犬は人の気持ちがよく分かる | いつもシニアドッグのそばに

いつもシニアドッグのそばに

シニアドッグが大好きで、ドッグヘルパー One by Oneとして
犬の介護士、介護アドバイザーをしています。
「愛犬のアンチエイジング・エクササイズ」セミナーも開催。
介護の担い手を増やすため、ドッグライブリー協会、シニアドッグ介護習得コースを開催中。

昨日、いつもお世話をさせていただいているワンコのオーナーさんが

急きょ、入院することになりました。


突然のことで本当にびっくりしてしまった私。



苦しい状態なのに、病院に運ばれる少し前に連絡をくださり、

ワンコのことを頼まれたので、至急向かいました。


行った時には、すでに病院に向かった後でオーナーさんには会えませんでした。



今日になって容体が落ち着いたことを知り、ほっとしているのですが

昨日はまだ不安定な状態で、気が気ではいられませんでした。



なるべくこの気持ちをワンコに悟られないようにと明るくふるまいました。



でも、結局ワンコを私が預かるので連れて行かなくてはならず

オーナーさんの帰りを待つワンコに訳を話さなくてはならない状況に。


話してわかるの?

と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが


分かります。


犬は人の言うことを、言葉だけではなく

「感じ取る」ことができるからです。



ワンコは、「そろそろ私のオーナーさんは帰ってきた?」と

無邪気なそぶり。

玄関をしきりに気にしています。


「まだだよ。こっちおいで。」と

声をかけても、無邪気に待つ様子が変わらなかったので

一度座らせて、面と向かってきちんと話しました。


大好きなオーナーさんは、病院に行ったこと。

すぐには帰れないけれど、戻ってくるために懸命に治療を受けていること。

それまで私としばらくいっしょに過ごして待っている必要があるということ。



理論立って話せれば良かったのですが、容体が心配のあまり

途中から泣き声になってしまいました・・・。


すると、私が半泣きで話し終わった後

ワンコは無邪気に玄関で待つことはやめ、座っていたその場で伏せをしました。

そして、静かに私のことを見つめました。

とても神妙な雰囲気で。



ちゃんと分かってくれたんです。

オーナーさんに何か大変なことが起きて、

自分はそれを受け入れる必要があるということを・・・。



その後は、私も気持ちをしっかり切り替え

いつも通り振る舞い、ワンコと帰路へ。


うちの看板犬イーナと久々の再会で元気のなかったワンコも

すっかり元気に。

一緒に散歩に行ったり、遊んだりしてオーナーさんと離れた1日目をなんとか過ごしました。



なんとか容体が安定し、今日は私もすっかり落ち着きを取り戻しました。


今は、お預かりしているワンコもイーナといっしょに昼寝中。



オーナーさんは、病院に運ばれる瞬間も

自分の体よりも、残していく愛犬のことを心底心配していたそうです。


きっと、今も愛犬にまた会うために

必死にがんばっていると思います。



ワンコもそれを知っているかのように、私のそばで

とても良いコにしています。


1日も早く、オーナーさんとワンコが再会できますように!




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