でした。

さて、出場したシードチーム10チームの中で、優勝争いを除くと、最も印象に残ったチームは東京高校でした。

東京高校と言えば、全国大会では余裕で一桁台順位に入る強豪チームという印象でしたが、2012年のJAPANカップで13位、2012年のJAPANカップで14位になるなど、少し苦しんでいるところがありました。

しかし、その後は調子をとりもどし、演技構成などを見ても、前向きに進んでいる様子がうかがえて、上昇気流に乗っている感じをもっていました。

今回は、準決勝、決勝とノーミスを連発して、3位に入りました。

ノーミスだけでなく、演技構成が素晴らしかったです。

何よりも凄かったのが、スイッチ技。

単なるヒルヒル4基ではなくて、アラベスク[SW]ヒール[SW]ヒール というWスイッチでした。

4人のトップが連続でスイッチするのは、2010年度の高校選手権で箕面自由が実施したり、あるいは2013年のJAPANカップでツイスターズが実施していましたが、いずれもチャンピオンチームです。

そのチャンピオン技を、ついに東京高校が実施し、しかも、準決勝と決勝の2回とも完全に決めたのは衝撃的でした。

ピラミッドは、2-2-3と3-3-4。どちらも両端はトスアップであげていましたので高難度。

また、ダブルアップは2基。この夏のJAPANカップの決勝でも2基にチャレンジしていましたが、そのときは1基落としてしまいました。今回は全部成功。

その他、ハーフツイストのトータッチ乗せ1-1-1もありました。

また、タンブリングの構成が素晴らしかったです。対角線主体の経路で怒涛のごとく飛び跳ね、もう終わったかと思ったタイミングで、最後に4人が時計の針の方向に回るように、ポーンポーンと跳ねたのは、とても洒落ていました。

ダンスも印象的。ダンスは特に前半がよかったです。2列のすり抜けのあと、手で横を指す列と、天を指す列に分かれたところも鮮明に決まっていました。この指差しポーズは気に入りました。

なお、ダンスの最後のところで全員が360度ターンするところがあったのですが、あそこは大変スパイスが効いていて素晴らしかったので、2回連続でやってくれたら、もっと良かったと思いました。

「お!これ、いい!」と思った瞬間に、もう一回繰り返してくれると、観客としては心のツボのど真ん中を直球で突いてくれた気がして、とても快感なのです。

3年生2名、2年生9名、1年生5名のチーム。

東京高校の過去の実績を調べてみると、全国優勝はまだ無いようです。

しかし、最高潮の時期の記録としては、2009年の関東大会とJAPANカップで、どちらも準優勝という実績があります。

2016年度は、7年ぶりに、その快挙を再現し、さらにそれを超えるような挑戦が期待出来るかもしれないと、楽しみにしています。
昨日ブログで、いまひとつはっきりしなかった箕面自由の演技開始時のポジションについて、ようやくわかりましたので書いておきます。

JAPANのときは、選手の方々が、てんでバラバラな方向を向いていたと書いてしまいましたが、当時の動画を見たところ、14名は正面を向いており、たった2名の方が横を向いていただけでした。なお、この2名は、青マットの最も手前のラインにそって左右に交差するようにタンブリングするための要員です。

その横向きの2名の方が最前列にいらしたので、印象に強く残り、てんでバラバラなイメージを増強していたように思います。

これに対して、今回の演技では、最前列はきちんと前を向いた4名の選手。

左右を交差する2名のタンブリング要員は、その4名からは、ほんのちょっと下がって位置していました。

このため、誰が見ても4名のニコニコ顔が印象に強く残ったのだと思います。

ちょっとした位置の違いで、観客にとっての印象が大きく異なることを知って少し驚きました。

また、このような小さなところにも随時改良が加えられているということから、箕面自由の演技作りのキメ細かさを感じました。

さて、今回の演技の動画を見て、箕面自由の演技にもっと凄いことがあったことを知りました。

それは、新バク転パートナー。

3基での構成です。

まずは、バク転で入って、中央1基はスコーピオン。左右2基はスケール。

そこから、左右は、スイッチして少し沈みつつヒール。そしてヒールのまま上げられつつI字ぎみになって360度ターンして、またヒール。

そのとき、驚いたことに、中央が、スコーピオン→ヒールのスイッチをしていたのです。

さらに左右はキックダブルでディスマウント。

中央は、トータッチでディスマウント。

いやあ~、凝ってます。

生で2回見ただけでは、とても把握できないほど高密度で複雑な展開です!

生で見て楽しく、家に帰ってから動画で見るとさらに新たな発見があってまた楽しいという、つまり、一演技で2度楽しめる演技を狙っているのだと思いました。

そして、スイッチ技についてまとめれば、箕面自由はヒルヒル4基のほか、新バク転パートナーのところで3基のスイッチがあったことになります。合計7基です。

梅花高校のヒルヒル5基が超強力なので、スイッチ技の得点(パートナースタンツ区分と思われます)で差をつけられないために編み出したのが、この技なのでしょう。

ちなみに、3層目へのダブルひねり乗り(ダブルアップ)は、JAPANでは箕面自由が5基で、梅花高校が4基。

今回も、箕面自由が5基、梅花高校が4基を保っていました。
チアリーディング高校選手権の大きな見どころは、このブログの主要なテーマでもある「箕面自由 対 梅花高校」のライバル対決です。

私がチアの観戦をするきっかけとなった、チア観戦の最初の日。

その日、梅花高校が箕面自由を破って以来、全国大会は全て箕面自由が勝っており、この大会までにすでに10連勝を達成しています。

どのチームが、いつ、箕面自由にSTOPをかけられるか、そこが現在の高校部門の最大の焦点です。

まずは、準決勝。

シードチーム中のエントリー番号2番が梅花高校。このライバル決戦、先攻は梅花高校です。決勝に進んでも、この演技順は保たれるので、決勝でも梅花高校の先攻はすでに確定しています。

演技のほうは、ほぼJAPANカップの演技構成に近かったと思います。

そういうわけで、期待どおりに5基のヒルヒルも実施してくれました。

しかも、V型でなく、(私の好きな)Λ型でやってくれましたので、大感激。

もちろん成功でした(ちなみに決勝でも成功でした)。

こんな大技を安心して見られるなんて、なんて幸せなことか!

演技全体では、若干コラえるようなところが2箇所ほどありましたが、最後までノーミス。

こらえているときの懸命さなどから、選手の方々の熱い思いがにじみ出ているように思いました。

得点は、255.0点。

そして、シードチーム中のエントリー番号9番が、箕面自由。

タンブリングからはじまる異例の演技構成は、JAPANカップのときと同じです。

ただ、もしかすると少し違いがあったかもしれません。

JAPANのときは、演技開始前に選手の方々が、てんでバラバラな方向を向いていた印象だったのですが、今回は、前に立っている4名の方の素敵なニコニコ顔が強く印象に残っているので、最初の立ち位置と方向について改善されているのかもしれないと思いました。(いずれ動画を見れば、すぐにわかることですので、違っていたら訂正します)

その他としては、今の箕面自由で私の最も好きな技、つまり、ミドルがベースの足を拾い上げる感じで持ち上げて立たせる1-1-1にフルツイストを組み合わせる技ですが、夏のJAPANでは1基だけだったのに、今回は2基同時の実施にグレードアップしていました。3年のエーストップさん以外に、もうひとり、出来るようになったんですね。

ちなみに、この技は昨年度の高校選手権などでは1基だけであれば成功させていたのですが、その後、世代交代で1基ですら実施されなくなり(つまり、エーストップさんの力だけでは実施できない技ということだと思います)、今年のJAPANカップまでにようやく復活したという、いわくつきの技です。

それを2基ということですので、嬉しかったですね。

また、箕面自由の演技は、音楽にも工夫がこらされていました。

最後のところは、なんと、ベートーベンの第九。

そんなものかけられたら、昨年の創立25周年記念公演が思い出されて、ウルウルしてしまいます。

これは、ヤラレタ! という感じでした。

創立25周年の話は別としても、12月と言えば第九です。

本大会は今年度から、2月から12月に引越ししましたが、12月であるという事実を利用したチームは、他にはほどんと無かったように思います。

そういう意味でも、箕面自由の目のつけどころは素晴らしいと思いました。

ただ、準決勝では、2-2-3が完成する瞬間と、音楽の最後のジャーンの音が、少し時間ずれを起こしていたように感じて、折角のピラミッド完成が間延びしてしまったように感じました。そこは残念でした。

決勝では、たぶん修正されていたと思います。(実は大歓声と大拍手で、最後のところは音楽どころではなかったのです)

ヒルヒルは、4基。ただし、準決勝ではミスがあったと思います。準決勝では他にもミスがあって、得点は231.5点。演技が終わった瞬間に私が感じた以上に点数のロスがあったので、もしかすると、素人目には気付かない減点対象があったのかもしれません。

(2015.12.23追記:2つ目の落下(ダブルトータッチ1-1-1のところ)で、トップが床に触るか触らないかまで落ちてしまい、さらにはジェネラルスポッターの手も借りてしまったため、危険な落下と見なされたと思います。すなわち、ここでの減点が大きかったものと思われます)

いずれにしても、準決勝は、梅花高校が255.0点で、箕面自由は231.5点。

梅花高校は、持ち点で11.5点の貯金をして、決勝に進みました。

さて、今日は、準決勝と決勝のあいだに、開会式、成績発表、中学選手権などがありました。

そして、これらの中で、ドイツで開催された世界選手権に派遣された選手の紹介と、成績証明書(?)贈呈の式典もありました。

まずは、ジュニア部門に出場して金メダルをとった梅花中学。

とっても晴れ晴れとして清清しい表情が印象的でした。

キャプテンがマイクの前で挨拶しましたが、綺麗に通る声で、また内容も素晴らしく、良いスピーチでした。

そして、グループスタンツチーム。

梅花高校の最強の5人組も、ひとりひとり名前を呼ばれましたが、ひとりいらっしゃらなくて、今日の観客はそのとき、本大会での高校自由演技Div.1チームと、グループスタンツAチームは、プログラムが刷られてからの選手交代があったであろうことを知りました。

そんな中でも、自由演技は準決勝で1位。

そして、その式典の直後に発表されたグループスタンツでは、梅花Aチームは優勝でした。

さて、いよいよ決勝です。

先に書いたように、先攻は梅花高校。

もし、ノーミスなら、箕面自由の演技を待たずして、事実上の優勝が決まります。

ヒルヒル5基は成功。

そのあとも、次々と技を成功させていきますが、エーストップがベースの上から立ったままダブルで回って2-2-1の形になる大技の直前のところで、トップの足がベースの手からすり抜けたのか、やや手間取ってしまいました。

精密に時間計算されて並べられている高度な技の組み合わせですので、この遅延は決定的となってしまいました。

そう言えば、この夏のJAPANカップの決勝のときも、この立ったままダブルのところで乱れがありました。

あのときは、ミドルがやや間に合っておらず、トップはダブルを自重したのでした。

そのとき私の席の後ろにいたチアリーダーと思われる方のお母様が、チアリーダーさんに、「なんで飛ばなかったの?間に合ったんじゃない?」と聞いていましたが、チアリーダーさんは「あそこで飛んでは総崩れになる、止めるところ」と解説していました。

今回も、どうするか、私の頭の中も混乱しました。でもすぐに、

「でも、もし、ここで飛ばずに箕面自由に逆転されては悔いが残る、ぜひ飛んでくれ。いや、きっと飛んでくれる」

そんな気持ちになりました。

はたして、トップは短い時間のなかで思い切りダブルを飛びました。

成功!(と、見えました)

しかし、一難去って、また一難。

2-2-3にするために、両サイドにフルツイストでトップが乗ってきます。

もう待ってはくれません。

両サイドにトップが乗ってきました。

止まったか(というより止まってくれ!)と思ったのですが、やはり、最初に急いで2-2-1を作ったときの歪が解消されていなかったのか、トップ3人が落ちてしまいました。

たぶん、キメ姿勢はとれていないと判断されたか、キメ姿勢の時間不十分と判断されたと思います。

これで、観客としての私の緊張の糸はほぼ切れてしまったのですが、梅花高校の選手達はそのあとが立派で、たぶん気持ち的には難しかった中で、ノーミスで乗り切りました。

キスアンドクライで得点を待つ梅花高校の選手達。

終わってから冷静に考えてみれば、あのミス以降をノーミスで乗り切ったことは非常に大きく、11.5点の貯金がありますので、もし240点を超えられれば、まだ梅花高校のほうが有利かなと思って待っていると、出た得点は244.0点。

これで、まだ6:4くらいで、梅花高校が有利かなと思っていました。

貯金の11.5点を考慮すると、箕面自由が255.5点を超えれば、合計点でも梅花を超えるという状況。

でも、2~3のミスしかない演技の231.5点から、24点を超える加点がありうるのだろうか?

箕面自由がノーミスで、さらに、ノーミスオーラに伴う加点があれば、起こりうるかも。。。

いずれにしても、絶対にノーミス以外は無いという状況で、箕面自由の選手達が青マットにあがりました。

準決勝と決勝のあいだで、コーチ陣は、選手達にどんな指示を出したのか。

選手達の間では、どのようなディスカッションが行われたのか。

それを知ることはできませんが、それらの結果は、3分後にはわかるだろうという状況です。

まずは、タンブリング開始のポジション。

センターの選手が、優しくて柔らかい笑顔をされていて、なんでこんな事態にあの笑顔を作れるのかと、非常に感心しました。

しかし、両側には、真剣で引き締まった表情の選手もいらっしゃいます。

ただ、音楽担当者に合図を送った瞬間に、これらの選手からもこわい要素が消え、一瞬で笑顔に。

そのあと起こったことは、文章ではとても表現できません。

ダブルツイストが、スパッ、スパッ、スパッ、と決まり、ヒルヒル4基も問題なくクリア。

ミドルがツイストしてくるトップの足をなんなく拾い上げ、どんな技でも絶対成功する雰囲気。

そして、第九が鳴り響くと、場内の興奮も最高潮になりました。

最後の2-2-3が決まってノーミスを達成した瞬間の異様な雰囲気。忘れられません。

キスアンドクライで、得点を待ちます。

私の浅い知識では、どっちが勝ったか、全くわからない。。。。。

ただ、プログラムにメモした梅花高校の合計点371.5を口の中で唱え、「これより上か下かだ」と自分に言い聞かせます。

場内のオーロラビジョンには、上から、持ち点、決勝得点、合計点と出るので、まず下の数字を見るんだぞと、これも自分に言い聞かせます。

そして、得点が出ました。

決勝が256.5点で、焦点の合計点は、372.5点。

なんと1点差で、箕面自由が逆転優勝しました。

ところが、キスアンドクライに目をやると、箕面自由の選手の方々は直立で固まったまま。

選手達が全員で抱き合って、ラグビーのモールのようになっているとばかり思ったのに。。。

「あれ?数字の読み間違い?」

と、こちらも混乱。

ところが、選手の方々がキスアンドクライを離れてコーチ陣のほうに移動している最中に、いきなり飛んで跳ねての大喜びとなりました。

たぶん、オーロラビジョンには、JAPANカップのときのように現在の順位が出ていなかったので、梅花高校の得点を知らない箕面自由の選手の方々は優勝したことがすぐには判断できなかったのでしょうね。

いずれにしても、遅延時間差つきの優勝歓喜という珍しいシーンとなりました。

そして、終わってみれば、箕面自由の凄さを、またもや思い知らされた大会となりました。

準決勝と決勝の間で、コーチ陣が魔法の一言をかけたとか、選手間のディスカッションが有効に働いたとかはもちろんあるのかもしれませんが、ここ一番での強さは、「他のどのチームよりも練習している」ということそれ自体と、そのことから来る自信によるものが大きいように思います。

一方の梅花高校。

今回は本当に残念でした。

決勝ではミスが出てしまいましたが、準決勝での気迫のノーミスは、多くの観客を感動させたと思います。

それだけでなく、白熱した優勝争いを演じてくれたことで、チアリーディング競技の観戦がいかにエキサイティングであるかを、世の中に示せたのではないかと思っています。これも梅花高校のおかげです。

両チームの西日本大会での対決を楽しみにしています。