菜の花のお味噌汁 | お味噌汁復活委員会

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【お味噌汁】
ひと椀がつむぐ 大切なもの それは 日本の たから

お味噌汁復活委員会です、愛情たっぷりのお味噌汁をライターさんと共にお届けします。

#お味噌汁復活ライター  松田昌子

兵庫県出身→奈良県在住

テーマ『春を感じるお味噌汁』

 

「菜の花のお味噌汁」


ここ5年くらいずっと言い続けていながらも実行していないことがあります。それは菜の花を植えること。

あの優しい緑色と鮮やかなお花の黄色が目でも春の訪れを感じる感じることができて、さらに食べても美味しい!だから植えたいと言い続けてますが、これがなかなか…。寒くなってきた時期にはとても腰が重くて口だけで「植えたい植えたい詐欺」のようになっています。家族からは毎年聞いてるけどいつ植えるの?と呆れられているかも。

とはいえ、自分で育てて収穫!ではなくても食べたくなるもの。早速お味噌汁にしました!湯掻いた時の出汁が美味しいですよね。からし和えにする時は私もこの出汁を使って和えます。


元々菜の花が好きだったわけではなく、きっかけがあります。最初に菜の花を美味しいと認識したお料理は天ぷらでした(そういえば2017年の記事にも菜の花としらすの天ぷらのお味噌汁を紹介していましたね)。

ある日母と妹が親戚の家に泊まりがけで出かけていきました。私はそのとき中学生でクラブ活動があるからと父と家に残ったんだと思います。そのときに晩御飯に父が用意してくれたのが天ぷらでした。とても2人分とは思えない量の天ぷらを揚げてくれて、大皿に盛られて食卓に出て来ました。

えっ?こんなに食べられるの!?と驚きましたが、もっと驚いたことに2人で全部平らげました。あの頃の食欲ったら(笑)


菜の花、蕗の薹…他に何があったのかは忘れてしまいました。多分冷蔵庫にあった食材を天ぷらにしたんだと思います。ちなみに私は蕗や蕗の薹はいまだに苦手です。食べられないわけではないけれど中学生の頃は本当に苦手でした。確か蕗の薹の天ぷらも一つ食べ切ったかどうかも怪しい記憶しかありません。けれど菜の花はそれとは逆にとても美味しかったと感じた記憶があります。からし和えなどの料理を知るのはもう少し後になるのでこの時は菜の花って食べられるんだ!?くらいの感覚だったと思います。

それまで食べたことがなかった(と思ってるんですけど)菜の花がどうして家にあったのかも不思議です。父が買って来たのかな?今聞いても忘れていると思うのでもうわかりませんね。


今日もステキなお味噌汁日和りになりますように!

 

「菜の花のお味噌汁」

具材:菜の花、かまぼこ

出汁:昆布、鰹節

味噌:米味噌

吸口:金ごま

 

オニギリスト 

松田昌子

FB:https://www.facebook.com/onigilist/