【機材初心者さんに】ピックアップってなに?② | ウクレレ、ギターからウッドベースやハープまで使用可能!アコースティック楽器用ピックアップMSP

ウクレレ、ギターからウッドベースやハープまで使用可能!アコースティック楽器用ピックアップMSP

取付け加工なしで簡単に装着可能。磁石ではさむだけの新方式(国内・国際特許取得済)のアコースティック楽器用ピックアップMSP。お客様の声や使用事例などをアップしていきます。

さて、やっとピックアップってなに?というお話です。

いろいろなアコギ用ピックアップ、内蔵タイプ、外付けタイプの写真

ピックアップといえば、
エレキギター・ベースやエレアコをやっている人なら、
真っ先にコイルピックアップ(マグネティックピックアップ)を
思い浮かべるかと思いますが、
コイルピックアップ(マグネティックピックアップ)は
使用する楽器を選ぶので、今回のお話から除外させていただき、
コンタクトピックアップについて書かせていただこうと思います。

コンタクトピックアップは

パッシブ(電源のいらない)タイプのものがあり、
たまのライブで電池切れの心配をしなくてもいいので、
ずぼらな(笑)方にピッタリです。
音はクリスプな傾向にあり、
広いレンジの自然でふくよかな音を求める人には不人気です。
しかし、ダイナミックマイクやコンデンサーマイクに比べてて

ハウリングに比較的強いことや
マイクであるようなライブでのパフォーマンスの制限が少ないのと、
世の中に良いシミュレーターが出回っていて
音のカスタマイズがしやすくなってきたなどの理由から、
コンタクトピックアップを選ばれている方は多いです。

コンタクトピックアップにどんなものがあるか
ご紹介していきます。

★貼り付けタイプのピエゾピックアップ★

貼り付けタイプのコンタクトピックアップ外付けタイプ、内蔵タイプの例、粘着写真
粘土のような粘着やシールなどで振動をひろうパーツ(ピエゾ素子)

を楽器のボディーに貼り付けるピックアップです。
貼り付ける場所の振動を拾うため、

貼り付け場所によって音が変わります。
楽器の外側に貼り付けピックアップのジャックをテープか何かで

楽器に固定する外付けタイプや
楽器の内部に貼り付けてジャックも楽器の側面などに

埋め込む加工をする内蔵タイプがあります。
内蔵タイプだと楽器に穴開け加工をする必要がでてきます。
DIYもしくは楽器工房さんなどでの施工が必要です。
貼り付けられてジャックの取り回しができれば、

いろんな楽器に対応できます。
また、内蔵タイプですと一度取り付けてしまえば何もしなくていいので、
必要な時にジャックにシールドを挿すだけでいいので便利です。
ギターなどでスラム奏法のようにボディーをタップする演奏には
コンタクトピックアップが向いています。
弊社ではMSPとは別に、張り付けタイプのピックアップも

ご用意しています。

★ピエゾアンダーサドルピックアップ★

アンダーサドルピエゾピックアップ取り付け例、ジャック、ブリッジ写真
弦楽器のブリッジのサドル下に

長細い振動を拾うパーツ(ピエゾ素子)を取り付けて
弦の振動をメインで拾うタイプのピックアップです。
取り付けが難しくシャリっとした音質と言われています。
いわゆる「ピエゾらしい」音のことです。
ハウリングに強くて音が安定しているのがメリットですが、
取り付ける楽器を選ぶピックアップです。

★クリップタイプのピエゾピックアップ★

クリップタイプのコンタクトピックアップ例ピエゾピックアップ例
クリップや万力のようなもので固定するピックアップです。
粘着をつけずに簡単に取り付けられますが、
反響板の端だけでなくネックのヘッドに取り付けることもあるため、
ケーブルを取り回しづらいこともあります。

★MSPピックアップ★

コンタクトピエゾピックアップマイクMSPピックアップの仕様、写真
弊社のコンタクトピックアップですが、

通常のコンタクトピックアップと違うのは、
磁石で挟み込んで固定するというところ。
ピエゾ素子を反響板にしっかり押し圧できるため、
楽器のボディーの奥行ある響きを拾うことができます。
粘着を使わないので、取り付け後も簡単に取り外し・つけ直しができて
取り付け位置を変えて自分の好みの音の出る場所を

探すことができます。
また、貼り付けタイプと違って反響板にしっかり押さえつけることから、
一般的なパッシブタイプのピックアップに比べて音量が大きく、
奥行のあるふくよかな音色になるのも特徴です。
従来のコンタクトピックアップは信号が小さい傾向にあることから
プリアンプと呼ばれる増幅装置を使用してから

アンプやPAミキサーに入力することが多いですが、
増幅の意味では必要がないことがほとんどです。

(インピーダンスの変換や音色調整という意味で

プリアンプが必要なことがあります)
外付けタイプですので楽器に穴を開ける必要がなく、
内部配線のビビりに悩まされることがありません。
MSPの取り付けに際してお客様で道具をご用意いただく

必要は一切ありません。
ジャックやケーブルの取り回しも、
粘着を使わない独自の固定治具があります。
反響板を磁石で挟み込んだり、

楽器の金属パーツに吸着できれば取り付けられるので、
アコギやウクレレだけでなく、ピアノやハンマーダルシマー、

ハンドパンのような金属パーカッションにも取り付けられます。
お手持ちの楽器内で使いまわすことができるので、
複数楽器をお持ちの方には経済的ですが、
都度の取り付け取り外しが面倒という側面もあります。
人によっては取り付け位置を模索するのが面倒と

感じる方もいらっしゃいます。

ピックアップを使用していくにあたりご注意いただきたいのが、

信号の種類についてです。

ピックアップは一般的にインピーダンスという信号の数値が

高い「ハイインピーダンス」と呼ばれる信号を出しています。

そのため、ダイナミックマイクやオーディオの信号を

受け入れる入力口では、信号の規格が合わずに

ノイズが入ったり音の変質などが起こってしまします。

これについてはまた別の機会に触れていきますので、

ここでは信号によって機材の相性があるということを

覚えておいていただければと思います。

 

さて、ピックアップ各種の特徴を書かせていただきましたが、
あなたの楽器に合いそうなものは見つかりましたか?
メーカーによってはコンデンサーマイクとその他のピックアップを

組み合わせたデュアルタイプのピックアップもあったりしますので、

本当に選択肢が多いです。
空気感やキラキラした金属弦の音色は、
通常のダイナミックマイクやコンデンサーマイクの方が得意です。

楽器形状や特徴だけでなく、
レコーディング、練習、ライブ、そしてライブする会場の規模など、
用途や演奏規模、演奏スタイルに応じて、
そして予算に関しても考える必要がありますね。

 

弊社はMSPピックアップの製造販売をしておりますので

もちろん、MSPピックアップをお求めいただきたいですが、

上で書かせていただいた通り、

楽器やその人の使用環境によって求めるものが変わってきます。

ぜひ、メリットやデメリットを把握して納得してお選びいただき、

音や使い勝手などを探求していただければと思います。

 

次回はピックアップの取り付けについて

お話させていただこうと思います^^

 

まだまだ分からないことや

ブログで取り上げてほしい内容がございましたら、

お気軽にご連絡くださいませ!→music@123sound.jp

どうぞよろしくお願いいたします^^

 

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