古い写真

フォルダーの整理をしていたら、こんな古い写真がでてきた。
おそらく、鴨川に来たばかりの2009年頃の写真だろう。
哀愁満ち満ちた、何だか寂しい一枚だ。
ここに写っているニヒルな男は当然、僕。
右も左も分からずに鴨川に来て何をやればいいのかもわからないまま、ただ目の前にある課題を一つ一つこなす日々。
この写真の風景は休耕田となった現在の無農薬田んぼを一人コツコツと耕運機で耕す姿を写したモノだ。
今年になって一つの新しいことを初めている。
天然村の田んぼオーナー制度の設立に随分と協力をしてくれた立役者でもあるEさんが、「休耕田を耕して田んぼムービーを作ろう!」といいはじめた。
一年田んぼをやってみて米を作るというプロセスがだいたいイメージはできるようになった頃だったので、何にも知らないワケではなく大変さの「たい」くらいは分かっているだろうとは思うが、休耕田を復田する本当の大変さ知らないはず。
ま、そういう感じだからこそ、前向きにムービーにしようという発想もでてくるワケで。
僕は経験をしてるがために、その大変さは重々承知をしているがゆえ、すぐに「いいね!」とは言えなかった。
田んぼの形になってからだって、いろいろと起こる。
水が抜けたり、ザリに苗をむしられたり。
やっとの思いでそろそろ収穫となっても、いのししにやられる。
田んぼとはそういうものだ。
そのうえ、復田するには最低2年はかかるであろう。
そんなドキュメンタリーをムービーにするという気の長い話。
この映画の大事なシーンとして監督のEさんが抑えておきたいシーンがあるという。
それは先週我が家に生まれた長女の出産のシーンだそうだ。
本当は監督であるEさんも出産に立ち会い撮影する気でマンマンであったのだが、この子がまたせっかちな子で予定日より3週間も早く生まれてきてしまった。
仕方なく出産シーンは僕が撮影をし、更に泣き叫ぶ長男と、産みの苦しみに悶える嫁を相手にしながらこのシーンを撮った。
きっと、すごいことになっているだろう(笑)
復田する田んぼと生まれてきた娘の成長。
そしてこの地で田んぼと共に生きる人々と都会から田んぼに関わる様々な人たち。
多くの関わりを持つ人たちが、米をつくるという縁で結ばれるというドキュメンタリー。
海外の人には、どんな風に映るのだろうか?
外国人のオーナー仲間もだいぶ米づくりにはまってしまったし、見る人が見ればきっと面白いものになるのだろうなーと、少し期待が働く。
いい映画になればいい。
完成がいまから楽しみである。
来週末、生まれたばかりの娘の撮影に監督が来ることになった。
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