王のパティシエ | 大森 由紀子のブログ

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フランス菓子・料理研究家、大森由紀子が日常の美味しいを綴るブログです。

パリ最古のパティスリーとして知られる「ストレール」の店内には、一人の巫女の絵が。本日のエテルネルぺージのお話は、これらのお菓子はいったい何か、ということと、「ル・コルドン・ブルー」の本来の意味を解説しました。ご覧ください~。

ストレールというのは、18世紀、ロレーヌ王国を治めていたスタニスラス・レクチンスキー公に仕えていたパティシエの名前。その後ヴェルサイユにもお勤めし、革命ちょっと前にパリにお店を出したんです。その人の日記式の本をパリのお店で見つけ(その時鎧塚シェフが働いていて、シェフ呼んでくれてサインもしていただきましたです)ほそぼそとブログで翻訳していたら、本にしようということになり出させていただいたのが、「王のパティシエ」であります。昔の政治情勢やお菓子の作り方も載っております。白水社。