カヌレは、フランス菓子ですが、パリのお菓子というより、もともとはボルドーの修道院で作られていたお菓子。
パリっ子より、実は日本人のほうが先に知っていた、という事実を、当時パリの食品見本市に行ってしりました。
そこには、ボルドーからカヌレ屋さんが出店していたのですが、パリっ子たちは「何、あの黒いお菓子は?」と
恐れをなして通りすぎるばかり。私が店員さんに、もはや日本でも売っているよ、というと、「ほら、日本でも
流行ってるんだ!」と彼は自慢げにパリっ子に伝えてました。どんなお菓子と聞かれると、「う~ん、フランをキャラメリゼしたようなお菓子さ」と。
なるほど、フランス人のカヌレに対するとらえ方はそうなるんだと、やけに納得。