フランスの最も美しい村とセナンク修道院 | 大森 由紀子のブログ

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フランス菓子・料理研究家、大森由紀子が日常の美味しいを綴るブログです。


「フランスの最も美しい村」に登録されている、絶景の鷹の巣村「ゴルド」。ここを訪れたついでに、季節になると庭がラヴェンダーで覆われるというシトー派のセナンク修道院にも立ち寄ることに。「絶対あるから、きれいだよー!」というFさんの言葉を皆信じ切って楽しみにしていたのに、なんとラベンダーは全く咲いておず・・・!

しかし、その修道院が放つ厳かで静寂な雰囲気に魅了された。12世紀に建立。その後15世紀の宗教戦争に巻き込まれ、修道士たちはユグノー派に絞首刑にされてしまったのです。修道院も破壊されましたが、その後国家資産となるも、紆余曲折を経て、今は十数人の修道士たちが祈りを捧げているという。

修道院の収入は、ラヴェンダー栽培、養蜂、他の修道院で作られた品物の販売でなりたっているようです。修道士たちは野菜などを栽培して自給自足している。以前取材した修道院などはショコラやビスキュイ作り、修道女さんがぱっぱと車に乗り、普通に町に買い出しに。あ、ここの祐天寺でも三和スーパーにスールが時々買い物してます。