カリンバには大きく分けて、板状(ソリッド)と箱型2種類があり、
さらに大きさ、形、ブリッジの作りなど、
メーカーさん、工房さん、個人の作家さんなどで、
個性のでる楽器です。
そのため、後付けのマイクやピックアップの
取り付けに悩まれたり、
たくさんあるピックアップやマイクの中で
カリンバに合うものを選ぶ苦労を
される方もいらっしゃるかと思います。
弊社においても
カリンバの形状が個々で個性があり
使用環境が多様化していることから、
MSPピックアップも「カリンバ用」というキットのご用意がございません。
そこで、大まかな楽器の形状・ピックアップの使用環境で、
どのタイプのMSPピックアップが使いやすいか、
どういったアクセサリが必要になってくるか、
どのキットに必要なアクセサリが入っているか、
ご予算に合うかなどを
ご案内させていただこうと思います。
そもそもMSPピックアップとは何か、
どうやって使用するかについては、
下の記事を参考にご覧ください。
参考記事:
★アコースティック楽器用ピックアップ MSPピックアップとは?MSPの意味は?
MSPピックアップの種類について
↑左から順にStronger/180cm/オス、スタンダード/180cm/メス、Stronger/60cm/プラスチックメス
<本体の規格>
・スタンダードモデル:磁石で押し圧することで得られる深みある自然な音色が特徴
・Strongerモデル:磁力を強くしたモデル。スタンダードに比べて本体に厚みがあります
※2021年2月2日のV3モデルの販売終了に伴い、内容を2021/02/16に変更しました
<ケーブル長とジャックの種類>
・約60cm/プラスチックメスジャック(日本製):楽器やMSPピックアップへの重さの負担を最小限に抑えるよう、軽いプラスチックジャックを採用。機材へ入力する際にシールドケーブルが必要です。ご自身の使用環境に合わせた長さのシールドケーブルを使用すればいいので、様々な使用環境に対応できます。演奏スタイルによっては、シールドケーブルとジャックの接続部分の重さが楽器にかかることがありますので、状況に応じてジャック部分を固定するなどの工夫が必要です。
・約180cm/ノイトリックメスジャック:ロック付きの重さのあるジャック。床などに置いた状態でシールドケーブルにつなぐことを想定した規格です。ピックアップのハイインピーダンスという出力の特性上、あまり長くシールドケーブルで延長すると、ノイズの原因となると言われています。最低限の長さでの使用をお勧めします。
・約180cm/ノイトリックオスジャック:楽器用機材の定番の規格(シールドケーブルのオスジャックと同じ規格の6.3φか1/4"のモノラルフォーン)のため、シールドケーブルを用意することなく、手近に置いた機材に直接入力することができます。
<アクセサリ>
・ポジショニング磁石:MSPピックアップで楽器の板を挟み込みための相方の磁石。カリンバには5mm厚か8mm厚の使用が主です。板を挟む力によっても音が変わりますし、楽器の板厚に応じて安定して取り付けられる磁力が変わりますので、2種類ともお持ちだと、取り付けの幅が広がります。
・マグネットセッター:ポジショニング磁石を楽器内部に差し入れるのに使用する針金状の治具。なくても取り付けられることがほとんどですが、あった方がスムーズに取り付けられることもあります。
参考記事:
次回以降は具体的にカリンバの形状、取り付け方法、使用方法で、
どんなキットが合うのかお勧めのキットをご案内していこうと思います。
掲載予定記事:
★Ⓐカリンバのキーやブリッジに取り付ける 2020-12-28の記事
★Ⓑ箱型カリンバのボディーへ取り付ける 2020-12-29の記事
★Ⓒソリッドタイプのボディーへ取り付ける 2020-12-29の記事
★Ⓓ迷ったらこのキット 2020-12-29の記事
①自宅でアンプにつないで練習、コンパクトなセッティングで動画撮影・録音、演奏者の足元にDIやプリアンプ・アンプを置く演奏での使用のような、楽器から機材への距離が短いセッティングの場合
②他の楽器と使い回す
③接続機材まで距離がある場合
④お値打ちなことを優先
色々な条件があって混乱してしまいますが、
なるべく分かりやすいようにご案内できればと思います。
お楽しみに~♪
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