11月10日…俳優、高倉健さんが亡くなった。
特に思い入れがあったワケではないけれど、当たり前のようにいつでもそこに居てくれると思っていた人がいなくなってしまうというのは、寂しいことだ。
205本もの映画に出演していたそう。ワタシが観ているのはその内たった3本。
「南極物語」
「南極物語」
「幸福の黄色いハンカチ」
そして 「ブラックレイン」
さすがは日本の映画界の頂点にいた方…多くの人がその死を悼み、悲しんでいる。追悼する特集があちらこちらで組まれ、数々の授賞式での様子やインタビューの映像が流れる。
中でも、かつて共演した人たちの語る「高倉健さん」がとても魅力的だと思った。誰もが口をそろえて、彼の真摯で驕らず、謙虚な姿を語り、優しい気配りに感謝の言葉を述べる。
容姿や学歴、経済能力ではなく、これこそが男の本当のカッコ良さなのだと、今更ながら気付かせられる。
人は2度死ぬという。
1度めは肉体の死。2度めは人々の記憶から消えてしまった時の死。
高倉健さんには2度めの死は永遠に訪れないだろうと確信した。
だから今日は、ワタシも高倉健さんの映画を観てみたいと思った…
キアヌ&サンドラのあの「スピード」の原作になった作品だという。40年も前に、邦画でこんなパニック映画があったとは驚き。
東京発、博多行きの新幹線に仕掛けられた爆弾。時速80キロ以下まで速度が落ちると爆発するのだという。
1500人もの乗客を乗せた新幹線。最悪の事態を回避すべく全力を尽くす国鉄。 犯人グループと、彼らを逮捕しようと必死の警察。そして車内では乗客がパニック状態に陥っている。
次から次へとスリリングな展開なのに、ところどころ犯人たちの人生のドラマも描かれており、少々長いけれど博多到着までの限られた時間の中で、事件を解決しようと見事な連携プレーで奔走する国鉄と警察の様子はなかなか面白かった。
撮影をめぐり当時の国鉄とは一悶着あったようで、ツッコミどころは多々あるのだけれど…とにかくこの映画「大脱走」さながら、超豪華キャストのそろったオールスター娯楽アクション。ワタシでさえ知っている人が沢山!
撮影をめぐり当時の国鉄とは一悶着あったようで、ツッコミどころは多々あるのだけれど…とにかくこの映画「大脱走」さながら、超豪華キャストのそろったオールスター娯楽アクション。ワタシでさえ知っている人が沢山!
主犯がもちろん高倉健さん。大勢の人の命を危険にさらし、大金をせしめようとするけれど…悪人にはなりきれず優しさがあちこちに垣間見えてしまう役どころであったのは思ったとおり。
何年ぶりか、もう忘れてしまったくらい久々の鑑賞。こんなに笑える映画だったっけ?
と、とても新鮮。
武田鉄矢はコントみたいだし、桃井かおりも倍賞千恵子も最高にかわいい。
そして、なんと言っても高倉健さん。真面目すぎて不器用なその姿が愛おしい。
そして、なんと言っても高倉健さん。真面目すぎて不器用なその姿が愛おしい。
初めて観たときは、ワタシこの魅力に気がついてなかったなあ。
感動のラストは誰もが知っているあの有名すぎるシーン。ハッピーエンドは分かっているけど、やっぱり涙が出た。


わりと長身でがたいが良く、寡黙。決して悪い人ではないけれど、どこか過去の傷を引きずっている…そんな雰囲気が、どこかしらワタシのイメージするジョン・ウェインっぽかったりもして

次は…「遥かなる山の呼び声」にしようかな。馬に乗った高倉健さんのポスターが、まさにジョン・ウェインみたいだしw
高倉健さん…どうぞ安らかにお眠りください



















喉がカラッカラに渇いて身体がこわばって目が覚める…翌朝は案の定、首が痛い。 肩甲骨まわりのストレッチで今まではすぐに治っていたのに…今回のは手強く、うたた寝から2日目にして首、肩、背中に広がる激痛で金縛りにあったかのように身動きがとれない






の老舗レストラン。






















