再放送。昼の連続コント小説「えふろく」#1、2、3 | まるごとゴトウまるまる

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FFとスパガとお笑いを愛するゴリゴリの障害者!不定期で自作のコント、時に漫才の台本を公開しています!過去ネタめっちゃあるから見てみて!
声を出せない僕の代わりにネタを演じてくれる方募集中!あっしの頼み聞いてやってくだせえ


(ロボットに乗った男2人と緑の髪の少女が歩いてくる)



兵士:あの都市か?

兵士:魔大戦で氷づけになった1000年前の幻獣か…

兵士:また、がせじゃねえのか?

兵士:フム。だが、あれの使用許可が出るくらいだ
かなり、たしかな情報だろう。

兵士:生まれながらに魔導の力を持つ娘か…カワイイな。魔導アーマーに乗った兵士50人をたった3分で倒したとか…
恐ろしい…顔カワイイけど。

兵士:大丈夫。頭のかざりの力で思考は止まっているはずだ。俺達の命令で思い通りに動く。カワイイし。

兵士:東からまわりこむ。行くぞ!

スタッフロール


兵士:この娘を先頭にして突っこむ
ザコにはかまうな。行くぞ!

ガード:帝国の魔導アーマー!? とうとうこのナルシェにまで!

ガード:ナルシェは、俺達ガードが守る!!と思ったけど死にたくないから逃げる!!

兵士: ......

ガード:よし! はさみうちだっ!!でも多分勝てないから逃げる!!

兵士: ......

ガード:炭坑の守りをかためろ!じゃあ俺は逃げる!!

兵士:いや戦えや!!


兵士:情報によれば、新たに掘った炭坑から氷づけの幻獣が出てきたらしい……

兵士:俺がやる。
さがっていろ!

ガード:幻獣はわたさない!

ガード:ユミール! 行け!!

兵士:まてよ!! こいつは…… 思い出したぜ!

兵士:知ってるのか?

兵士:以前、雷を食う化け物の話を聞いたことがある……

兵士:カラに強力なでんりゅうを、たくわえるとかいう……

兵士:そうだ。

兵士:カラに手をだすなよ!

兵士:わかったぜ!

...ユミール、マダイキテタイ。ニゲル。

兵士:いやお前もかい!!



兵士:これが… 氷づけの幻獣?

兵士:おい!なにか様子がへんだ?
なにか不気味な……!

(娘 ……
氷づけになったモンスターは怪しげな光を放ちはじめた……)

兵士:な なんだ この光は!……
うわわわわっー!!!

兵士:な、なんだー!?

兵士:おい、どこへ消えてしまったんだ?
あっ、か からだが!!うわー!!俺も逃げたら良かったー!!

(娘 …… …… ……)






      ジュンの家


―― ここは...

老人:ほう...あやつりの輪が外れたばかりだというのに...

頭が...いたい...

老人:無理をするな。これは、あやつりの輪。
これをつけられればその者の思考は止まり、人の意のままに動くようになる。

頭痛薬、ください...

老人:いや薬とかあんま利かないかな。時間で治していこう。

 何も思いだせない...

老人:大丈夫。時間がたてば記憶も戻るはずじゃ。


―― ……
―― 帝国にあやつられていた生まれながらに魔導の力を持つ謎の少女……

ティナ わたし…名前は...ティナ...

老人: ほう…強い精神力を持っておる。

―― ここを開けろ!

―― 魔導アーマーに乗っていた娘を出せ!

―― ここを開けるんだ!

―― 娘をだせ!

―― そいつは帝国の手先だぞ!!

ティナ:帝国...?魔導アーマー...?

老人:とにかくここを出るんじゃ。わしが説明してもやつらは聞かんじゃろう。
こっちじゃ!

ティナ:その前に頭痛薬...

老人:うんだからないのよ。あったらあげたいけど。

ティナ:じゃあその、時計の中のキレイな薬、ください。

老人:あっあれ?エリクサー?いやあれはあげたくないなー。仕事の後飲むのが唯一の楽しみなの。

ティナ:...............

老人:分かったよあげるよー!もうー!高かったのに...!
さあ裏の炭坑から逃げれるはず。ここは、わしがくいとめる。さあ、早く!

―― あそこにいるぞ!

(逃げるティナ)

―― いたぞ!カワイイぞ!

(追いつめられた時床が抜け落ちていくティナ)

(落ちた先でフラフラと歩き出し倒れるティナ)


回想


ケフカ:魔導の力を持つ娘か……
ヒッヒッヒッ…
この、あやつりの輪をつければ俺様の思うがままに動くのだあ!
ヒッヒッヒッ そうだ!
全てを焼きはらうのだ!ヒッヒッヒッ ヒヒ ヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒ

笑い過ぎだろう。そこまで面白いことは起きておらん。

ケフカ:おなか痛い。

ガストラ:もう爆笑ではないか。

ケフカ:も、もうやめてよ...

ガストラ:誰もなにもやっておらん。だがわがガストラ帝国は魔導の力を復活させた!
選ばれた者のみが使うことのできる神聖な力だ...
いまこそ、わがガストラ帝国が世界を支配する時!!
―― ウォー!!
―― ガストラ皇帝バンザーイ!!!男前ー!年齢を感じさせないー!カッコイイー!腰こそ曲がってるけどー

ガストラ:なんかバカにしてるヤツおるな!


(倒れているティナ)



    再び老人の家

(男が家に入って来る)


老人:やっと来おったか。ところで、ドロボウからは足をあらったのか?

(驚く男のアップ)

―― さすらいの旅人
古代の秘宝を求めて世界をまたにかけるトレジャーハンター ロック

ロック:ど・ろ・ぼ・う?
俺を呼ぶならトレジャーハンターと言ってくれ!

老人:ハッハッハ! 同じようなもんじゃろうが!

ロック:ちっちっ大ちがいだぜ!!コーヒーと...あのー...紅茶くらい違う。

老人:そこまで違わなくないか?

ロック:ちっ良い例えが出なかった。

ところで、この俺を呼び出したのは?

老人:フム。実は、例の娘に会った。

ロック:魔導の力を持つという娘のことか?

老人:今は、この都市のガードに追われている...
この都市には、帝国に立ち向かうだけの力がある。だがその自治力の高さゆえにわれわれの地下組織リターナーにも加わろうとしない…
娘は、帝国にあやつられているだけだという、わしの説得も聞こうとしない…

ロック:わかった。その娘を助け出せばいいんだな。

老人:フム。ひとまずはフィガロ国王のところへ。

       裏の炭坑

(ティナのところに降りて来るロック)

ガード:いたぞ!!

ロック:ちっ! おおぜい来やがった!

―― クポー…

ロック:モーグリ...助けてくれるっていうのか?

―― クポー!!!

ロック:モーグリたち...おんにきるぜ!
じゃあ俺の指示通りに動いてくれ!
まずマグ!

モグクポ!

ロック:おうまあなんでもいいんだけど、
それとモグチン!

モグタンクポ!僕の名前下ネタじゃないクポ!

ロック:そのつもりでチン言ったんじゃねぇよ!
そしてモルボル!

モルルクポ!モルボルは怖いモンスタークポ!

ロック:うんなんでもいいんだけどお前たちで左の道をふさいでくれ!
そしてセバスチャン!

どこのだれクポ!いい加減にするクポ!

ロック:ええいうるせうるせうるせえ!もうなんでもいい戦え!
俺はリーダーをやる!よっしゃ倒したああ!!ありがとなみんな!


ロック:よし、たしか、このスイッチで...
ん? 気がついたのか。

ティナ:わたし...助かったの...?

ロック:モーグリたちに感謝するんだな。

ティナ:うっ...はっきりと思い出せない。その前も...ずっと前の事も...

ロック:記憶がないのか?!

ティナ:でも、時間がたてば戻るって…

ロック:記憶が...
安心しろ。俺が必ず守ってやる。必ずだ!!

ティナ:???

ロック:記憶をなくした...
俺は...見すてたりしない...必ず守ってやる!!
必ず!必ずだ!必ず!聞こえてるか!?必ず!かーなーらーず!!

ティナ:うん分かったからうるさい...



つづく...