こんにちは。

小学生の息子と二人暮らしのアラサー女子

megumiです。

 

昨日の記事

息子の出産記録①

息子の出産記録②

息子の出産記録③

のつづきです。
 
無事、息子を出産した後からです。
 
 
両親の顔を見たとたん、
すっごく安心しました。
 
病室に行くまでの間も、病室に着いてからも、
とにかくハイテンションでしゃべりまくりました。
何を話していたのかはよく覚えていません。
 
数時間後、
先ほど手術室に息子を連れて来てくれた
先生や看護師さんたちが、
5、6人ぞろぞろと病室に入ってきました。
 
 
といったことを神妙な面もちでゆっくりと説明していただきました。
 
 
だって、さっき生きてたじゃん。
触れたら、あったかかったじゃん・・・
 
何か質問はありますか?
と聞かれても何も言えませんでした。

そのまま両親はNICUにいる息子に会いにいきました。
わたしはまだ麻酔がきれておらず、
下半身の感覚がないのでただただベッドでボケ~っと待っていました。

病室に戻ってきた父に息子の写真を見せてもらうと、
たくさんの管につながれた黒い子が写っていました。
 
 
正直、かわいい赤ちゃんとはほど遠くて、
 
「かわいかったよー。」
「がんばってたよー。」
 
と言う両親に何も返す言葉がなく、
何か言ったら泣いてしまいそうで、
デジカメの画面を見るので精一杯でした。
 
夕方になり両親は帰りました。
 
 
突然の出産で、
頭も心もついていってなかったけど、
体だけは母親になっていました。
 
 
 
これはあくまでもわたしの主観です。
どんな状態であっても、「かわいい!!」と心から思える人もいると思います。
もちろんわたしも、赤ちゃんが産まれたら、
どんなに真っ赤な顔でサルみたいでも、「かわいい~!!」と言うと思ってました。
でも、実際に写真で見た子は、黒くて、細くて、思い描いていた赤ちゃんとはほど遠くて、
宇宙人みたい、と思いました。
でも、そんなことを思ってしまう自分がすごくひどい人間だと思いました。
だって、両親や看護師さんは「かわいい。」って言ってるし、
こんなひどいこと思ってるのはきっとわたしだけなんだ、
こんなひどいこと思っちゃいけないんだ、
だからこんな気持ちバレたらいけないんだ、
って思って、写真を見て泣きたい気持ちをグッ!っとこらえていました。