弊害多い口呼吸  咽頭炎や口臭の原因 | MFT口腔筋機能療法

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横山歯科医院  栃木県宇都宮市  http://yokoyama-dental.info/

[弊害多い「口呼吸」  咽頭炎や口臭の原因]

(産経新聞 2009年3月13日)


家屋の密閉化によるほこりアレルギーなどで、風邪や花粉の季節以外でも鼻が
つまり、口で息をする人を見かける。
呼吸は鼻で行うのが正常で、口呼吸は咽頭炎や口臭の原因にもなる。
いびきとも密接なだけに、健康な睡眠を続けるためにも「鼻呼吸」をしっかり
確保したい。
(八並朋昌)


<乾燥は大敵>
「鼻腔には吸った空気に加温・加湿するエアコン機能や、粉塵を吸着する
フィルター機能がある。乾燥は大敵で、健康なときも実は左右交互に粘膜が
数時間ずつ充血して鼻閉、つまり鼻づまりを起こし気流を止めている」と
話すのは、東京・神田の山根耳鼻咽喉科院長、山根雅昭さん(61)。

両側同時または片方だけの鼻閉が続くのが病的な鼻づまり。
鼻中隔湾曲症など構造的なもの、慢性副鼻腔炎など粘膜が腫れるもの、腫瘍
など器質的なものがある。
風邪や花粉アレルギーは粘膜が腫れる鼻づまりでも季節性だが、ハウスダスト
によるアレルギー性鼻炎は通年で発症する。


鼻づまりで口呼吸になると、口の中が乾燥する。
すると、粘膜保護作用が低下して、ちょっと硬い食べ物でも傷付き、病原菌も
増殖して、咽頭炎になりやすい。
古い粘膜層が唾液で洗い流されず、カビが生じたり舌苔(ぜったい)が増え
たりして口臭の原因にもなる。


睡眠時の口呼吸は、鼻づまりや鼻咽頭閉鎖、舌根の落ち込みによるいびきが
原因だ。
鼻とのどを仕切る鼻咽頭が加齢や飲酒でたるむと、あおむけに寝たときに
鼻側をふさいでしまう。
二重あごの人は舌根が落ち込んで気道をふさぎがち。



<テープやスプレーも>
粘膜の腫れに多いのが、鼻腔内の気流を調節する下鼻甲介という軟骨を覆う
粘膜が、腫れたままになる肥厚性鼻炎。
治療はこの粘膜を焼いたり切除したりする。
「私はラジオ波で焼く方法で、効果は1年半ほど続く」と山根さん。
費用は片方で3割負担なら2,700円。
抗アレルギー薬を処方する場合もある。


市販の点鼻スプレーも粘膜の充血を鎮める即効性があるが、長期間使うと
粘膜が肥厚化することもあるので、注意が必要。

同じく鼻孔拡張テープは呼吸が楽になったと自覚できる効果はある。
不織布のテープにはさんだプラスチック板の反発力で外側から小鼻を広げる
もので、「ブリーズライト」などがある。
とくに寝入りばなに、いびきをかく人には効果的。
粘膜の腫れがひどい人は、薬を服用したうえでテープを張るといい・



<筋トレで抑止>
鼻咽頭閉鎖や舌根落ち込みを抑止する簡単な筋肉トレーニングもある。
鼻咽頭は、軟口蓋つまり口の天井の奥を上と横に思い切り広げることで周囲の
筋肉を鍛えられる。
舌根はのど仏の上の舌骨についた筋肉を鍛える。
舌を突き出して上下左右に動かしたり、左右にねじったりする。気が付いた
とき1~2分行えばいいという。


口呼吸は咽頭炎、口臭、いびきのほか、口の半開きによる表情のたるみ、
集中力が続かない、などの弊害も指摘されるだけに、山根さんは「しっかり
した対策や治療を」と呼びかける。


http://gourmet.iza.ne.jp/news/newsarticle/living/health/231267/