(ロボットに乗った男2人と緑の髪の少女が歩いてくる)
兵士:あの都市か?
兵士:魔大戦で氷づけになった1000年前の幻獣か…
兵士:また、がせじゃねえのか?
兵士:フム。だが、あれの使用許可が出るくらいだ
かなり、たしかな情報だろう。
兵士:生まれながらに魔導の力を持つ娘か…カワイイな。魔導アーマーに乗った兵士50人をたった3分で倒したとか…
恐ろしい…顔カワイイけど。
兵士:大丈夫。頭のかざりの力で思考は止まっているはずだ。俺達の命令で思い通りに動く。カワイイし。
兵士:東からまわりこむ。行くぞ!
スタッフロール
兵士:この娘を先頭にして突っこむ
ザコにはかまうな。行くぞ!
ガード:帝国の魔導アーマー!? とうとうこのナルシェにまで!
ガード:ナルシェは、俺達ガードが守る!!と思ったけど死にたくないから逃げる!!
兵士: ......
ガード:よし! はさみうちだっ!!でも多分勝てないから逃げる!!
兵士: ......
ガード:炭坑の守りをかためろ!じゃあ俺は逃げる!!
兵士:いや戦えや!!
兵士:情報によれば、新たに掘った炭坑から氷づけの幻獣が出てきたらしい……
兵士:俺がやる。
さがっていろ!
ガード:幻獣はわたさない!
ガード:ユミール! 行け!!
兵士:まてよ!! こいつは…… 思い出したぜ!
兵士:知ってるのか?
兵士:以前、雷を食う化け物の話を聞いたことがある……
兵士:カラに強力なでんりゅうを、たくわえるとかいう……
兵士:そうだ。
兵士:カラに手をだすなよ!
兵士:わかったぜ!
...ユミール、マダイキテタイ。ニゲル。
兵士:いやお前もかい!!
兵士:これが… 氷づけの幻獣?
兵士:おい!なにか様子がへんだ?
なにか不気味な……!
(娘 ……
氷づけになったモンスターは怪しげな光を放ちはじめた……)
兵士:な なんだ この光は!……
うわわわわっー!!!
兵士:な、なんだー!?
兵士:おい、どこへ消えてしまったんだ?
あっ、か からだが!!うわー!!俺も逃げたら良かったー!!
(娘 …… …… ……)
ジュンの家
―― ここは...
老人:ほう...あやつりの輪が外れたばかりだというのに...
頭が...いたい...
老人:無理をするな。これは、あやつりの輪。
これをつけられればその者の思考は止まり、人の意のままに動くようになる。
頭痛薬、ください...
老人:いや薬とかあんま利かないかな。時間で治していこう。
何も思いだせない...
老人:大丈夫。時間がたてば記憶も戻るはずじゃ。
―― ……
―― 帝国にあやつられていた生まれながらに魔導の力を持つ謎の少女……
ティナ わたし…名前は...ティナ...
老人: ほう…強い精神力を持っておる。
―― ここを開けろ!
―― 魔導アーマーに乗っていた娘を出せ!
―― ここを開けるんだ!
―― 娘をだせ!
―― そいつは帝国の手先だぞ!!
ティナ:帝国...?魔導アーマー...?
老人:とにかくここを出るんじゃ。わしが説明してもやつらは聞かんじゃろう。
こっちじゃ!
ティナ:その前に頭痛薬...
老人:うんだからないのよ。あったらあげたいけど。
ティナ:じゃあその、時計の中のキレイな薬、ください。
老人:あっあれ?エリクサー?いやあれはあげたくないなー。仕事の後飲むのが唯一の楽しみなの。
ティナ:...............
老人:分かったよあげるよー!もうー!高かったのに...!
さあ裏の炭坑から逃げれるはず。ここは、わしがくいとめる。さあ、早く!
―― あそこにいるぞ!
(逃げるティナ)
―― いたぞ!カワイイぞ!
(追いつめられた時床が抜け落ちていくティナ)
(落ちた先でフラフラと歩き出し倒れるティナ)
回想
ケフカ:魔導の力を持つ娘か……
ヒッヒッヒッ…
この、あやつりの輪をつければ俺様の思うがままに動くのだあ!
ヒッヒッヒッ そうだ!
全てを焼きはらうのだ!ヒッヒッヒッ ヒヒ ヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒ
笑い過ぎだろう。そこまで面白いことは起きておらん。
ケフカ:おなか痛い。
ガストラ:もう爆笑ではないか。
ケフカ:も、もうやめてよ...
ガストラ:誰もなにもやっておらん。だがわがガストラ帝国は魔導の力を復活させた!
選ばれた者のみが使うことのできる神聖な力だ...
いまこそ、わがガストラ帝国が世界を支配する時!!
―― ウォー!!
―― ガストラ皇帝バンザーイ!!!男前ー!年齢を感じさせないー!カッコイイー!腰こそ曲がってるけどー
ガストラ:なんかバカにしてるヤツおるな!
(倒れているティナ)
再び老人の家
(男が家に入って来る)
老人:やっと来おったか。ところで、ドロボウからは足をあらったのか?
(驚く男のアップ)
―― さすらいの旅人
古代の秘宝を求めて世界をまたにかけるトレジャーハンター ロック
ロック:ど・ろ・ぼ・う?
俺を呼ぶならトレジャーハンターと言ってくれ!
老人:ハッハッハ! 同じようなもんじゃろうが!
ロック:ちっちっ大ちがいだぜ!!コーヒーと...あのー...紅茶くらい違う。
老人:そこまで違わなくないか?
ロック:ちっ良い例えが出なかった。
ところで、この俺を呼び出したのは?
老人:フム。実は、例の娘に会った。
ロック:魔導の力を持つという娘のことか?
老人:今は、この都市のガードに追われている...
この都市には、帝国に立ち向かうだけの力がある。だがその自治力の高さゆえにわれわれの地下組織リターナーにも加わろうとしない…
娘は、帝国にあやつられているだけだという、わしの説得も聞こうとしない…
ロック:わかった。その娘を助け出せばいいんだな。
老人:フム。ひとまずはフィガロ国王のところへ。
裏の炭坑
(ティナのところに降りて来るロック)
ガード:いたぞ!!
ロック:ちっ! おおぜい来やがった!
―― クポー…
ロック:モーグリ...助けてくれるっていうのか?
―― クポー!!!
ロック:モーグリたち...おんにきるぜ!
じゃあ俺の指示通りに動いてくれ!
まずマグ!
モグクポ!
ロック:おうまあなんでもいいんだけど、
それとモグチン!
モグタンクポ!僕の名前下ネタじゃないクポ!
ロック:そのつもりでチン言ったんじゃねぇよ!
そしてモルボル!
モルルクポ!モルボルは怖いモンスタークポ!
ロック:うんなんでもいいんだけどお前たちで左の道をふさいでくれ!
そしてセバスチャン!
どこのだれクポ!いい加減にするクポ!
ロック:ええいうるせうるせうるせえ!もうなんでもいい戦え!
俺はリーダーをやる!よっしゃ倒したああ!!ありがとなみんな!
ロック:よし、たしか、このスイッチで...
ん? 気がついたのか。
ティナ:わたし...助かったの...?
ロック:モーグリたちに感謝するんだな。
ティナ:うっ...はっきりと思い出せない。その前も...ずっと前の事も...
ロック:記憶がないのか?!
ティナ:でも、時間がたてば戻るって…
ロック:記憶が...
安心しろ。俺が必ず守ってやる。必ずだ!!
ティナ:???
ロック:記憶をなくした...
俺は...見すてたりしない...必ず守ってやる!!
必ず!必ずだ!必ず!聞こえてるか!?必ず!かーなーらーず!!
ティナ:うん分かったからうるさい...
つづく...