✦節分:能【黒塚・安達ヶ原】鬼婆 X 般若 | ⋆

「おにーそと!」節分です。
何度かひっぱっている記事です↓↓

✦自分の記録として、テンションあれこれそのままで揃えます✦

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言いたい掛け声で、魔滅マメッしましょう(*゚ー゚)ゞ

「あっちはあっち、こっちはこっち」

「よそはよそ、うちはうち」(ノ´▽`)ノふくはうち~


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土鍋で玄米が炊けないので、待ちきれず、
豆で食いつないだ今年…歳の数より食べた( ̄▽+ ̄*)

豆は魔滅に通じ、
鬼に豆をぶつけることにより邪気を追い払い、一年の無病息災を願う。

S i n g  O N - E N

赤般若 

般若には、ほかに白般若黒般若もある。
赤般若・黒般若は、能の演目『黒塚(安達ヶ原)』で使用される獣性鬼畜性の強い面。

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この能面(おもて)、ため息どころか、息が詰まりそうになります。
能が好きで、般若もとても惹かれていますが、美しい。

恐いというよりも、儚さがあって…けれど、奥にひそむ強い何かが…。
例えれば、紅い炎(ほのお)ではなくて、青い焔(ほむら)ですな。
むしろ健気な印象で、胸がしめつけられます。

とはいえ、この赤般若、本当に凄みがあります。
何はともあれ、不動明王もしかり、
「想ひ」が感じられるものに心惹かれてしまふ。

ちなみに、成田山など本尊が不動明王であるお寺は、
不動明王が「鬼を福に改心させる」ことから「鬼は外」とは言わない習わしです。


S i n g  O N - E N)
「改心せよ!!!」

さて。

能の演目になっている「黒塚」(くろづか)は、
福島県二本松市の「安達ヶ原」 のことです。
観世流だけ「安達原(安達が原)」と名付けられています。


「安達ヶ原の鬼婆」伝説に取材した曲である。

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鬼婆、せつなすぎる…。
それで。そんな二本松ですが、

二本松藩のお殿様が、丹羽(にわ)という苗字なのですね。

信長の片腕で、秀吉があやかりたいと柴田氏と丹羽氏から
「羽柴」と一文字とった苗字、の子孫。(すごい説明)

んで。
さあ、困った( ̄□ ̄;)

お「には(丹羽)」そと!!

…なんて、言えないばいっ∑(゚Д゚)

けども。
どーしても、鬼は外にだしたい二本松っこ(笑)。
で。

「おにーそと!」と言うようになったそうな。

『相生集』という資料では、江戸には既に言っていた記載があるそうです。

殿様も言葉も祭り(行事)も大切にするニホン人、
そして、祭り魂が熱いニホン松( ̄▽+ ̄*)

いろいろなやり方があって、どれもサイコーです。

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