ピックアップを楽器に装着できたら、
次はいよいよ電気をつかった音の増幅です。
さて、何を使って何にどのようにつなげばよいのでしょうか?
一番シンプルなつなぎ方は、ズバリ、
「ピックアップ→シールドケーブル→楽器用アンプ」です!
注意をしたいのが、アンプの選び方。
ピックアップを接続するアンプは、
家電のオーディオコーナーで販売している“アンプ”ではありません。
楽器店で販売しているアコースティック楽器用や
ギター・ベース用のコンボアンプに接続してください。
楽器用のアンプはピックアップのハイインピーダンスと呼ばれる
信号を受け入れできる規格になっており、
音の増幅機能と音を出すスピーカー機能が一体になった機材です。
そのため、ピックアップのジャックの規格に合わせて
アンプとケーブルでつなげばOK。
MSPピックアップでしたら通常のシールドと呼ばれている
フォーンモノラルジャックの楽器用ケーブルでつなぐことができます。
アンプもシールドケーブルの規格に合った入力口が一般的です。
キーボード用やマイク用のアンプなどでは、
入力口がハイインピーダンス対応になっていなかったり、ケーブルの差し込み口がキャノンやXLRと呼ばれる3極の規格のものもあります。
予めアンプの説明書で入力口の規格と受け入れ可能な信号について確認しておくとスムーズに接続ができるかと思います。
中には「プリアンプはいらないの?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。
MSPピックアップはパッシブの中では音量が大きいピックアップです。
増幅という意味ではプリアンプがいらない場合がほとんどです。
たとえば、弊社でライブハウスを運営していた際は、ウクレレをMSPピックアップから拾ってミキサーに入力する際、BOSSのDIの-20dB(PAD機能)を使用していたぐらいの出力がありました。
音量については楽器や取り付け位置、受け入れ機材によってレベルが変わるかと思いますが、プリアンプがあると手元で音質調整をしたり、DIの代わりにインピーダンスの変換をする(※1)などの使い方として持っておくと、ライブハウスなどでの演奏の際に便利かと思います。
※1:プリアンプの機能は機種により異なります。必ず説明書をお読みの上ご使用下さい。
シンプルなセッティングにプラスアルファで面白いことをしたいなぁという方は、電気的に音を変化させるエフェクターという機材を介してみるのもいいかもしれません。
コンパクトエフェクターという、単機能に特化した小型のフットスイッチ型のエフェクターがお勧め。
ピックアップ→シールド→エフェクター→シールド→アンプのようにつなぎます。
★グラフィックイコライザー
★ルーパー
★ディレイ
★その他
アンプの機能だけでもエフェクトを楽しむこともできます。
やりたいことを追求するとどんどん機材が増えていきそうですが、
なるべくミニマムなセッティングの方がトラブルも少なく、
トラブルが起こったとしても解決しやすい利点があります。
たくさんのエフェクトの調整が複雑に絡み合ってそれをコントロールするのも面白いですが、「頭がパンクしちゃいそう!」と思う方は、一つのコンパクトエフェクターを試すことから始めると良いかもしれません。
1つのエフェクトだけでも色々設定があるので、いじりがいがありますよ♪
何だかんだでエフェクターについても触れてしまいましたが、
一番シンプルなのはアンプに直つなぎ!
これなら最小限の機材で音が出せますよ^^
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関連記事:
【機材初心者さんに】アンプの使い方 何がいる?接続方法は?スイッチの順番は? 2020-02-15の記事
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