フォションがない!?全盛期が去った今、新たな展開に。 | 大森 由紀子のブログ

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フランス菓子・料理研究家、大森由紀子が日常の美味しいを綴るブログです。

今回のパリでは、日本人観光客とすれ違うことがほとんどなかった。この円安ではどうしようもない。

空港の何でもないサンドイッチが7.5ユーロ。1200円以上!

(空港では円安とは関係ないけど、モチ・グラッセなる雪見大福系の販売機を見かける)

なので、マドレーヌ広場の変貌を皆さんご存じないかもですが、あのフォションがどちらもなくなっており、

フォションホテル&ティーサロン(コロナで撤退したプーシキンの後に)として別の場所に出現。

ブティックもあったが、大幅に縮小されていた。

かつてパティスリーが華やいでいたフォション。製造はその地下で、エルメさんがシェフのとき、私もスタージュしていました。フレデリック・ボウ、クリストル・フェルデールやジェフ・オーヴァーワイ
ズなど、今グランになったパティシエたちが沢山働いていた。

一緒に通った近くのカフェもなくなっていた。あの時が全盛期。いい時代にパリにいたと思う。

マドレーヌの光景をみて、先日マクロン大統領が、ヨーロッパは死んだ、とソルボンヌで演説していたが、そういうことではないかもしれないが、なんかリンクしちゃって。