続きです。
さあ、
そうこうしているうちに
私たちの番号が呼ばれました。
娘の動きと呼ばれる番号
どちらも気にするのが
めんどくさかった私は、
番号札を父親に渡し、
呼ばれたら行くんやぞと
伝えてありました。
番号が呼ばれたようで
父親が立ち上がったのですが、
奥の方に座っていた
私と娘に対する
合図のようなものはなく、
おばあちゃんだけを
連れて行きました。
たまたま私が
なんとなく番号を
覚えていたのと
父親の動きが
視界に入ったので
ついていったけど…
相変わらず
トコトン配慮に欠ける
父親の行動でした。
ま、そのくらいは
当たり前のこととして。
ボックス席について、
いろいろと察した私は
レーン側に座り、
私の隣に娘を座らせ、
おばあちゃんを
私の対面の
レーン側に座らせ、
父親は
レーンを触れない位置に
座らせました。
このポジショニングが、
のちのち本当に
よかったなと
思うことになるのです。
話せば長くなるので、
ここではひとつだけ
小話をさせていただきます。
ここの回転寿司では、
レーンの上の部分に
紙おしぼりが
置いてあって、
自由に使えるように
なっていました。
このサービスは
めちゃくちゃ嬉しいです。
やはり子供と一緒だと、
おしぼりを
最低3枚は使います。
ひとり1枚とか配られても
全然足りないので、
とっても
ありがたかったです。
ただ、
基本的に
娘から手を離せない私は、
おばあちゃんに
「おしぼり取って!」
と、
お願いすることが
3回ありました。
1回目はいいんです。
でも、
3回とも、
「どこにあれんそんなもん
私知らんぞ
自分でやれやそんなこと」
と言われました。
さすがに
場所を覚えた父親が
「そこやゆーとるやろ」
と横から
ちょっかいを
かけてくれました。
すると
おばあちゃんは、
「あ、そーやったんな笑」
と、
思い出したようでした。
この、
認知症ならではの
気性が荒くなる感じ。
わかる人は
わかりますよね。
わかってるんだけどね。
言われた方は、
どんだけわかってても
嫌な気持ちになりますね。
これは
自分の器が
小さいだけなのかも。
だけど、
外食してるとき
まわりに人がいるときは
いつもより
ちょっと
ピリついてしまうかも。
まわりの目を
気にしてしまうから。
そんなこと言ってたら
外出できなく
なるんやけど…
気にしてしまうなら
むしろ逆に、
周りの人にも
「この人認知症なんだ」
「この人発達障害なんだ」
って思ってもらった方が
楽なのかもしれんけどね。
ここらへんは
複雑なところです。