小学生の息子と二人暮らしのアラサー女子
megumiです。
のつづきです。
わたしが息子の入院中に書いていた日記は、
前回の記事で最後でした。
そのあたりから、息子の退院が現実的になり、
なんだかあっさり、突然、退院日が決まりました。
まだまだ息子を家へ迎え入れる準備が整っていなかったので、
焦って買い物に行ったりして、バタバタしていました。
当の本人はというと、いたってマイペース。
相変わらず直母は思ったようにはいっておらず、
結局シールドをやめることもできず、
そのため、育児支援外来というのに退院後も通うことになりました。
育児支援外来は、母乳育児のスペシャリストみたいな先生による外来で、
直母の進め方、飲ませ方、シールドをやめるタイミング、
などいろいろとアドバイスしてくださいます。
直母もしつつ、搾乳もして哺乳もするので、
体重に対しての飲ませる量など、担当医に指導していただきました。
退院当日、担当医の先生方からお話がありましたが、
今までに聞いていた内容とあまりかわらず、
フォローアップ外来で、お子さんの成長をゆっくりと見守っていきましょう。
リハビリ、理学療法、眼科への通院もしばらく続きます。
退院おめでとうございます。
といったものでした。
2010年6月25日
出産予定日より2日早く、息子は無事に退院しました。
あれからもう9年も経つなんて驚きです。
昔の日記を見て当時を振り返ってみて、
大まかなことはだいたい覚えていました。
記憶がうすれている部分はあるけど、
出産当日のこと、初対面のこと、MRI検査のこと、
ショートステイのこと、などなど、
どうしても記憶に強く残っているのは、大変なこと、つらいことが多いです。
それでも、息子がNICUに入院していた2ヵ月弱の間、
楽しい思い出もたくさんありました。
大きな目をパチパチさせてはじめてわたしを見てくれた日、
はじめてカンガルー抱っこをした日、
小さな手でわたしの指を握ってくれたこと、
おむつをかえる時におしっこかけられたこと、
最初は自分で呼吸することさえ困難だったのに、
どんどんできることが増えて成長していく息子。
息子のNICU入院は、当然想定外で、
なんでもギリギリになんないとやる気をださないめんどくさがりやなわたしは、
予定日まだまだ先だし~
ってな感じで、出産準備(?)みたいな本も、妊娠8ヶ月のとこまでしか読んでなかった。
助産院で行われていた教室にも出席してたけど、
まだ出産までのことしか習ってなくて、
産まれてからの、沐浴の仕方や授乳の仕方、赤ちゃんとの生活などについてはほとんど習ってなかった。
小学校低学年の頃以来、赤ちゃんと触れあうことなんてほとんどなかったし、
どちらかというと、子供は苦手で好きではなかった。
だから、突然、2ヶ月も早く産まれてきたわが子を前に、
どぉすりゃいいの~~
って感じだった。
なので、NICUで看護師さんにいろいろと教えていただけたのは、とても助かりました。
ただ、なんだか、なかなか、
自分の子なんだ!!
って実感がわかなかったような気もするんです。
日記を読み返しても感じたけど、
~らしい。
っていうのがすごく多いんですよね。
自分の子供なのに。
もちろん医療のことなんててんでわからないので、
プロの方々にお任せだったけど、
なんだかそれが、わたしより子供のことわかってるんだ、みたいに感じてしまって。
本当に精神的にまいってた時には、
本当にこの子は、早く退院してわたしと暮らしたいと思ってるのかな…、
このまま病院で、優しい看護師さんたちと暮らしたいんじゃないかな…
なんて、バカなこと考えたりもしました。
とにかくNICUではたくさんの初体験があって、
たくさんのこと学んで、
2ヵ月間じっくりゆっくり息子と成長できたような気がします。
早産なんてなければないにこしたことなかったけど、
でも、あったから、
この2ヵ月間は絶対に必要なものだったし、
わたしにとっては大事な、大切な思い出です。
息子からしたら、毎日チューブや器具を体につけられ、
注射たくさんされて、浣腸されて、外にでることもできず…
どう思っていたかわからないけど、
あの時息子がどう感じていたかなんて一生わからないだろうから、
ごちゃごちゃ考えても仕方ないよね。
って、この記事を書いてる最中、
となりに息子がいるので、聞いてみました
そりゃそっか(;・∀・)
おしまい。
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