アスペ × 子ども部屋おじさん
の私の父親は、
現在66歳にして
5歳くらいの
感覚で生きている人です。
おじいちゃんが
どこでも
うんちおしっこを
漏らすようになってから、
私の父親は、
良かれと思って
簡易トイレを買い、
おじいちゃんの部屋の
前の廊下に置きました。
おじいちゃんは
そこで用を足すように
なりましたが、
立ってする
タイプの人なので、
廊下にたくさんこぼし、
ひどいにおいが
するようになりました。
まあそれはそれで
仕方がないとして。
問題は、
その簡易トイレに
溜まったものを
どこにどう処理するか。
普通なら、
家のトイレに流すよね。
私にはそれしか
考えられんのやけど…
私の父親は、
簡易トイレに
溜まったものを、
近くの田んぼや畑の隅に
捨てていたようです…
私がそれを聞いたのは、
簡易トイレを設置してから
1週間以上経ったときでした。
私はびっくりして
絶句してしまい、
やっと絞り出して
出てきた言葉は
「そんなん
絶対だめやろ…」
だけだったのですが、
ショックを受ける
私を見て、
父親は笑って言いました。
「そんなん
立ちションするのと一緒やん!」
「男なら誰でも
立ちションしとるわ!」
「うちの庭に
捨てとるわけじゃないよ、
隣の敷地に捨てとるんやぞ」
「ちゅーか昔は
うんちを肥料として
畑に撒いとったんやぞ」
「お前そんなことも知らんのか、
頭悪いなあ〜」
突っ込みどころが
ありすぎて、
申し訳なさすぎて、
呆れすぎて、
どうしようもなくて、
わざわざこんなところに
明記する気さえ
起こりません。
というかもう、
父親と
会話をすることさえ
気持ち悪いと
思ってしまった…
やばいやばい、
自分の父親なんやし
そんなこと思ったら
だめなことは
わかってる。
でも、
これって
ひどくない?
普通じゃないよね?
かといって、
じゃあ
この父親に対して
どうすればいいのか
わからない。
本人は悪気がない。
だめといっても
理解ができない。
おばあちゃんは
それを聞いて
笑ってる。
「家のトイレに
流すちゅーわけにも
いかんやろ〜」
「ほんならもっと
遠いところに
捨てに行かんなんかあ〜?」
私には
もう無理だ。
コミュニケーションが
とれない。
この人たちに
おじいちゃんの
介護はできない。
かといって、
子育て中&妊娠中の
私にできることは
限られてる。
もう
おじいちゃんを
入院させるしかない。