こんにちは。

小学生の息子と二人暮らしのアラサー女子

megumiです。

 

息子の出産記録①

のつづきです。
 
今日は、出産翌日(入院2日目)のことを書きます。
 
 
 
出産当日はいろんなことがありすぎて疲れていたはずなのに、
ほとんど眠れずに翌日の朝をむかえました。
テンションも低い状態で再び新生児科の先生方からお話がありました。
 
一晩たっても息子は無事に生きていました。
 
脳の障害については、
この時点では可能性がある、という程度で、
成長してみないとわからない、と言われました。
 
一緒に話を聞いていた両親は、
話が終わるとNICUの息子に会いに行きました。

まだ立つことができないわたしは一人個室で待ち、
昨日は我慢していた涙があふれました。
 
 
昼前から立つ練習を始めました。
これがかなり大変で…
少しでも立ち上がると頭がグラグラして倒れてしまいました。

何度チャレンジしても崩れ落ちるように倒れ、
そのたび、
あれ~…おかしいなぁ~…
という感じでした。

一人で立てない歩けないトイレも行けない、
そんな経験は、物心ついてからはしたことがなかったので、
かなりショックでした。
 
お昼ごはんはおかゆでした。
前日から一切飲まず食わずでお腹はすいているはずなのに、
なかなか箸が進みませんでした。

なんとか全部食べられたので、点滴を外してもらいました。
 
 
15時頃ようやく、車椅子でNICUに行くことができました。

一番大きな部屋で、
天井には赤いランプがたくさんついていて、
あちこちから大きなアラーム音が鳴り響いていました。
 
どの赤ちゃんも必死で生きていて、
SOSをだしているんだ、と思いました。
それに答えるように、たくさんの看護師さんたちが動き回っていました。

息子は部屋の奥隅にいました。
頭、胸、お腹、手足にたくさんの管がついていて、
鼻と口にも太いチューブが入っていました。

近くでまじまじと見た息子は、
写真ほど黒くはなくて、呼吸器はつけていたけど、
確かに、しっかりと生きていました。

触れる時はやはりまだドキドキしたし、
大事そうな管がたくさんついているので、
どこを触っていいのかもわからず、
少し撫でてやるくらいしかできませんでした。

病室に戻り、この日から少しずつ搾乳を始めました。
 
 
 
もともと貧血気味ではありましたが、
あそこまでフラフラになったのは初めてで、
驚きました。
 
どんなに体調が悪くても食欲だけはあるわたしが、
この時はめずらしく、おかゆすら食べたくなかった。
 
でも、息子と初対面をはたし、
しっかりと生きている姿を見て、
少し意識がかわったのを感じました。